【レポート】10-FEET、映像作品『LI
VE IN INASAYAMA』応援上映会で語っ
た「いい空気感と一体感」

10-FEETが11月6日(水)、東京・新宿バルト9にて『10-FEET OPEN AIR ONE-MAN LIVE IN INASAYAMA 2019』特別先行“応援”上映会を行なった。
これは、2019年5月19日に長崎市稲佐山公園野外ステージで開催された10-FEET史上最大級の野外ワンマンライブ収録映像作品LIVE Blu-ray/DVD作品『10-FEET OPEN AIR ONE-MAN LIVE IN INASAYAMA 2019』のリリースを前に、メンバー3人によるトークライブと劇場用に編集した約75分のダイジェスト版の放映とで構成した約2時間のイベント。10月16日の長崎のユナイテッド・シネマ長崎を皮切りに、全国8都市の映画館で開催され、11月6日の新宿バルト9は、いわば上映会のツアーファイナルとなる。
10-FEETとは20年近い付き合いになるフリーマガジン『JUNGLE LIFE』の山中氏を司会に迎え、“応援”上映会は19時にスタート。通常の上映会と異なるのは、“応援”というだけに、声を出してOK、歌うのもOKというライブさながらの仕様だ。会場を埋め尽くした約450人のオーディエンスに名前を叫ばれて最初に登場したTAKUMAだったが、声援が小さいってことで一度引っ込むというお約束芸をのっけから炸裂させた。一気にリラックスムードになったところで、名前を叫ばれながらNAOKIとKOUICHIも笑顔で現われた。

山中氏に今回の上映会ツアーの感想について聞かれると、「今日はお客さんが一番多い」とNAOKIが言えば、「ライブ以外でみんなと会える機会はあまりないんですよ。……めっちゃ聞いてるやん、俺の話(笑)」と会場の雰囲気をイジるKOUICHI。そしてTAKUMAを華麗にスルーして次の質問に移ろうとする山中氏に「俺には聞かへんのかいっ! 3人で10-FEETちゃうんかい!!」と突っ込むTAKUMA。呼吸もピッタリな4人だけに、トークといっても笑いは欠かさないのだ。
また現在、<10-FEET “ハローフィクサー” ONE-MAN TOUR 2019>中でもある10-FEET。その感想について質問されると、「そうなんです。真面目の“真”、最もの“最”、中心の“中”で、真っ最中。仙台で泊まったホテルが、鼻も乾いてね……」と言い出すTAKUMA。「その“乾燥”ちゃうやろ、TAKUMA」と今度はKOUICHIが突っ込みを入れると、NAOKIは「俺なんかタオル濡らして置いといて。仙台のホテルは乾燥してたわ〜」とボケ倒す。とはいえ「ワンマンツアーは新鮮な気持ちで楽しんでやっています」とTAKUMAが言えば、「ワンマンは自分らだけでやりきらなあかん」とNAOKI。KOUICHIも「だから、10-FEETの全てを出せている感があります」と、ツアーの充実ぶりをうかがわせる発言も。

そして本日放映される『10-FEET OPEN AIR ONE-MAN LIVE IN INASAYAMA 2019』のダイジェスト版について、見どころも語る3人。「今までの映像作品は、ライブ会場で観ているような映像と音、臨場感を大切に作ってきました。でも今回は、カメラの切り替えなども活かした映像作品ならではのリアリティと迫力、臨場感あるものになったと思いますね」とTAKUMA。「ステージ上の10-FEETの方々が、いい空気感と一体感があると思います(笑)」とNAOKI。「ドキュメント部分もあって、僕のインタビューのとき、でっかい虫がブァーッと飛んでて。見どころはそこ。なんやったら、そこだけでいい(笑)」とKOUICHI。
さらに上映スタート直前には、「僕ら的にもすごい新鮮な作品になりました。一生懸命作って、楽しめる作品になっているんじゃないかと思います。そして寝るなよ!」とTAKUMA。「今日はダイジェストで75分です。75分以外にもおもしろい映像はいっぱい入ってるんで、ぜひDVDを購入して、全部観てください」とNAOKI。それを受けてTAKUMAは「みんなの購買意欲が高まってきたぞ。あと一押し。え〜、今から30分以内ですと、5つまで買えます。同じものを5つ」と、テレビショッピングばりのトークを転がす。そして「75分間。途中で帰るなよ!」とKOUICHIがトークイベントを締めくった。

ここから始まった映像は、興奮と感動と楽しさがめいっぱい詰まったダイジェスト。10-FEETとオーディエンスが作り上げるライブに、鳥肌も立ちっぱなし。そんなLIVE Blu-ray/DVD作品『10-FEET OPEN AIR ONE-MAN LIVE IN INASAYAMA 2019』は前述したとおり、10-FEET史上最大級の野外ワンマンライブ<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>を収録したもの。長崎市稲佐山公園は、10-FEETが2001年に初めて出演した野外ロックフェスにして、2006年に初めてトリを務めたFM長崎主催<Sky Jamboree>の開催地でもある。特別な想いと感謝がある場所にて、約1万人と約3時間、全33曲にわたって行われたワンマンライブの感動が蘇る。
フィーチャリングゲストも豪華だ。東京スカパラダイスオーケストラからNARGO(Trumpet)、北原雅彦(Trombone)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)といったホーンセクション、Dragon AshからKjMAN WITH A MISSIONからTokyo TanakaとJean-Ken Johnny、ROTTENGRAFFTYからNOBUYAとNAOKIといった4組が要所要所で出演。もちろん映像作品にはそれらも収録される。なお、Blu-rayおよびDVDともに通常盤にプラス200円で手に入る初回生産限定盤には、当日のバックステージの様子やインタビューを含むメイキング映像を追加収録。リリースは本日11月13日だ。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎西岡浩記
■ライブBlu-ray/DVD『10-FEET OPEN AIR ONE-MAN LIVE IN INASAYAMA 2019』

2019年11月13日(水)発売


【Blu-ray 初回生産限定盤(スリーブケース仕様)】UPXH-29033 ¥5,400+税
【Blu-ray 通常盤】UPXH-20085 ¥5,200+税
【DVD(2枚組) 初回生産限定盤(スリーブケース仕様)】UPBH-29085/6 ¥4,400+税
【DVD通常盤】UPBH-20251/2 ¥4,200+税
▼収録内容 ※Blu-ray/DVD共通
2019年5月19日、長崎市稲佐山公園野外ステージにて行われた<10-FEET野外ワンマンライブ2019 in 稲佐山>の模様を完全収録。

火とリズム
STONE COLD BREAK
JUST A FALSE! JUST A HOLE!
EVERY
JUNGLES
super stomper feat. MAN WITH A MISSION
my pet theory
2%
1 size FITS ALL
Freedom
HONE SKA feat. 東京スカパラダイスオーケストラ
hammer ska feat. 東京スカパラダイスオーケストラ
HEY!

LITTLE MORE THAN BEFORE
ライオン
TRUE LOVE(カバー曲)
goes on
AND HUG
SEASIDE CHAIR
1sec.
アンテナラスト
SEE YOU
太陽4号
RIVER (wow wow unite remix) feat. Kj (from Dragon Ash)
蜃気楼
VIBES BY VIBES
ヒトリセカイ
ハローフィクサー
その向こうへ feat. ROTTENGRAFFTY
DO YOU LIKE…?
CHERRY BLOSSOM
back to the sunset

▼初回生産限定盤のみ追加収録内容 (Blu-ray/DVD共通)
当日のバックステージの様子やインタビューを含むメイキング映像


■<10-FEET "ハローフィクサー" ONE-MAN TOUR 2019>

10月09日(水) Zepp Tokyo
10月13日(日) 広島BLUE LIVE
10月17日(木) Zepp Fukuoka
10月22日(火・祝) Zepp Osaka Bayside
10月30日(水) Zepp Nagoya
11月03日(日) 仙台GIGS
11月09日(土) 高松festhalle
11月14日(木) Zepp Sapporo
11月18日(月) 新潟LOTS
11月25日(月) 京都KBSホール
11月30日(土) 富山クロスランドおやべ
12月08日(日) 沖縄 桜坂セントラル

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