谷川俊太郎訳「ピーナッツ全集」が刊
行。未邦訳含む全作品を収録

「完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1
950~2000」が刊行開始。世界的人気コ
ミック17,897作すべてが初めて日本語に

世界的人気コミック「PEANUTS(ピーナッツ)」の全17,897作を収録した「完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000」が、河出書房新社より刊行されました。同作は、ファンタグラフィック・ブックス社より全編英語で発売されている「The Complete Peanuts」の日本語版。全25巻構成で、翻訳を詩人・絵本作家の谷川俊太郎が単独で務めています。収録される17897作のうち、約2,000作はこれまで未邦訳だったもの。これまで日本語版として出版された作品には、


「PEANUTS BOOKS」全60巻
「SNOOPY BOOKS」全86巻
「スヌーピー 全集」全10巻
「A PEANUTS BOOK featuring SNOOPY」全26巻
「Sunday Special Peanuts Series SNOOPY」全10巻

がありましたが、1950年より50年間連載した同作の総作品数は膨大であったため、すべて収録したものはありませんでした。全集刊行により、すべての作品が日本語で読めることとなりました。
英語によるセリフと日本語訳が併記される

また、同作には、原作チャールズ・M・シュルツによる英文の手書きセリフをオリジナルのまま収録。日本語訳はコマ外に配置されるため、原作のままの良さをそのまま楽しむこともできます。最終巻には、「PEANUTS」の前身である「リル・フォークス」も完全収録しています。

「完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1
950~2000」商品情報

著者:チャールズ・M・シュルツ
訳者:谷川俊太郎
価格:70,000円(税抜)
発行:河出書房新社

[第1期]全10巻
第11~20巻/1971~1990年
2019年10月刊行開始~2020年2月完結予定

[第2期]全10巻
第1~10巻/1950~1970年
2020年4月刊行開始~2020年8月完結予定

[第3期]全5巻
第21~25巻/1991~2000年
2020年9月刊行開始~2020年11月完結予定

※各巻2,800円(税別)

谷川俊太郎コメント

【日本語版全集刊行によせて】 笑いはあふれていてもユーモアが感じられない時代です。『ピーナッツ』は表情豊かな絵と機知に富んだセリフを通して、気づかないうちに私たちにひそむ悪意や敵意を中和してくれます。 50年にわたってシュルツさんが創造し続けたピーナッツの宇宙は、日常を描きながら、その深みにある隠された夢を私たちに見せてくれると私は信じています。ピーナッツの翻訳は時に締め切りに追われて苦しかったこともありましたが、チャーリー・ブラウンやライナスやスヌーピーたちと身内感覚でつき合うようになってからは、私の生きる歓びのひとつになりました。 このたびの全集の刊行は私も心より嬉しく思います。 谷川俊太郎(詩人)

「PEANUTS」について

「PEANUTS」は、アメリカの漫画化であるチャールズ・M・シュルツによる漫画作品。1950年10月から2000年1月までのおよそ半世紀にわたり、数々の媒体で連載された。日本では1967年、谷川俊太郎翻訳による単行本が刊行されたのが最初。登場キャラクターであるスヌーピーの存在でもよく知られている。

チャールズ・M・シュルツのプロフィー

1922年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。漫画家。1950年10月2日より『ピーナッツ』の連載を開始。史上もっとも多くの読者を持つ新聞漫画となる。2000年2月12日、最終回が配信される前日に逝去。享年77。

谷川俊太郎のプロフィール

1931年、東京生まれ。詩人。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、翻訳、絵本、エッセイ、作詞など幅広く活躍。

PEANUTS

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谷川俊太郎訳「ピーナッツ全集」が刊行。未邦訳含む全作品を収録はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

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「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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