内田雄馬

内田雄馬

【内田雄馬 インタビュー】
デビューから温めてきた
好きなものの集合体

“みんなと一緒”ということが
僕の音楽活動には重要

「ERROR」もR&Bですけど、この曲の世界観も面白いですね。

恋をして感情が制御できなくなった状態を“ERROR”と表現しています。自分ではどうすることもできない気持ちって、誰もが感じたことがあると思うので、きっとみなさんにも共感していただきやすいのではないでしょうか。

歌詞にある《Error code 831》というフレーズが気になったのですが。

一応意味があるのですが…ここはみなさんの想像にお任せします(笑)。

「Shower」はEDMでのサマーチューンですね。

レコーディングでもとても気持ち良く歌えた一曲です。リズムに乗る楽曲なので、自分の歌を乗せやすくて。シンプルにみんなと楽しみたい曲ですね。“ライヴではこんなふうに歌いたい”や“タオルを回したい”など、いろんなビジョンを想像しながら歌いました。

歌詞は結構熱くて、雄馬さんの音楽に対する情熱と重ねられるような内容だと思いました。

“みんなと一緒”ということが僕の音楽活動には重要なので、それがよく表現されている曲ですね。《溢れる感情のShower》もひとりで浴びているのではなくて、みんなも感情をあふれさせて、一緒に浴びてくれたらいいなと思います。

クラブチューンの「VIBES」がカッコ良くて。レゲエホーンなのか、あの音が入っているのがいいですね。

テンションがアガりますよね。クラブミュージックのテイストを全面的に取り入れていただきました。

ラップっぽい歌い方をしているところもあるし。

リズムを意識して歌うのは大変でした。僕は何にでもメロディーを付けてしまいがちなので、ラップが歌になってしまうんです。でも、もともとラップは挑戦したいことのひとつでもあったので、これを皮切りにもっと挑戦できたらいいなと思っています。

難しいことは、とにかく練習して感覚を掴んでいく?

それもありますが、この曲もSHOWさんが作ってくださっていて、たくさんディレクションしていただけたので助かりました。自分で試行錯誤もするけど、ディレクションしていただくことで、自分ひとりでは気付けないところを気付かせてもらえます。それは他の楽曲も同じで、作詞や作編曲のみなさんにたっぷり熱量を込めて作っていただいたので、僕もそれに応えたいというエネルギーで臨みました。

「君に話したいこと」というバラードも収録されていて、英語のタイトルが並んでいる中、唯一の日本語タイトルなのがポイントになっていますね。

バラードは好きなので、1曲は入れたいと思っていました。3rdシングル「Speechless」のカップリング曲「SOS」もバラードでしたが、それとはまた違った感じですね。アルバムにはアガる曲がたくさんあるので、それらとは違った角度から歌いたいと思って。『HORIZON』というアルバムの中で日が昇って沈むまでの時系列を表現したくて、夕方のような雰囲気の曲を作っていただきました。歌詞の内容も夕方から夜に向かって進んでいるので、こういう側面も楽しんでもらえると嬉しいです。

そして、ラストの「FROM HERE」はストリングスも入ったスケールの大きなロックサウンドで。《WOW WOW》と歌っているところはアンセム感があって、みんなで一緒に歌えそうですね。

はい。実際にそういうイメージで制作しました。アルバムの最後の曲ですが、終わらない歌をイメージしています。ここが終わりだけど、その先を感じられるようなものにしたくて。

《いつも今が 未来のゼロ地点だ》というフレーズがすごく印象的です。

積み上げてきたものも大事だけど、ここから先をどうするかも大事だと思っていて。これまでの人生がどんなものであっても、いつでも今をスタートの場所にできると思うんです。だからこそ、踏み出すことが大事で。この歌で今から始めたいと思っている人の力になりたいし、まだ躊躇している人のきっかけになりたいんです。僕自身、このアルバムが完成して終了ではなく、むしろこれからもどんどん挑戦を続けていきます!

頼もしいです! そして、東名阪のツアーが決まりましたね。

初めての単独ライヴなので、まだ何もイメージできていないです。でも、ツアーは絶対にやりたいと思っていましたし、生で音楽を共有する楽しさをたくさんの人と体験したい。自然とみんなの気持ちが動くようなライヴにしたいですね。それぞれの好きな楽しみ方で楽しんでいただきたいですし、自然と立ち上がりたくなったら立ってほしい。そう思ってもらうにはどういうライヴを作っていったらいいのかを、本番までにしっかりと考えて臨みたいです。

取材:榑林史章

アルバム『HORIZON』2019年7月24日発売 KING RECORDS
    • 【CD+BD盤】
    • KIZC-551~2 ¥3,700(税抜)
    • ※初回製造分のみ
    • ・三方背BOX付き
    • ・ミニフォトブック【A】
    • ・1stライブツアー最速先行申し込み抽選シリアル封入
    • 【CD+DVD盤】
    • KIZC-553~4 ¥3,700(税抜)
    • ※初回製造分のみ
    • ・三方背BOX付き
    • ・ミニフォトブック【B】
    • ・1stライブツアー最速先行申し込み抽選シリアル封入
    • 【通常盤】
    • KICS-3838 ¥3,000(税抜)
    • ※初回製造分のみ
    • ・1stライブツアー最速先行申し込み抽選シリアル封入

【ライヴ情報】

10/06(日) 愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール
11/03(日) 大阪・岸和田市立浪切ホール
11/17(日) 東京・中野サンプラザ

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着