【Age Factory・山人音楽祭 2019】3
0分のライブに込められた渾身の気迫
とあらゆる感情
この30分のステージを1秒足りとも無駄にしまいと、ものすごい気迫で榛名ステージに乗り込んできたAge Factoryのライブには、そんな様々な感情が渦巻いていた。
Age Factory
ブルーに染まる照明のなか“幻の海”へといざなった「HIGH WAY BEACH」のあと、「この30分で全部を変えないといけない! 君たちは共鳴してくれ!!」と懇願するように叫んだ「GOLD」では、眩しいほど強烈な光がステージを埋め尽くす。曲を重ねるたびに、その曲に込めた想いを言葉でもぶつける清水だったが、あまりにも前のめりな口調と、限界を超える興奮のせいで、正直、よく聞き取れない場面もあった。だが、それでも十分だった。内に秘める意志の強さと比例するように熱く、鋭く、それでいて大樹のような包容力と優しさも滲むAge Factoryの音楽は、私たちが明日も闘い抜くことができるように、一人ひとりが美しく輝ける未来のために鳴らされていることが、頭ではなく、心で理解できるからだ。
文=秦理絵 撮影=半田安政
アーティスト
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