コムアイ × オオルタイチによるYAK
USHIMA TREASURE、初ワンマン・レポ
ート LIQUIDROOMに屋久島出現?
水曜日のカンパネラとオオルタイチが共作したEP『YAKUSHIMA TREASURE』をきっかけに始動したニュー・プロジェクト、YAKUSHIMA TREASUREが同名義としては初のワンマン・ライブを東京・恵比寿LIQUIDROOMにて行なった。先のEPでは屋久島で録音したさまざまな生物の鳴き声やサウンドスケープ、島民たちの声を散りばめながら、独自の音楽世界を描き出していたが、その世界がどのように再現されるのか、開演前から会場いっぱいに期待感が広がっていた。
開演予定時刻をわずかに過ぎたころ、和紙で作られた衣装に身を包んだコムアイとオオルタイチが登場。小鳥たちとカエルたちの鳴き声に続き、アイヌのウポポ(伝承歌)である「オロロピンネ」でこの日のステージは幕を開けた。それに合わせて客電が落ち、会場は漆黒の闇に包まれる。
この日の音響はサウンドエンジニアとしてさまざまなアーティストから信頼を得ている葛西敏彦が担当。久保二朗(acostic field)がサラウンドの音響システムを構築した。高田政義の照明も含め、聴覚と視覚を存分に刺激する素晴らしい音楽体験となった。
なお、YAKUSHIMA TREASUREはこの後さまざまなフェスティバルを回る予定だが、ライブハウスでワンマンをやる予定は今のところない。そうした意味でも、極めて貴重な一夜であったことは間違いない。今後のYAKUSHIMA TREASUREの活動に大いに期待したい。
M1. オロロピンネ
M2. 地下の祭儀
M3. 島巡り
M4. 殯舟
M5. 東
M6. 屋久の日月節
M7. 愛しいものたちへ
M8. 宮之浦の子守唄
M9. ユタ
M10. パンニャ
■ 水曜日のカンパネラ オフィシャル・サイト(http://www.wed-camp.com/)
■ オオルタイチ オフィシャル・サイト(http://www.okimirecords.com/)
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