第9回九州戯曲賞大賞は、福岡県北九
州市の山口大器の『量子の歌声』に決

第9回九州戯曲賞の最終審査会が6月22日に行われ、最終審査候補5作品の中から山口大器氏の『量子の歌声』が大賞に選ばれた。
平成21年に設立された九州戯曲賞は、九州を拠点にして活動する劇作家の優れた作品を顕彰するもので、全国でも数少ない対象地域を限定した戯曲賞として地域の人材育成に貢献をしている。才能を発掘するだけでなく九州全体の演劇のレベルを上げることも目的としており、複数人による一次審査の講評を応募者全員に郵送していることが大きな特徴だ。九州戯曲賞を受賞をしたことで全国で注目される劇作家となった者もいる。
なお、大賞受賞作品と最終審査候補5作品等、詳細は下記のとおり。

第9回九州戯曲賞
■審査結果
大賞 山口 大器(福岡県北九州市) 『量子の歌声』
■最終審査候補作品(5作品)
宮田 晃志(鹿児島県鹿児島市) 『ヒトツ目の街』
山口 大器(福岡県北九州市) 『量子の歌声』
日下 渚(大分県大分市) 『サヨナラ、我が家。』
中島 栄子(福岡県福岡市) 『BERLIN』
松岡 伸哉(福岡県福岡市) 『海が降った夏』
■最終審査員
佐藤信 横内謙介 松井周 中津留章仁 桑原裕子

■大賞受賞作品及び作者プロフィール
山口 大器(やまぐち ひろき)
・活動拠点:福岡県北九州市
・プロフィール:1996年生まれ、福岡県出身。福岡市内の高校で演劇部に入り、演劇活動を始める。その後2014年、大学進学と同時に北九州市内にて劇団言魂を結成。作家としての活動を本格化していき、2019年までに6回の本公演と6つの番外作品を劇団として発表、そのすべてで作家、演出家を務める。劇団内の活動に留まらず、北九州地域の学生合同公演で作家を務めるなどの活動もしている。
・受賞コメント:この作品は自分の劇団の公演に向けて執筆しました。その時のメンバー、興味があったもの、コンプレックス、環境、そして描きたい衝動と世界に突き動かされて構想を始めました。その無謀さに不安になりつつも、頑張って書いた作品だと今では思います。あの瞬間から逃げることなく創作し、上演したものが、こうして評価されたことが大変うれしいです。今まで頂いたたくさんの機会とご縁が、今の創作の礎になっていることに感謝しながら、今後も創作に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。

なお、大賞受賞作品の戯曲データは、2019年6月29日(土)00:05まで無料でダウンロードすることが可能。(ダウンロードはこちらから→ http://dtbn.jp/erwGClc )

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