12年ぶりにSOS団の『ハレ晴レユカイ
』が甦る!「鍵」となる5人のメンバ
ーが揃い世界が改変『ランティス祭り
2019』DAY3詳細レポート

6月21日(金)~23日(日)に千葉の幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催された、老舗アニソンレーベル「ランティス」の設立20周年記念ライブイベント『20th Anniversary Live ランティス祭り2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG』。その最終日となる「DAY3」では、23組のアーティストがこの日限りのコラボも含めた全49曲を披露。SOS団の5人が12年ぶりに集結するなど、20周年を祝う祭りのフィナーレに相応しい盛り上がりを見せた。
3日目はOLDCODEXからスタート
最終日のトップバッターは、声優としても活動しているボーカルのTa_2とペインターのYORKE.の2人で構成されるOLDCODEX。Ta_2が目を見開きながら「祭りを楽しむ準備はできてるか?」と叫び、大ヒット作TVアニメ『Free!』OP主題歌「Rage on」を熱唱。会場の空気はいきなり高まり、観客席はプールの水面のようにブルーのサイリウムで輝く。ところが、1曲目を終えた後、Ta_2は、「そんな光る棒に自分の思いを乗せるんじゃなくて、拳に乗せても良いよね。拳でお前たちと語り合いたいんだけど、できるかー!?」と叫びサイリウムを消させると、TVアニメ『Free!-Dive to the Future-』OP主題歌「Heading to Over」に。ステージ中央のキャンパスでYORKE.がパフォーマンスを披露する前で、Ta_2が拳をもっと振り上げろとばかりにステージから煽りつつ、時折、心の底から楽しそうな笑顔を垣間見せる。
「付き合ってくれてありがとう! お前たち、めちゃめちゃ良いヤツだな!」「次はその光る棒に自分の思い思いの色、付けて良いよ」と語りかけた後の3曲目「WALK」(TVアニメ『黒子のバスケ』第2期第1クールED主題歌)では、思い思いの色のサイリウムを振る観客により会場は一気にカラフルに。Ta_2は、ステージから下りるとフェンス際の観客に手を伸ばしてタッチ。YORKE.は、ステージ上からもっと高く飛べとばかりに手を振り上げる。2人は、3曲のパフォーマンスとMCで1万5000人の心と身体を揺さぶり、熱く前のめりにさせるというオープニングアクトで会場を盛り上げた。
これに続くのがTVアニメ『ワンパンマン』のサイタマ役などで知られ、2018年にアーティストデビューした古川慎、声優・森久保祥太郎と元SOUL'd OUTのShinnosukeによるユニットbuzz★Vibes。ランティスレーベルに所属して19年目のベテラン声優・速水奨は、それぞれ1曲ずつ披露。
3組によるトークパートでは、19年前、社員が4人しかいなかった頃のランティスのオフィスの話や、森久保がインディーズで音楽活動をしていた時、ライブを観に来てくれた速水は、客席の中央に立ち、誰よりも目立っていたというエピソードなどが語られた。
男性アーティストが続いた後は、怒濤の女性アーティストパート
でんぱ組.incと同じディアステージ所属のアニソンボーカルユニットMia REGINAは、TVアニメ『装神少女まとい』のOP映像をバックにOP主題歌「蝶結びアミュレット」を披露。長身で一つ一つの所作が大きく映える霧島若歌。小柄で動きも可愛いらしい上花楓裏。妖艶な空気を纏うささかまリス子。アイドルユニット「STAR☆ANIS」のメンバーとして、『アイカツ!』の楽曲を支えていた3人は、歌声だけでなくダンスでも、三者三様の魅力を振りまいた。
ラブライブ!シリーズのμ's、Aqoursに続くスクールアイドル、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の9人が歌ったのは、昨年11月にリリースした1stアルバムより「TOKIMEKI Runners」。メンバー個々の華やかさやパフォーマンスとともに印象に残ったのが、その衣装。μ's、Aqoursとは異なり、9人のメンバーが、それぞれソロで活動しているスクールアイドルのため、一人一人の衣装の方向性がまったく異なるのだ。
バラバラの衣装を着た9人のスクールアイドルが、ラブライブ!シリーズの伝統とも言える、CGアニメーションPVとシンクロしたダンスやフォーメーション披露する姿は新鮮だった。
ユニット全員揃いの衣装で登場したのが、アイドルマスターミリオンライブ! ミリオンスターズ。総勢39人のメンバーの中から、この日のステージに立ったのは、山崎はるか(春日未来役)、田所あずさ(最上静香役)、Machico(伊吹 翼役)、愛美(ジュリア役)、上田麗奈(高坂海美役)、香里有佐(桜守歌織役)、諏訪彩花(徳川まつり役)、高橋未奈美(馬場このみ役)、南 早紀(白石 紬役)の9人。
1曲目から、これぞアイマスの王道全員曲という盛り上がりを見せた「UNION!!」。2曲目ながら、サビでの観客も含めた一体感の高まりがエンディングの雰囲気を醸し出す「DIAMOND DAYS」。そして、Machicoの「次で最後です!」という言葉に続いて披露されたのは、「Brand New Theater!」。これまでの2曲と同じくシンクロ率の高いダンスを見せていた9人のアイドルたちは、2番になると左右に長いステージを自由に移動。すれ違いざまに目を合わせ、ハイタッチをするアイドルたちの姿からは、客席のファンに負けないくらい、このステージを楽しんでいる気持ちが伝わってきた。
3曲でOP&ED+アンコールまで見せられたかのような強いセトリに、会場からのコールとの高いシンクロ度も含めたパフォーマンスの安定感。第1ブロックのトリに相応しい圧巻のステージだった。
第2ブロックは、2人組ユニットORESAMAのステージで開幕。ハイテンポに疾走する「ワンダードライブ」(TVアニメ『アリスと蔵六』OPテーマ)と、タイトル通りのダンスナンバー『流星ダンスフロア』(TVアニメ『魔法陣グルグル』2クール目OP主題歌)の2曲で、休憩を挟んで少し落ち着いた会場の空気を心地良く高めていった。
『アイカツ!』ファンなら親の声より聴いたBGM(『芸能人はカードが命』)が流れて大歓声が沸く中、ステージに登場したのは、「アイカツ!」シリーズで歌唱を担当した「STAR☆ANIS」と「AIKATSU☆STARS!」の混成メンバー6人。
披露したのは「オリジナルスター☆彡」(アニメ『アイカツ!』セカンドシーズン前期ED)の1曲のみではあったが、わか、るか、ゆな、れみ、えり、みほという、この日限りのメンバーによるステージだけにレア度は高かった。
Chima、rionosと独自の世界観と高い歌唱力を持った女性アーティストが続いた後は、ミリオンスターズ!のステージでも会場を盛り上げた声優の上田麗奈が登場。
アーティストデビュー曲『sleepland』(アニメ『メルヘン・メドヘン』ED)を初めてライブで披露。しかも、作詞・作曲・編曲を担当したrionosによるピアノ伴奏付きという、これまた貴重なステージとなった。
シークレットコーナーの内容は……!
ここからは、シークレット扱いだったランティスソングのカバーコーナー。
アイカツ!の6人は、おそらく会場にいた15000人のファンの大半が知っていたであろう萌え系アニソン『侵略ノススメ☆』(アニメ『侵略!イカ娘』OP)を元気いっぱいに披露。
Chimaとrionosは、『うたわれるもの』のOP主題歌「夢想歌」をしっとりと歌い上げ、再び高い歌唱力を印象づける。
そして、Mia REGINAの3人は、 JAM Projectの「未来への咆哮」(PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』OPテーマ)をカバー。赤いドレスに身を包み、パワフルな歌声を響かせた。
そして、この日最大のクライマックスが訪れる。
スクリーンにSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)のロゴが映し出され、大ヒットアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のダイジェスト映像が流れた後、真っ黒になったスクリーンに、「プログラム起動条件 鍵を揃えよ」という白い文字が映し出される。
これは、映画『涼宮ハルヒの消失』で主人公のキョンを絶望から救い、SOS団が存在しない世界からの脱出を成功させるきっかけとなったメッセージだ。
その意味深な文字に懐かしい記憶を揺さぶられていると、ステージの中央に涼宮ハルヒ役の平野綾が登場。「ただのお祭りには興味ありません!!」と書かれたコラボTシャツの袖をまくり、ハルヒのトレードマーク黄色いリボンを付けたSOS団団長は、「みんな久しぶり!」と懐かしいあの声で叫ぶと、キレのあるダンスも披露しながらOP主題歌「冒険でしょでしょ?」を熱唱した。
続いて、平野とお揃いのTシャツを着た茅原実里がステージに現れると、演じる長門有希のように感情を感じさせない表情と声で「ランティス祭りにようこそ」と挨拶。そのテンションを変えることなく、人気キャラソン「雪、無音、窓辺にて。」を歌い始めると、会場は自然に白いサイリウムで雪景色に変わる。
「大好き」の一言を残して茅原が退場した後、「ここ、どこですか……」という朝比奈みくるの弱々しい声が聞こえると、会場からは熱狂的な歓声が。すると、お揃いのTシャツを着たみくる役の後藤邑子が登場し、00年代を代表する電波ソング「恋のミクル伝説」をピンクの光に染まる会場の中、歌いきった。
さらに、古泉一樹役の小野大輔も同じコラボTシャツ姿でステージに。事前に発表されていた「SOS団 from 涼宮ハルヒの憂鬱」というアーティスト名からは、女性陣3人のことを想定していた来場者が多かったのか、小野が登場した瞬間、会場からはざわめきとともに驚きの声が。
小野は、まるでディナーショーのようなノリで客席に視線を振りまきながら小泉のキャラソン「まっがーれ↓スペクタル」を歌唱。間奏中には、「会場に神人がいるようですね。ここは僕の超能力で」と言いながら、会場にゴムボールを投げ入れて、さらに投げキッスの大サービス。最後、「まっがーれ」と言いながらスプーンを曲げようとするも失敗し、「困ったものです」と手足で強引に曲げるというオチも付けた。
小野がステージから去ると、再びスクリーンにメッセージが流れる。
それは、SOS団がいなくなった世界から緊急脱出するためのプログラムを起動するか、しないかの問いかけ。
「READY?」
という文字でメッセージが止まると、劇中と同じキョンのセリフが聞こえる。
「ああ、OKさ」
大歓声の中、『ハレ晴レユカイ』のイントロが流れると、キョン役の杉田智和を加えたSOS団のフルメンバーがステージに集結。「鍵」であるSOS団メンバー5人が全員揃い、キョンが世界のプログラムを起動させたことで、世界は再びSOS団の存在する世界へと改変されたのだ。こうして、2007年3月に開催されたライブイベント『涼宮ハルヒの激奏』のアンコール以来、12年ぶりとなる5人での「ハレ晴レユカイ」が披露された。
ステージに現れたときは、お揃いのTシャツの上にジャケットを着ていた杉田だが、激しくダンスするうちに暑くなったのか、最初からの仕込みだったのか、脱ぎ捨ててTシャツ姿に。最後は5人お揃いのTシャツで、ポーズを決めた。
サプライズの余韻もまだ静まらない中、平野は「みんなー!SOS団でーす! 12年ぶりに5人揃いましたー!」と、歌声に負けないくらいの音量で絶叫。自己紹介後のMCでは、大好きな仲間やファンとの再会に感極まったのか、涙を流し。杉田は「やれやれ」と優しく突っ込んだ。
その後も、涙声で作品や仲間、ファンへの思いを語っていた平野だが、「最後くらいは、ちゃんとしよ!」と気合いを入れ直すと、団長らしい元気いっぱいの声で「SOS団でしたー!」と叫んで、夢のステージを締めくくった。
SOS団に続いてLAZY登場
SOS団復活の熱狂から休憩を挟み、第3ブロックの一番手としてステージに立ったのは、影山ヒロノブ高崎晃、井上俊次の3人によるロックバンドLAZY。1曲目の後のMCでは、ランティスの創業者である井上が来場者に向けて、およそロックミュージシャンらしくない固い口調でお礼を述べて、影山にツッコまれる場面も。2曲目では、アニソンではないもののLAZYが結成するきっかけとなった、ディープ・パープルの代表曲「BURN」を披露。影山のパワフルなシャウトや、LOUDNESSで不動の世界的ギタリストでもある高崎晃の激しい演奏は、ジャンル不問の音楽の力で会場に熱を帯びさせた。
会場が燃えまくった後は、ちょろゴンズ from 小林さんちのメイドラゴンの4人が歌うアニメ『小林さんちのメイドラゴン』のED「イシュカン・コミュニケーション」で、ほっこり癒しの空気に。
その後は、『ラブライブ!サンシャイン!!』から生まれたAqoursのユニット3組のステージ。まずは、逢田梨香子(桜内梨子役)、小林愛香(津島善子役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)のユニットGuilty Kissは、黒と紫を基調にした衣装で登場し、ハードロック調の「Strawberry Trapper」では、ハイキックを披露。
2曲目の「Shadow gate to love」は一転してスローテンポ。振り付けも1曲目からは一転し、小悪魔的な可愛さでファンを魅了した。
諏訪ななか(松浦果南役)、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)、高槻かなこ(国木田花丸役)のユニットAZALEAは、爽やかなドレスで登場。
1曲目の「トリコリコPLEASE!!」では、小さな変身ステッキを手に可愛く片思いする女の子の気持ちを歌い、2曲目の「INNOCENT BIRD」では、ステッキをピンクのコードが付いた大きなマイクに持ち替えて、コードを生かした振り付けを披露した。
伊波杏樹(高海千歌役)、斉藤朱夏(渡辺 曜役)、降幡 愛(黒澤ルビィ役)の3人によるユニットCYaRon!の衣装は、白いシャツに赤いチェックのフレアスカート&ショートパンツという制服風。
「元気全開DAY!DAY!DAY!」も楽しい学園生活を歌ったスクールアイドルの王道ソング。2曲目の「海岸通りで待ってるよ」は、落ち込むルビィを曜が慰めるなど振り付けもコミカルで、コールも楽しい。
2曲ずつではあったものの、3組のユニットそれぞれの個性と魅力がギュッと詰まったパートだった。
第3ブロックのトリは、今年結成10周年を迎えた声優ユニットのスフィア。寿 美菜子、高垣彩陽、戸松 遥、豊崎愛生の4人が白い衣装でステージに登場すると、「MOON SIGNAL」(TVアニメ『おとめ妖怪 ざくろ』OPテーマ)のイントロが。
どんなライブやフェスでも鉄板に盛り上がる代表曲を披露した後、さらにハイテンションな「HIGH POWERED」(TVアニメ『侵略!?イカ娘』OPテーマ)で畳みかける。
息の合ったMCの後、一旦、ステージ横に下がった4人が黒いジャケット姿に早着替えして再登場すると、次の曲のイントロが。すると、センターからJAM Projectの影山ヒロノブ、遠藤正明きただにひろし奥井雅美福山芳樹が登場。スフィアの10周年記念アルバム『10s』に収録された両ユニットのコラボ曲「鋼のVictress with JAM Project」を生で披露した。
アニソン界のカリスマボーカリストたちの圧倒的な声量にただ気圧されるのではなく、真っ向並び立とうとする4人の姿は頼もしく見えた。
ラストブロックで最初に登場したのは大橋彩香。自身がメインキャストも演じた2作品の主題歌、「ワガママMIRROR HEART」(『正宗くんのリベンジ』のOP)と、「NOISY LOVE POWER☆」(『魔法少女 俺』)は、どちらも勢いがあり聴いていると元気が出てくる曲。2人のダンサーと一緒に踊る大橋の笑顔もキュートで、スタートから約6時間が過ぎたこの時間帯にはピッタリのステージだった。
「次はあずさちゃん、よろしく~」という紹介に続いて登場した田所あずさが1曲目に選んだのは、曲調もボーカルもパワフルでありながら、なぜか楽曲全体の印象は切なく儚い「DEAREST DROP」(アニメ『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』OP)。
ブルーのドレスにもマッチした大人びた表情で熱唱し、観客の耳と心を曲の世界観の中へと引き寄せる。しかし、曲が終わると空気は一変。愛敬のある笑顔と、ツッコミどころ満載のMCで会場を沸かせていく。また、デビュー前には、「武者修行」としてランティス所属アーティストのライブで物販の手伝いなどをしていて、「緒方恵美さんのTシャツを売っていた」という驚きのエピソードも語った。
2曲目の爽やかなロック「リトルソルジャー」(アニメ『転生したらスライムだった件』ED主題歌第二弾)を歌い終えた田所が笑顔でステージを下りた後、登場したのは、音楽プロデューサーの雅友(太田雅友)と、声優の勇-YOU-(林勇)によるユニットSCREEN mode
アップテンポでライブ映えのする「Naked Dive」』(『無彩限のファントム・ワールド』OP)は、イントロが流れただけで会場から大歓声が上がるほどの人気曲。間奏では、ボーカルの勇がステージを端から端まで走り抜け、さらに会場の熱を上げていく。続く「極限Dreamer」(アニメ『夜ノヤッターマン』OP)も冒頭からサビまで常に疾走感の続くキャッチーな曲で、大トリを飾るランティスの大看板、JAM Projectへと完璧にバトンをつないだ。

スクリーンに大きなロゴが映し出された後、JAM Projectの影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹がラスボス感満載で登場。1曲目の「静寂のアポストル」(TVアニメ『ワンパンマン』第2期OP )から、5人のスーパーボーカリストがフルスイングに殴りあうかのように全身全霊の歌声をぶつけ合う。しかも、その歌声が互いに打ち消し合うのではなく、ハーモニーを生み出すのだから不思議だ。
そこに、Ta_2とYORKE.のユニットOLDCODEXが再登場。JAM Projectとのスペシャルコラボで「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」(TVアニメ『ワンパンマン』OP)を披露する。この曲の個人的なクライマックスは、福山とTa_2による、目を見つめ合いながらどこまでも伸びていきそうなロングシャウトだった。
OLDCODEXの2人が笑顔で去り、ステージ上のシンガーがJAM Projectの5人に戻ると、怒濤のスパロボ主題歌メドレー。「Tread on the Tiger's Tail」(ゲーム『スーパーロボット大戦T』OP)、「GONG」(『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』OP)に続き、ライブ本編最後の最後の曲「SKILL」(『第2次スーパーロボット大戦α』OP)では、お決まりのコール「もっと!もっと!」で開演から7時間以上過ぎた状態でも大勢のファンが飛び跳ねる。JAM Projectの5人も満員の観客も、最後までまったく熱を下げることなく、最後のステージの幕は閉じられた。

アンコールでは、ステージの端から端まで並んだ出演者たちが『ランティス祭り2019』のテーマソング「Starting STYLE!!2019」を合唱。
OLDCODEXのペインターYORKE.が、ステージ右側のセットにライブタイトルの「A・R・I・G・A・T・O」を書いた後、スフィアの4人がセットの壁を剥がすと「祭」の字を模したライブロゴが出現。
3日間のライブのフィナーレでステージが真の姿を現し、計70組以上のアーティストが集結した3日目の『ランティス祭り』が終演したのだった。
取材・文=丸本大輔

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