神使轟く、激情の如く。 新メンバー
加入でグループの陰キャ率が変化!? 
進化し続けるアイドル界の革命児

神時代、到来――。アイドル業界の革命児となるべく、現在ものすごい勢いでシーンに激震を起こしている超個性派グループ、神使轟く、激情の如く。(読み:しんしとどろく、げきじょうのごとく。)。業界初といわれる『JR山手線ツアー』で日々対バンを繰り広げるなか、2人の新メンバー加入でグループはさらにレベルアップ。神激初のサマーソング「夏声蝉時雨」をひっさげ、7月31日にSpaceODDで行なう神宿とのツーマンでツアーを締めくくり、その勢いのまま9月30日、東京・Zepp DiverCityで神激2周年ワンマンライブ『神時代到来―God make nova―』へと乗り込む彼女たちに話を訊いた。(※取材当日、メンバーの三笠エヴァは肺炎のため欠席)
――最初に、新メンバーの方から自己紹介をお願いします。
二日よいこ(ふつかよいこ/以下、よいこ):二日よいこといいます。お酒が好きなので、インパクトのある名前を考えて、これにしました。ライブではラップパートをやってます。ラップはやったことなかったので、いまめっちゃ頑張って練習してます。私は京都出身なので、10-FEETとかが好きで。元々はバンドでドラムをやってたんですけど、神激の曲がすごく好きになって、初めてライブを観に行ったときMCに感動したんです。
――神激といえば、エモいMCですもんね。
よいこ:はい。ライブ自体も自分が好きなロックフェスと同じ感じだと思ったので、ここに入りたいなと思いました。
TiNA(ティナ):TiNAです。私はダンスを担当しています。
実久里ことの(じっくりことの/以下、ことの):歌も上手いんです。ビブラートとかも使える本格派なんですよ。
TiNA:嬉しい(笑顔)。私は元々グループでライブ活動をしてたんですけど、そのグループの活動が終わってしまったんです。でも、自分はまだステージに立ちたいという思いがあって、そんなときに神激のオーディションを見つけたんです。私はUVERworldさんが好きなので、前から熱いライブに憧れがあったんですよ。神激は楽曲もMCも熱くてロックな曲がたくさんあるので、これが人生最後の挑戦だという思いでオーディションに応募しました。
――加入してみてどうですか?
TiNA:神激はアイドルだけどいい意味でアイドルアイドルしてなくて。アイドルイベントに出ても他のグループとは異なる個性を持ってるなと思いました。
よいこ:よいこは2カ月前まで普通の一般人、大学生だったんですよ。
生牡蠣いもこ(イクッがきいもこ/以下、いもこ):だからアイドルとかの常識はまったく知らないんですよ。
ことの:なのに対応力がすごくて、即戦力でした。
――2人の加入でグループ自体の雰囲気も変わりましたよね? 明るくなった気がします。
いもこ:これまで神激は陰キャ率が高かったんですけど、この2人は空気が明るし軽いしで、入ってきたときに“違う人種だ”と思って(笑)。この短期間でダンスを全部憶えるのは曲数も多いから大変なはずなのに、辛い顔とか一切しないんで“ああー。これが陽キャのパワーなんだ”と思いました。
ことの:“全然大丈夫です!”って、ね。
涙染あまね(るいせんあまね/以下、あまね):それぐらい本当に人種が違うので、いまちょっとづつ忍び寄って性格を分析しているところです。
――友達にはいないタイプですか?
あまね:そうですね。まあ私は友達自体いないので(苦笑)。
妖精かなめ(ふぇありーかなめ/以下、かなめ):私も隠キャでひどい人見知りなので、逆に新しく入った2人のほうが私に気を使ってくれていて。“気にしないでいいよ”といってるのに“かなめさんどうぞ”ってお世話してくれるから。“ああ、どうも”って。
ことの:おばあちゃん化が止まらなくなってます(笑)。
■新メンバー加入後初の楽曲「夏声蝉時雨」で挑んだ新境地
――そうして、このメンバーで作った最新配信曲が「夏声蝉時雨」。制服、浴衣姿まで披露したMVは、セリフもある演技に初挑戦!
いもこ:あまりにも大根役者すぎて怒られました(笑)。
ことの:いもこのセリフは難しかったからね。
――歌詞はいもこさんが担当。どんなテーマで書いたものですか?
いもこ:神激初の夏曲だったので、夏の曲を色々聴いてたら恋する曲ばっかで。“世の中の人ってこんなに夏に恋するんだ?”と思ったんですよ。誰が夏に恋するって決めたんだよ、という不満から歌詞は書き出して。
一同:(笑)。
いもこ:(ここからスマホのメモを見ながら)夏の季語をいっぱい検索してたら“線香花火”が出てきて、それがひっかかったんですね。線香花火は儚いじゃないですか? 人間の命もいつかは終わる儚いもの。そこから、線香花火と人生をテーマに歌詞は展開していきました。自分たちの人生って地球の歴史から見たらほんの一瞬、だからこそ線香花火のように輝きたいって。“今年の夏こそは”って、みなさん目標を立てるときに口を揃えていってますけど、そんなのは神激には似合わなくて。“今年の夏こそは”って、来年になってまでいいたくない。いまを生きてるんだから、この瞬間を輝こうというものにしました。タイトルのなかの“夏声”には、“夏の声”と夏をいただいてZepp DiverCityに向かうぞという意味もあります。
――ドカーンと上がる大きな打ち上げ花火ではなく、あえて儚い線香花火に人生を重ねたんですか?
いもこ:そうですね。自分は手で持つ線香花火の方が身近に感じたので。
――歌ってみてどうでしたか?
ことの:歌い出しは私が歌ってまして。曲のしょっぱなから“夏は恋じゃない”、みたいなことを歌ってるんですね。だけど歌詞を読んでいくと、いまの神激、この夏でキメたいという気持ちがすごく重なって。私たちの想いがこんなにも書いてあるのに、夏っぽさもあるんですよ。だから、神激を知らない人が聴いたら、普通に夏の曲って思うのかもしれないけど、神激を知ってる人が聴いたら、いまの私たちと重ねて、こういうことを考えてるんだというのが伝わる曲だと思います。
あまね:夏って、恋したあの人を振り向かせたい、しゅきしゅきー(好き好きー)みたいな曲が多いじゃないですか?
――本当はそういうのを歌いたかった?
あまね:全然大丈夫です。私は、夏は恋じゃない大賛成派なんで、リア充なんか爆発しろっていう気持ちで胸を張ってこれを歌えてます。
ことの:この曲はあまねちゃんが(ライブのとき)MCを担当してるんですよ。
あまね:させていただいてます。歌詞を引用して「私たちの命は地球から一瞬だけど、それでも一瞬じゃおわらせたくないぜ!」みたいなMCをして、曲に入るんですけど。そのMCも、今回は語りではなくてBGMの音に合わせてやってて。
いもこ:新しい形のMCで超カッコいいから、マジ羨ましいなと思って。
あまね:そのBGMには蝉ちゃんの声も入ってるので、夏の夕暮れの雰囲気卍! って感じなんで、そこも注目して下さい。
かなめ:今作は曲全体として綺麗にまとまっているので、あまねちゃんのMCも含めていまの神激の姿がまっすぐに伝わる曲になってると思います。あと、新メンバーが入ったことで神激全体のダンスのクオリティーが上がったので、綺麗にまとまったダンスにも注目してもらいたいです。
TiNA:自分が加入して初の曲なので、思い入れは強いです。夏=恋ではなくて、神激として儚い一瞬に何を残せるのかというのを歌っていて。特に私が好きなのが、一番最後のサビのあとの歌詞。いもこさんの言葉のセンスが輝いてて、儚いんですよ。だから、ライブで踊っててもより感情移入しちゃって、たまに振りにないパフォーマンスまでしちゃうことがあるで、そこはライブならではのものとして楽しんでもらえたらと思います。今回の振りは、サビの手の振りとかは簡単なんですよ。なので、ライブでは一緒に踊ってもらえたら嬉しいです。
――神激はメンバーが歌詞を書く訳ですけど。それについてはどう思いましたか?
TiNA:いままでの自分の概念にはないことだし、神激を好きになって以降もメンバーが歌詞を書いてることは知らなかったんですよ。
――ここはもっとアピールしなきゃいけないですね。神激の一つの武器ですから。
いもこ:ファンの方にもよくいわれるんですよ。でも“自分すげーんだぜ”みたいに自己主張するのはすごい苦手で。私はグループのなかで一番グラビアとかで押し出してもらってる分、そういう主張をすると“調子のってる”とか“自分だけいればいいんでしょ?”みたいなコメントが飛び交ってしまいがちなので(苦笑)。それで、私が牛耳ってるグループみたいにいわれてしまったらメンバーにも迷惑がかかってしまうから。それが嫌なんですよ。
ことの:たまにいわれるんです。“白(ことの)と青(いもこ)が牛耳ってる”って。一番長くいるからそう見えてしまうようで。なので、伝え方は気をつけてるんですよ。
いもこ:でも、私は言葉選びが苦手なので、文字に起こしてやらないとすごく失礼な言葉をポンポンポンポンいいがちなんですよ。
TiNA:でも、そういういもこさんが書いてくれてる歌詞だからこそ、神激の歌は自分の心の中で思ってることを代弁してくれてるみたいで。だから、パフォーマンスしてるときも歌に想いがのるんですよね。そこはメンバーが歌詞を書いてるからこそだと思います。
――では、よいこさんは歌ってみてどうでしたか?
よいこ:私もTiNAちゃんと同じく、加入して初の曲がこれだったので、ライブでやるときは疲れててもあまねさんのMCが入るとそこでスイッチが入って、毎回気が引き締まります。この曲は他の曲よりもラップパートも長いので、気持ちを整えて歌に入ってます。
いもこ:いままでのメンバーでは“こんな早口いえないよ”になってたフローがサラッとできちゃうメンバーなので、ラップがカッコいいんですよ。
あまね:発音とかもすごくて、なんかイングリッシュが入ってるんですよ!
ことの:英語がしゃべれるんだよね?
よいこ:はい。
あまね:だから、いまの神激はラップがめちゃくちゃカッコいいんですよ。
ことの:ファンの人にもすごくいわれるよね。
よいこ:恥かしい(照笑)。
■『JR山手線ツアー』で得た発見と自信
――では、そんな新曲をひっさげて現在開催中の『JR山手線ツアー』、手応えはいかがですか?
ことの:いままでのツアーはワンマンだったんですけど、このツアーはほぼツーマンでやったんですよ。ツーマンだとお互いのファンががっつり観に来てくれるので、それで相手のファンの方に“神激っていままで苦手だと思ってたけど観たらすごい楽しかった”とかいってもらえたりして。これまで神激を観ようとも思っていなかった人に観てもらういい機会にもなりましたし。そのなかで“こういうノリ方があるんだ”とか“こんな煽り方があるんだ”とかメンバーもファンもお互い毎回発見があって。それを次のライブでやってみて、成功したら自分たちもそれを取り入れたりとか。目に見える形でどんどん成長していくことができたツアーでした。なので、これはやってよかったです。“JR山手線ツアーって、すごい企画だよね”といろんな方々にもいわれたので。
かなめ:他のアイドルさんも山手線の駅前でチラシ配りとか、路上ライブというのはやってらっしゃったんですけど、こうして全駅でハコを借りて、演者さんまで呼んでライブをやるというのはたぶん神激が初めてだと思うんですね。こういう企画を形にして実践しちゃうところは、他のグループにはないところだなと思いますね。
いもこ:神激チームはほんと、命かけてやってくれてるんですよ。それがこういう形でも伝わるし心でも伝わるので、より本気になりますよね。こっちも。
――では、そんな素晴らしいツアーも、神宿とのツーマンライブで閉幕となります。最後、どんな景色を作りたいですか?
いもこ:いままでこのツアーを含め、この夏は毎日ライブをやってきて。失敗しては修正してというのを繰り返してきたので、そこで積み重ねてきたものをすべて出したいと思います。
ことの:神宿さんとは一緒になったとしても時間が離れてたり、全然接点がなかったので、神宿のファンの人は神激のことは眼中にないと思うんですね。そんな方々に対して、これまでツアーでやってきたことの成果がどれだけ出せるか、ですね。
いもこ:ツーマンでは、いかに相手のファンのなかに入り込めるかというのが私たちの勝負どころだったので、そこはこれまでのツアーのなかで、対戦相手の音楽を勉強したり、その人たちの動画を観て特徴的な振りがあったら自分たちも組み込んで、相手のファンの人たちに“お! 俺の推しメンと同じことしてるよ!”っていう感じで笑顔になってもらえるようにしたり。
ことの:ツーマン対策は自分たちなりにいろいろ研究してやってきたんですね。煽りとかに相手の曲名や歌詞を使ったりして。
いもこ:ある意味、相手に寄り添う形で勝負を挑む、みたいなことを積み重ねてきたんで。
あまね:今回もいろいろ準備して挑みます。
――その後、神激は8月からすぐに恒例の無料ツアーが開幕。
ことの:はい。『神巡り 2019-夏ー』が8月8日、大阪・梅田amHALLからスタートして9月18日、神奈川・川崎セルビアンナイトまで全国を回ります。
――そうして、9月30日はいよいよ東京・Zepp DiverCityにて神激2周年のメモリアルワンマンライブ『神時代到来~God make nova~』開催。
いもこ:“神”と“新”をかけて“神時代到来”というタイトルになりました。
ことの:簡単に立てる場所ではないのはわかっていて。いまの新曲で<この夏はいただく>というフレーズがあるんですけど。本当にこの夏を神激がすべていただけたのか。その答えがここに出ると思います。これまでの活動のなかで、私たちから離れていった人たちもたくさんいたんですけど、そういう人たちが“久々に観たけどすごいよくなったね”といって再び戻って来てくれたり。
――女の子ファンも増えたんですよね?
ことの:増えました。男性ファンの方がすごい女の子のことを守ってくれるんで、怖いと思って敬遠してた女の子たちも来て観たら“安全だし楽しいし、神激カッコいい”といってくれて。三笠(エヴァ)なんかは特に女の子ウケがいいので。
いもこ:イケメン路線になって以降、特に。
ことの:そこらにいる男の子よりも全然カッコいいですから。あと、YouTubeでかなめがメイクの紹介とかしているのもあって、そこから来てくれる女の子もいるんですよね。
――当日は、そんな新しいファンの方々も含めて、みんなで神激の“神時代”に突入したいですね。
いもこ:はい。怖いのは自分の弱さだけです。本当に自分自身に勝たないと。どこまでいってもネガティブな自分が追いかけてくるんで。それに勝ったときはいいMCができたりするんで、自分の弱さに勝って、この夏を神激でいただきたいです。
ことの:Zepp DiverCity公演では重大発表もあるので、みなさんの夏を私たちに下さい!
取材・文=東條祥恵

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