L→R KENJI(Ba)、YU(Vo)、SHUKI(Dr)、CHOJI(Gu)

L→R KENJI(Ba)、YU(Vo)、SHUKI(Dr)、CHOJI(Gu)

【I Don't Like Mondays.
インタビュー】
過去をリスペクトしつつ未来を紡ぐ

4カ月連続の配信リリースを経て、3年振りとなるニューアルバム『FUTURE』で新境地を歌い奏でるI Don't Like Mondays.(以下、IDLMs.)。“こんなに楽しみなことはない”と語る全国ツアーも決定し、ここから4人の快進撃が始まる!

いろんな時代を彩ってきた
音楽のジャンルをたくさん入れられた

新作の発表に先駆けて開催されたリリースパーティー(2019年7月22日@TSUTAYA O-WEST)は、新たなIDLMs.の魅力にあふれた楽しいひと時でした。

YU
リリース前ということで、新曲をいいかたちで出しつつ既存曲を織り交ぜて。1時間ちょっとのステージでしたけど、イントロを聴いただけでテンションが上がる曲を連続させながら、未発表の新曲を真ん中に挟むことで、今までの印象がガラッと変わるんじゃないかということも考えたセットリストでした。

その“未発表の新曲”にはびっくりしました。今までにない世界が鳴らされていて。

CHOJI
特にアンコールの「PLEASE」ですよね。あれは最後のリハーサルで、“もう1曲くらい新曲を届けたほうがいいんじゃないか”ということで、急遽やったんです。面白かったですよ、いい緊張感があって。

しかも、アルバムと異なるアレンジで。

SHUKI
初めて聴かせる曲なので、良いかたちで聴かせつつツアーへの期待も感じてもらえたらって考えたら、あれになりました(笑)。
KENJI
別のバージョンでやっておいたほうが、ツアーにつながる楽しみを感じられると思って。

このライヴのMCで“アルバムはすごく悩んだ”というようなことをおっしゃっていましたが、4カ月連続で新曲の配信リリースがあったので、順調に新しいフェーズに進んでいる印象がありました。

CHOJI
アルバムのテーマが“アナログ”“温かい”だったんです。“いかにその最先端を表現するか”というところで、音色の選び方とか…まぁ、どの曲もそうですけど、悩みましたね。音数が少ないゆえにひとつひとつの音を良くしなきゃとか。でも、制作は大変でしたけど、完成してみると“いいな”と。

“アナログ”というテーマや方向性を決めていく過程は、どのような流れで?

KENJI
最初は「DO YA?」ですね。移籍第一弾にあたってどういうことをやろうかって話し合った時に、「DO YA?」のアイデアが出てきて。“あの年代の楽曲を、今、新しく落とし込むには?”ということを実験的にやっていて、それをアルバム全体のテーマとしてやったら面白いかもという話になったんです。そこから派生して、こういうアルバムになったという流れですね。
YU
曲自体は「DIAMOND」が最初にできていて、アルバムのリード曲に決めていたんです。このタイミングで“ザ・I Don't Like Mondays.”を集約した曲がもう1曲欲しいということで作った曲だったんですけど。でも、それがあるからこそ、全然違うタイプの「DO YA?」で勝負できたし、その幅があったから間を埋めていくような「ZERO GRAVITY」「UP TO U」を作っていったという感じです。
SHUKI
新しい環境の中で僕らが“どういう化学反応を起こすのかな?”と思われているだろうから、僕らの持っている枠の中で一番はみ出しているものを作ろうと思って制作したのが「DO YA?」で。ここでコンセプトを固めたのは大きかったですね。だからこそ振り切って、いろいろ新しいことにもトライできたというか。

「DO YA?」の遊び心もありつつ、アルバムには大人のバンドの成熟感もありました。

SHUKI
世界的な音楽の流行りが、テンポを含めてチルやスローなほうになっている中で、もちろんそっちだけやれば簡単に大人っぽさは表現できるんですけれど、その中で初めてライヴに来た人が楽しくなるような曲も入れつつ…っていうバランスを考えるのが大変でした。だから、盛り上げる曲は盛り上げるけど、20代の時みたいながむしゃらな感じではなくて、今の僕らがそれをやるにはどうしたらいいかというのはすごく悩みました。

新しい試みの結実もたくさん聴くことができますね。

CHOJI
いろんな時代を彩ってきた音楽のジャンルをたくさん入れられたと思います。例えば、ハウスっぽい感じのイントロダクションを作ったりとか。それによって、また新しい世界に行けたかなと。
SHUKI
女性のコーラスを入れたのも初めてですね。あと、キーボードプレイヤーの方を呼んだりとか。
KENJI
既存曲を録り直したのも初めてだし。アルバム全体のイメージに合わせてアレンジを変えたりしました。新曲もそうですけど、“この曲をこのアルバムに入れるなら、どういうアレンジがベストなのか”というところに拘って。以前は“一曲入魂! 作って入れる!”みたいなスタイルだったんです。
L→R KENJI(Ba)、YU(Vo)、SHUKI(Dr)、CHOJI(Gu)
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OKMusic編集部

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