TENDOUJI『RUSH BALL 2019』クイック
レポート ーークロージングアクトは
何にも考えずに、心と体を音に委ねる
だけ

『RUSH BALL 2019』【ATMC】TENDOUJI
結論から言うと最高だった。花火が打ち上がった後、フットボールな「オーレーオレオレオレー」なSEで登場した時点で薄々予感はしていたけれど、予想以上に最高だった。RUSH BALLにおけるクロージングアクトって、個人的に本当に重要だと思っていて。まぁ、1日中野外イベントを楽しむってのは、その分、疲れも凄いわけで。それが2日間なら尚更で。だからこそ、その疲れをぶっ飛ばすために、最後、クロージングアクトで気持ちよく踊りたい。

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1曲目「Killing Heads」からウキウキしかないポップなロックンロール。彼らは全編英語詞なんだが、そんなの本当にどうでもよくて。ただただ、体も心も躍りだす、それだけの事。ちょっと後ろを見たら、帰る列は半端ない大行列。むちゃくちゃ急ぎやなかったら、ちょっと寄って、踊って、疲れを取っていけば良いのにと眺めていたら、こちらへ走ってくる人がいる。あぁ、本当に良い光景。そのままカウントが入り、「Kids in the Dark」へ。彼らは、どんな音楽を鳴らしたら、今、お客さんが楽しめるかが完璧にわかっている。
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ボーカルギターのアサノケンジが、自分たちには超有名な曲も振り付けも無いけど、音に心と体を委ねて好きな様に楽しんでいって欲しいと言っていたが、やっぱ、そう思っていたんだと、何だか勝手な答え合わせをしたみたいで本当に嬉しかった。
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ウキウキウキな楽曲だけでなく、「Something」の様なオセンチなミディアムナンバーも素晴らしい。1日の終わり、2日間の終わり、それこそ夏の終わりに感傷的な気持ちになっても、踊って忘れてしまおう。それでいいじゃない。続く、「Peace Bomb」では「1.2.3.4.5」と「Peace」という簡単なカウントと簡単な単語を口ずさむだけで、どれだけ楽しめる事かが知れた。1990年代に青春時代を過ごした身からしたら、大好きな洋楽を聴いていた頃を思い出すし、2019年に青春時代を過ごす人にはTENDOUJIがいる。素敵じゃないか。
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ラストナンバー「GROUPEEEEE」の前に、ボーカルギターのモリタナオヒコが、WANIMAが凄く良かったと自然に話していた。その感じは実に素直な感じで微笑ましかったし、最後に「来年は大きな方で逢いましょう!」と言ったのも、すんなりと心に入ってきた。決して紋切り型の言葉では無く、心から思ったのだろうし、こちらも心から望んでいる。
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ATMCに出てるバンドが、もうひとつの大きな舞台に出るのは、何とも言えないカウンター感があって痛快だ。是非とも来年実現して欲しい。ラストナンバー「GROUPEEEEE」もラストのラストまでウキウキさせてくれるナンバー。そうそう、袖ではなく、わざわざ観客エリアまで踊りに来ている出演バンドマンもいて、とても良いイベントだなと思った。アンコールを求める観客の手拍子は終わらず、最後1曲だけと鳴らされたのは「Get Up!!」。「just like pavement」という歌詞が、今も頭の中でずっとリフレインしている。
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取材・文=鈴木淳史 撮影=森好弘
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