【南無阿部陀仏 インタビュー】
腐らない限り、
生きていればずっとそれが青春
探究心や勇気があれば
いつだって青春してる
2曲目の「青春」ですが、このワードをタイトルに持ってくるのは覚悟や勇気がいるようにも思えました。 “今この時”を歌った「若者よ、耳を貸せ」に対して、今だけでなく《歌い続けていこうぜ》と未来の自分に向けて歌っているようにも聴こえます。
この曲はとにかくライヴで観てくれてる人たちと最っ高に盛り上がっていこうという想いで作りました。“青春”ってワードだけでもすごくテンション上がるんですよね。「若者よ、耳を貸せ」ともつながってくるのですが、“やっぱり下ばっか向いてちゃ何もない、難しいこと考えたって疲れるだけ、それなら今この時を精いっぱい楽しんじゃおうよ!”という楽しい曲になっています! きっと誰しも青春時代を過ごしてきているはずなので、“その時の自分をこれからも忘れないでよな!”って意味でも《歌い続けていこうぜ》と。
まえすさんにとっての青春とは何だと思いますか?
今の時期だけでなく、死ぬまで続くものだと思います。腐らない限り、生きていればずっとそれが青春。探究心や勇気があればいつだって青春してるんです。
今作では“君”と歌う曲と“あなた”と歌っている曲があって、“君”は身近で特別な存在、“あなた”と歌っている「ソレイユ」なんかはファンや身の回りにいるたくさんの人を想っているような気がしました。
これは聴く人のとらえ方によって聴こえ方が変わってくると思います。恋人に向けているように聴こえたり、大切な友達に向けてるように聴こえたり。僕が大好きな人に向けて歌った曲なんですけど、“君”だとしっくりこなくて、ちゃんとひとりひとりに向けて歌える気がする“あなた”にしました。
「君へのラブソング」は《となりの席の山田君》というフレーズや、同じ電車で話し掛けたいと思っている描写など、誰もが学生時代を思い出すようなリアルな表現が散りばめられていて、思い切りもあったのかなと。
僕が好きだった女の子に向けて書いた曲です。“とにかく君が好きなんだ、君といたいんだ”という想いを伝えたかったんですけど、今考えると少しストーカー気質な気もしますね(笑)。
南無阿部陀仏のは感情の起伏をそのまま音楽に落とし込んでいる印象がありましたが、最後に収録された「ミサンガ」はバンド活動をする中で出会う人たちへの感謝の想いをじっくり煮詰めてできた曲に感じました。
高校3生の夏前にできたんですけど、もうすぐ部活も引退で、南無阿部陀仏を作ってくれた場所から旅立つことを考えた時に、最初は4人で始めたことが今ではたくさんの人が盛り上げてくれているってことが幸せだと思ったんです。今まで出会ってくれた方ひとりひとりに感謝の意味を込めて作りました。今までの曲とは違って、この曲だけテクニカルなことにも挑戦してますし、歌詞は“部活を引退しても音楽をやっていれば必ずどこかで会える”という意味を込めて《物語は繋がっている、笑っていてほしい》という言葉で締めています。4人で作った楽曲ですが、助けてくれた方がいなかったらできていない曲なので、みんなで作り上げた曲です。
改めて今作が出来上がってみての心境はいかがですか?
僕らの高校3年間で経験してきた恋や友情など、さまざまな想いが詰まった作品になってると思います。荒れ狂った曲、はたまたさわやかなラブソングと、聴いていてワクワクする作品だと思います!
この先どんなバンドになりたいか、何かビジョンがありましたら教えてください。
僕らは結成した当初から常にチャレンジを重ねて活動をしてきました。今まで馬鹿にしてきた人たちにも見返してやるっていう挑戦、たくさんの困難に立ち向かっていく挑戦…それはこれからも変わらずに、ライヴもたくさんしていきます。僕らは腐ってもライヴバンドなので、観てくれた方が少しでも勇気を持てる、元気になるバンドでありたいと思っています。
取材:千々和香苗
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配信EP『若者よ、耳を貸せ』2020年1月1日配信リリース
- Yamaha Music Entertainment Holdings
『猫の手も借りたい~朝まで踊り明かそうぜ! Shall we dance??~』
1/04(土) 高知・BAY5 SQUARE
『LET IT BE』
1/05(日) 岡山・PEPPERLAND
『Waiting For A Superman vol.101』
1/07(火) 大阪・Pangea
『スザンボイール』
1/27(月) 東京・新宿red cloth -紅布-
ナムアベダブツ:東京都練馬発、現役高校生による4人組ロックバンド。2019年にインディーズ活動支援アプリ『Eggs』にて、代表曲「若者よ、耳を貸せ」がデイリー&ウィークリー再生回数No,1を獲得。2020年1月に1st配信EP『若者よ、耳を貸せ』をリリースする。南無阿部陀仏 オフィシャルHP
「若者よ、耳を貸せ」MV
2020年 新年ご挨拶
配信EP『若者よ、耳を貸せ』
全曲解説