Plastic Tree 結成25周年を記念した
初の管弦楽団との共演オフィシャルレ
ポート

Plastic Treeが7月20日、東京芸術劇場にてキャリア初の管弦楽団との共演となる『結成25周年“樹念” Plastic Tree Symphonic Concert at 東京芸術劇場』を開催。当日のオフィシャルレポートが到着した。

即日完売、満員の会場は普段のライブとは打って変わって全席着席で新鮮な雰囲気。まずは51名の東京ニューシティ管弦楽団と本公演の編曲・指揮・ピアノを担当する大嵜慶子氏が登場。そして荘厳なパイプオルガンの中、いつもよりもフォーマルな装いのPlastic Treeのメンバー4名が登場。1曲目は「眠れる森」。バンドサウンドとオーケストラの見事な融合で一気に引き込まれる。2曲目はバンドの代表曲の1つでもある「リプレイ」。原曲のスケール感が最大限に広がった秀逸なアレンジで会場全体が早くも感極まった空気に包まれる。
その後ボーカル有村竜太朗のいつもの「やーやー」というMCで和みつつ、「今日は特別な夜になったらいいなーと楽しみにしていたので、それをここで一緒に過ごせるのがとても嬉しいです。4+52人のPlastic Treeを楽しんでいってください」とあり、次の曲はストリングスとピアノのみで演奏が始まった「蒼い鳥」。その後もオーケストラとの共演により劇的に高揚感の増した「ガーベラ」、そして初期の名曲「まひるの月」「ツメタイヒカリ」と続き、楽曲の良さを引き出しつついつもと違う景色を見せる演奏が続く。有村による「いつもよりずっと遠くにありそうな、『アンドロメタモルフォーゼ』。」というMCからはじまった「アンドロメタモルフォーゼ」は、原曲自体すでに壮大なスケール感の楽曲であるが、一層深遠さを増したアレンジに息を呑む。ナカヤマアキラのギターソロとオーケストラの圧巻の共演でクライマックを迎え、会場中が大喝采に包まれたところでオーケストラでは定番の休憩時間に。
休憩時間を挟んで再スタートした公演、まずは「幻燈機械」「メルト」と先程とはまた違った雰囲気と緊迫感で惹きつける。ベース・長谷川正による「25周年ということで、歴代の曲を網羅してお送りしているこの公演ですが、今まで何度も演奏してきた曲のいつもと違う表情を楽しんで頂けたら嬉しいです。」とMCを挟み、美しく繊細なアレンジが光る「君はカナリヤ」「『雪蛍』」、そしてバンドとオーケストラの息がぴったり合った「トランスオレンジ」「真っ赤な糸」と続く。
その後、有村による「素敵な一日をありがとう。こんな日あったなぁと、また思い出して戻ってみてください。」というMCがあり、「記憶行き」で本編最後を締めくくった。鳴り止まない拍手を受けアンコールで演奏されたのは「スピカ」。元々ストリングスアレンジが入ったこの楽曲、これ以上ないほどの相乗効果で圧巻のラスト。
全編を通して、楽曲の良さを増幅させ、かついつもと違った表情を見せる秀逸なアレンジ、そしてバンドとオーケストラがどちらかに乗っかるわけでなく完全に融合した演奏。楽曲の親和性から、かねてから待望論が多かったオーケストラ公演だが、その期待を大きく大きく上回る、バンド史に刻まれる一夜となった。Plastic Treeの楽曲の素晴らしさを再認識させられる、25周年にふさわしい夢のような公演であった。
アンコール後、東京ニューシティ管弦楽団と大嵜慶子氏、そして観客へ何度も感謝して拍手するメンバー4人。最後ステージに残ったメンバーからの挨拶の中で、有村が観客に向けて語った言葉が特に印象的であった。

「こういった公演ができるのって、うちの曲をすごく大事に想ってくれるみんながいるからだと思います。本当に、いつもありがとうございます。明日から通常営業に戻りますが(笑)、末長く宜しくお願いします」 。この言葉に、このバンドの25年の重みとファンとの絆、そして25年を経てもなお走り続ける強さが詰まっていると感じた。

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