『ハンサム落語 2ndシーズン』が開幕
 河原田巧也、深澤大河、横井翔二郎
、和合真一、寺山武志ら登壇のゲネプ
ロ&フォトセッションをお届け

7月20日(土)、赤坂RED/THEATERにて『ハンサム落語 2ndシーズン』が開幕した。古典落語を若手実力者が演じ、落語で引き付け、声で聞かせ、演技力で魅了し、「二人一組」の掛け合いで行う独自のスタイルが人気のシリーズだ。
今回、タイトルを一新した2nd シーズンでは、古典落語を若手実力派俳優がお客様に届けるという部分は変わらずだが、出演者を「ハンサム」「二つ目(につめ)」「真打(まうち)」とチーム分けをして行った。全出演者の中から、日替わりで5人が登場し、同じ演目でも組み合わせによる変化を楽しめるようにし、演目は「天狗裁き」「狸の賽」「鴻池の犬」「子別れ」を披露した。演出・脚色は初演より引き続き、なるせゆうせいが務めている。
この度、開幕に先駆け7月19日(金)に行われた、公開ゲネプロと河原田巧也、深澤大河、横井翔二郎、和合真一、寺山武志らが登壇した、フォトセッションと挨拶の模様が届いたので紹介する。
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
河原田:音や照明の入った舞台のセットの中で初めてやらせて頂いたのですが、稽古とはガラッと違っていて……「ハンサムチーム」が先頭の演目をやるのですが、トップバッターの演目は凄く緊張します。ですが、その緊張感に負けずにしっかりと地に足を付けて頑張りたいなと思います。そして自分の出番が終わったら「二つ目チーム」「真打チーム」のみなさんの演目を楽しみに見たいと思います。頑張ります!!
深澤:今回から『ハンサム落語』初参加という事で。『ハンサム落語』は歴史のある舞台なのでド緊張しております、もう私は隠さず言います(笑)だけど、緊張はしているのですが稽古をやっている段階から物凄く楽しいので、その楽しさが見に来て下さるお客さまに伝わったら良いなと思っております。そして「ハンサムチーム」は初めて参加するメンバーで構成されているので、私達の“初めて”を皆さまに是非見て頂きたいですし、先輩方のお胸をお借りして……(お胸?!とざわつく一同……)堂々とやっていきたいと思います!
深澤大河 (c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
横井:「ハンサムチーム」は新参者なので、最初の稽古から手探りで始まったのですが、和合さんと稽古をした時に“あの和合さん”がこんなに頼もしく思えるんだと……(笑)現場が一緒になった事がある方もいれば、本気で初めましての方もいて、同じ演目やるにしても良い意味でバラけて色の違いが出るのが『ハンサム落語』の良いところなのかなと稽古をやりながら思いました。緊張しますが、自由に楽しくやっていけたらいいなと思います。先輩方の“お胸”をお借りしてね(笑)やっていきたいと思います。応援よろしくお願い致します!
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
和合:緊張しています……(笑)私は『ハンサム落語』第九幕、『ハンサム落語』第十幕と出演させて頂いて、今回『ハンサム落語2ndシーズン』という変わり目に携われた事がまず嬉しいです。また、フレッシュな面々と楽しく新しい『ハンサム落語』の風を巻き起こせるという事で、どんな本番になっていくのか非常に楽しみでございます。今回「ハンサムチーム」「二つ目チーム」「真打チーム」という形でお送りしていくのですが、1作目から出ている方もいてプレッシャーのある「真打チーム」とは今回は別チームという事で(笑)『ハンサム落語2ndシーズン』生き生きと出来ると思います(笑)『ハンサム落語』は落語を掛け合う格闘技ですから、素敵な試合を1回1回みなさまにお届けできれば嬉しいなと思っております。
和合真一 (c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
寺山:『ハンサム落語』第九幕に続いての、2回目の出演となります。和合さんの言った通り、『ハンサム落語2ndシーズン』から「ハンサムチーム」「二つ目チーム」「真打チーム」と3つに分かれておりまして、僕ら「二つ目チーム」は中間管理職みたいな感じです。新しい風が下から来るのに、「真打チーム」の技術には及ばないというとっても辛いポジションでございます(笑)ですが、今回の公演の目標としましては、「真打チーム」の林 明寛を引きずり落して僕がそのポジションに入るというトレード革命を起こしたいと思います!(笑)
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
【質疑応答】
ーー今回の演目の見所や注目してほしいポイントはどこですか?
寺山:落語をする前のウォーキングや音楽が一新されましたので、そこも『ハンサム落語2ndシーズン』ならではの見所じゃなかなと思っております。
寺山武志 (c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
和合:今回は全部新しい演目という事で、「天狗裁き」はもしかしたら普段テレビでも見たことがある方もいらっしゃるかもしれないような有名な演目なっておりますので、そういった有名な落語をこのハンサムたちが(僕は違うのですがと否定しながら)演じた時にどういった化学反応を起こすのかっていうところもなども楽しみにして頂きたいです。今回4演目あるのですが、喜劇だったり人情ものだったりと凄くバランスよく演目が配置されておりまして、今回1演目から順番にお送りしていくシステムになっておりますので、上がったり下がったりするとは思うのですが最後は人情もので締めるという『ハンサム落語』ならではの形になっておりますので、その流れもみなさまに楽しんで頂ければ嬉しいです。
横井:僕ら(ハンサムチーム)は今回から初参加なのですが、前回とは大きく違うのが人数かなと思います。4人から5人になっての違いが1日の中で組み合わせが必ずしも一緒じゃないというところで、連続で演目をやる人もいたり1個空いてまたやる人もいたり。日によっても変わるので、その辺りの化学反応の違いなんかも見所なんじゃないかなと思います!
横井翔二郎 (c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
深澤:僕ら「ハンサムチーム」は新参者なので、「真打チーム」とは出来ないのですが「二つ目チーム」のみなさんと一緒に演目をやるので、そこでも面白い「ハンサムチーム」を見せていけたらいいなと思います。
河原田:掛け合い落語という事で、ほとんど会話で朗読劇に近いような形なんですけども、1人で何度も色んな役を回さなきゃいけない瞬間もあり大変さを感じながらも、いやこれが落語なんだなと思いました。本来こういう作業を1人でやらなきゃいけないのが落語で、今回初心者で優しい形式の落語をやらせて頂いているので、そこを大事に公演をやって見事に1人何役っていうのを演じきれたら、次に繋げたなという強い気持ちに繋がるんじゃないかなと思います!
河原田巧也 (c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
ーー稽古で感じた「真打チーム」に感じた凄さを教えてください。
※「ハンサムチーム」は「真打チーム」の稽古を見ていないので「二つ目チーム」が回答
和合:「真打チーム」がいるだけで和合真一の口数が減る程のプレッシャーがあります(笑)1作目から休まず出られ、何年も落語を研究し色々やってきている心の余裕がしっかり落語に表れているなと感じます。形としては朗読劇のようになってはいるんですけども、読み聞かせる力が「真打チーム」は凄いと思うんですよ。流れもそうですし、良いアドリブを良い感じにぶっこんでくれるので、それを私たちが見様見真似でやってみますと落語が滅茶苦茶になります(笑)本当にスキルや練習量が成せるものだと思いますので、私は純粋に落語が好きな方に平和な落語をお届けできればいいバランスになるんじゃないかなと思います。
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
寺山:和合さんが言ってくださった通り、本当にスキルと経験が豊富で一緒に落語の掛け合いをやってましても、凄いなという関心ばかりになってしまいます。それぞれのスタイルが確立されていて、「真打チーム」になるには自分のスタイルを確立しないといけないのかなと思いました。
(c)2019CLIE カメラマン:鏡田 伸幸
本公演は7月31日(水)まで上演される。

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