元宝塚花組トップスター・真飛聖も「
衝撃を受けた」と驚き! 名門カンパ
ニーのバレエ・アム・ラインとドイツ
で対面

ドイツのバレエカンパニー、バレエ・アム・ラインが9月に初来日することにちなみに、元宝塚歌劇花組トップスターで女優の真飛聖が関西テレビ内で記者会見を行った。
今回、来日公演アンバサダーもつとめている真飛は、番組のロケで渡独。スイス出身の人気振付師でありバレエ・アム・ラインの指揮をとるマーティン・シュレップァーや、団員たちと対面した。劇団の印象について真飛は、「マーティンへの全体的な信頼が垣間見えました。彼を目当てに演者が集まり、一つにまとまっている。笑いあっているし、バラバラだけど、でも気持ちが緩んでいたり、なあなあになったりするようなことはない。その環境に驚きがありました」と感銘を受けたという。
今回の公演では、誰もが知る『白鳥の湖』が披露される。幼少期からバレエをやってきた真飛にとっても馴染み深い演目だが、「みなさんが思い描く『白鳥の湖』は、(衣装などから)一目でキャラクターが誰か分かるはず。でもシュレップァーの『白鳥の湖』は「あれ? この人が王子なのかな?」とすぐに分からない。途中で「あ、王子なんだ!」と気づくくらいなんです。王子はシンプルなシャツ姿ですし、白鳥たちは白タイツにチュチュでもない。だけど見ているうちに自ずとそれぞれがどの役なのかがわかってくるんです。ダンサーたちが役をきちんとバレエで表現しているんですね。想像がかきたてられます。あと、シュレップァーが採用した初版台本にはオデット姫の意地悪な継母やその継母の呪いから守ってくれるお祖父さんが描かれていて「この人物、今まで見たことあったっけ?」というキャラクターが出てきます。曲もチャイコフスキーなので馴染みがあるけど、「こういう曲なのに、この振り付けなんだ」という衝撃があった。このこれまでの『白鳥の湖』とは印象がまったく違います」と新鮮に映ったという。
またドイツ滞在中ではレジャーやグルメも満喫したそうで、「ライン川をクルージングしました。あと、マスタードにハマって、いろんな味を食べた。でも300グラムしか太っていなかったんです。“まちブラ”でロケをしたので、良い運動になったのかも」と旅を楽しんだ様子。
最後に「当たり前じゃない衝撃がある。『白鳥の湖』を見たことがある人には特に、刺激と良い裏切りがあります」とプッシュした。

(c)Gert Weigelt

バレエ・アム・ラインの初来日公演『白鳥の湖』は9月20日・21日に東京・Bunkamuraオーチャードホール、9月28日に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて開催される。
取材・文・写真=田辺ユウキ

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着