【SUPER★DRAGON インタビュー】
さらなる武器を手に入れるため、
ふた手に分かれて
開いた新たな音楽世界
変幻自在のスパドラになるために、
もっとチャレンジして成長したい
逆に“ファンクなファイヤー”をサンダーのみなさんから見ていかがです?
和哉
僕たちサンダーは勢いで押し切ってる部分があるけど、本当に音楽性で勝負しているっていうのがあって、シンプルに作品として惹き込まれました。ライヴでは毅くんとジャンくんで制作した未発表曲を披露したり、僕らとは違って大人な観せ方ができてるんですよ。
壮吾
曲を作るっていうのは、サンダーでもできるようになりたいって思ったよね。
和哉
おまけに颯くんや玲於くんも歌に挑戦しているし、特に颯くんとは普段から音楽の話とかもしてるせいか、ラップもさまになってるなぁって…すごい上から目線で申し訳ないんですけど(笑)。
颯
ありがとうございます! 自分のイメージからすると、もうちょっとやさしくラップするだろうって予想されてたと思うんですよ。でも、自分が考えるよりも激しく、攻撃的にラップしたほうが良く聴こえるってディレクターに言われて、そこが新しい発見だったんですよね。普段の自分とのギャップみたいなのもひとつ学べたし、特に英詞が多い「Let’s Get Down」(TYPE-A収録)はしっかりとカッコ良く発音できるように一番練習しました。
テーマがファンクということで、「Let’s Get Down」は今までになかったディスコ調なのも斬新でした。
洸希
ファイヤーのライヴはとにかくお洒落なんですよ! 玲於くんと颯くん、ダンサーふたりの歌も曲にマッチしていたし、お洒落な曲もありつつ、盛り上がれるような曲もあって、どんどんライヴの世界観に入っていける。サンダーがバンドなら、ファイヤーにはダンサーがふたり帯同していて、彼らとのダンスの掛け合いもあったりするんですよね。スパドラの既存曲にダンサーが入ってくるのも観ていて面白かった。
壮吾
うん。僕らには出せないし、しかもスパドラの時にも出てないような大人のお洒落感が出てた。
毅
僕、半年くらい前からこういうディスコ系の曲とかソウルミュージックをやってみたいって、ずっとディレクターに言ってたんです。で、やるならファイヤーだって話をしていて、それが実現したので嬉しいですね。幕開けの「On My Way」もファンクだし。
ジャン
「Gong」(TYPE-B収録)は僕の知り合いの作曲家をディレクターに紹介したことがきっかけでできた曲なんですよ。自分がよく知る作家の曲なんで、デモ音源を聴いた時からすぐに世界観に入り込めましたね。ファンクということでハッピーな曲が多い中にも、こういう攻撃的なメッセージ性の強い曲もあるんですよ。なので、レコーディングでは楽曲によって自分の意志的なものを変えましたし、ライヴではNYのファンクなパーティー会場に来たかのようにバリエーション豊富なラップをしました。
しかし、ジャンさんもYouTubeで先行公開された「Dive Me Crazy」には、“ジャンがこんなにやさしい歌が歌えるなんて!”というコメントが殺到してましたね。
毅
ジャンとしては歌うというよりも、メロラップするみたいな感覚のほうが近いんじゃないかな。僕はジャンの好きなジャンルも普段から聴いてる曲の傾向も知ってるんで、“歌メロだったらこう歌うだろう”っていう予想はしてたけど。
楽
でも、やっぱり新鮮ですよね。歌声も結構ハイトーンで、前にジャンくんが僕のソロパフォーマンス用に曲を作ってくれた時もそういう声が入ってたんですよ。だから、こういう歌い方が好きなんじゃないかな。
本当にストレートなラヴソングで、サンダーとは逆に恋愛曲の比率が多いのもファイヤーらしいかと。
玲於
最近切ない曲が好きで、「Drive Me Crazy」でジャンが歌ってる“伝えたいのに言えない”っていう想いも、すごく感情移入しやすい感じで振りに取り入れられてるんですよ。だから、踊っていてても“いいな”って思いますね。
和哉
ファイヤーの4人が並ぶと、玲於くんひとりだけ明らかに小さいじゃないですか。でも、ライヴになるとダンスで一番目が行くのはすごい!
楽
しかも、「Let’s Get Down」では玲於くん振り付けもやってるんですよ。
玲於
この機会に振り付けと構成に挑戦してみました。ディスコやソウルのダンス動画を観て、その時代のことも勉強して。いろいろ考えた結果、最終的にファンのみんなと一緒に踊れるような振りを作って、ライヴでは振り付け講座もやってます。
その一方、SNSでは“今回はダンサーの玲於とヴォーカルの玲於、ふたつの顔を見せる”と仰ってましたね。
ジャン
でも、「Piranha」では俺と颯と玲於の3人で順に回していくフレーズがあって、最初が玲於のパートだったんですけど…
玲於
そこで僕の声が出ていなかったのか、曲を作ってくださった方に“1回、デスヴォイスでやってみよう”って言われて。で、実際にやってみたら“ちょっと違うね”って却下されたっていう、その一連の模様をジャンに動画撮られてメンバー全員に送られました!(笑)
彪馬
いや、個人的に「Piranha」はすごくタイプな曲だし、颯くんと玲於くんもマイクを持って歌いながら踊るのがすごくカッコ良いよ。また新たな一面が見られた。
玲於
いやいや、普段ヴォーカル陣がそれとなくやってるんで、そんなに難しくないように見えるかもしれないですけど、実際に自分が歌ってみて“こいつらスゲーんだな!”と改めて驚きましたよ。
壮吾
僕も彪馬がライヴを休んだ時に代わりに歌ってみて、やっぱり大変だなぁと思いましたね。
彪馬
うん。自分がステージに立てなかったのは悔しかったけど、そうやってメンバーみんなが歌えるのは本当に強みだと思う。
今回ユニット別で作品を作り、ライヴをするという経験をしてみて、今後のスパドラへの欲もいろいろと芽生えたんじゃありません?
毅
今回、僕とジャンで作った曲をファイヤーのライヴで届けることができたので、スパドラでも1曲だけとは言わず、むしろ8割とか9割くらい自分たちで作れるようになったら絶対に強いでしょうね。そういうクリエイティブな方面にも頭をちゃんと使って単に熱量で押すんじゃなく、客観的に自分たちのことを見られるようになったら一段と成長できるはず。
おふたりの他に、曲作りをしているメンバーはいないんですか?
ジャン
昔、彪馬が“機材の情報を教えてほしい”って言ってきて、いろいろ教えて、実際に機材も買ったらしいけど、そこから2年くらい何も報告がないんですよね。だから、そろそろ彪馬から…
彪馬
時間がなくてなかなか触れてないです! ゆっくり時間を掛けて作りたいから、本当に落ち着いた時にカチカチやってるくらいで、まだ満足したものは作れてません。でも、振り付けは僕もやってみたいな。9人もいるから構成を考えるのは大変だろうけど、自分たちでやってみるといいものが生まれそう。
颯
スパドラとしての観せ方に縛りはないですからね。今、マイクを持ってない4人が歌えるように頑張り続ければ、また違った観せ方ができるだろうし、変幻自在のスパドラになっていくためにはダンスはもちろん、歌についてもチャレンジして、もっと成長していかなきゃなと思います。
和哉
僕もラップ以外で歌に挑戦する機会が増えたので、スパドラでも自分じゃないとできないような歌を見付けていきたいですね。毅くんと洸希と彪馬と、いつもヴォーカルをやってる3人に依存するような音楽にはしたくない。
ジャンさんに和哉さんと、スパドラでラップに専念してきたふたりが今回は美しい歌メロを聴かせてくださったので、それこそ毅さんと彪馬さんがやってるように、おふたりでのデュエット曲とかも聴いてみたいですね。
毅
まだライヴでやってない「Song For You」(毅と彪馬のデュエット曲)、ふたりで初披露したら面白くない?
ジャン
…まぁ、今回で和哉が歌えることも分かったんで、ラップメインの楽曲の時にふたりでさりげなくメロを歌うっていうのはありかな。基本的にはラップで引っ張っていきたいけど、オファーが来たら歌いますよ。
取材:清水素子
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ミニアルバム『TRIANGLE –FIRE DRAGON-』2019年12月4日発売
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『SUPER★DRAGON UNIT LIVE TOUR「TRIANGLE」』
11/30(土) 大阪・なんばHatch
出演:SUPER★DRAGON 開場 16:30 / 開演 17:30
12/01(日) 大阪・なんばHatch
出演:ファイヤードラゴン 開場 12:00 / 開演 13:00
出演:サンダードラゴン 開場 16:30 / 開演 17:30
スーパー★ドラゴン:スターダストプロモーションが手がける9人組ミクスチャーユニット。通称“スパドラ”。2016年11月にリリースしたデビューシングル「Pendulum Beat!」は人気アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』のオープニング主題歌となり、オリコンデイリーチャート3位にランクイン。ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、ニューミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが特徴。SUPER★DRAGON オフィシャルHP
「On My Way」MV
ファイヤードラゴン
from SUPER★DRAGON
「Rock Tonight」MV
サンダードラゴン
from SUPER★DRAGON