「ジョジョ 黄金の風」最終回のアフ
レコが完了 キャスト陣が“覚悟”に
満ちた“黄金体験”を追想

 テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」の最終回(第39話)「眠れる奴隷」のアフレコが完了し、全39話を演じきったジョルノ・ジョバァーナ役の小野賢章をはじめとするメインキャスト陣が心境を語った。
 同作は、荒木飛呂彦氏による大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部のアニメ化で、第4部「ダイヤモンドは砕けない」から2年後のイタリアが舞台。第1部から続くジョースター一族の宿敵ディオの息子ジョルノを主人公に、“ギャング・スター”に憧れて裏社会を牛耳る「パッショーネ」の一員となったジョルノが、秘密を守るべく娘のトリッシュ・ウナを殺そうともくろむ組織のボス・ディアボロに反旗を翻す姿を描く。
 最終話の収録には、ディアボロとの最終決戦に先立って死亡したレオーネ・アバッキオ役の諏訪部順一、ナランチャ・ギルガ役の山下大輝、物語半ばでジョルノたちのもとからから去っていったパンナコッタ・フーゴ役の榎木淳弥も再び参加。諏訪部は「兎にも角にもその熱量たるや。すべての面において『ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!』な感じの現場だったように思います。お当番回の際の、キャストの“覚悟”感たるや」と、第1部「ファントムブラッド」の名ゼリフも引きつつ収録を振り返る。山下は「ずっとみんなと旅を続けられたらいいのに、またみんなでテーブルを囲んでスパゲッティを食べたいです」と愛すべきキャラクターたちとの別れを惜しみ、榎木からは「いよいよ第5部のアニメもフィナーレとなります。ジョルノたちの戦いの終わりを見届けてください! フーゴも久々に出てきます!」と気になる言葉が飛び出した。
(c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会 グイード・ミスタ役の鳥海浩輔が「我々声優チームも、本編のキャラクターたちのように限界に向かって演じていたような気がします」と語る同作の収録現場。ブローノ・ブチャラティ役の中村悠一は「やはり『ラッシュかけ声』は緊張感がありました。一応原作最準拠ということで、回数も合わせての『アリアリ』でしたが、この数を数えるという作業と、実際に意気込んでラッシュを決めるという作業の相反する感情がポイントでした。自分の中では『アリアリ……』とかけ声を決めていくのは“ブチャラティ”なのか“スティッキー・フィンガーズ”なのかで疑問を持ち、中間のような表現をさせていただきました」と原作屈指の名シーンに挑んだ際のこだわりを明かした。トリッシュ役の千本木彩花にとっては、トリッシュとミスタの精神が入れ替わってしまった第34話がとりわけ印象的だったという。「緊張感を保ったままあのシーンを演じなくてはいけなかったので、そのギャップに笑いが堪えられませんでした……」(千本木)
 また、第3部「スターダストクルセイダース」からの再登板となったジャン・ピエール・ポルナレフ役の小松史法は「こんなにもすばらしい作品、そして愛されているキャラクターを演じられたこと自体が、心揺さぶられる特別な体験になりました。ポルナレフというキャラクターが、いろんな場所へと連れて行ってくれましたし、僕にとって相棒といいますか、なんともいえない存在ができたような感覚です。一言では語れませんッ!」と、長くつきあってきたシリーズ、そしてキャラクターへの深い愛着を語った。
 主演としてメインキャストチームの中核を担った小野は「長いようで、あっという間の3クールでした。寂しい気持ちはもちろんあります。もっとジョルノを演じたい! とは思いますが、それよりも達成感の方が強いです」と完全燃焼。「ジョジョの世界、またジョルノを通していろんなことを体験できました。受け継がれていく意思、仲間への敬意、残された者たちの覚悟。まさしく黄金体験でした」と全39話の収録を総括した。
 「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」最終回は、7月28日に第38話「ゴールド・E・レクエイム」との2話連続で放送。

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