人魚の伝説?!実在するの?マーメイ
ドに関する各国の言い伝えが興味深い

6月30日は「人魚の日」と言われています。人魚と言えば『童話の中のお姫さま』という印象が強いですが、実は世界各地に伝説が残る謎の多い未確認生物だということをご存知でしたか?今回は意外と知らない?人魚の謎について調べてみました!
そもそも人魚って実在するの?
人魚とは、『上半身は人間、下半身は魚』とされる伝説上の未確認生物です。アンデルセンの童話『人魚姫』や、ディズニー映画の『リトルマーメイド』など、女性のイメージが強い人魚ですが、実は男性の人魚も存在するといわれています!この人魚伝説は、主にヨーロッパを中心に語り継がれ、その後日本や中国にも広まってきました。現在では世界各地に伝説が残っていて、もっとも有名な未確認生物のひとつだとされています。
人魚ってどんな姿?私たちが思い浮かべる人魚は、容姿がとても美しく女性はプリンセスに形容されるほど、絶世の美女ですよね?ですが国によっては、人間と魚が混ざった「半魚人」のような、上半身と下半身の区別がない、不思議な姿をした生物も人魚と呼ばれているそうです。一般的には人魚と聞いて私たちが思い浮かべる、『上半身は人間、下半身は魚』のマーメイドとされています。
6月30日は人魚の日?東欧にある、ベラルーシという国の首都ミンクスで『人魚の祭り』が6月30日に行われるそうです。民族衣装を身にまとい植物の冠を頭にのせ、躍る女性の姿が美しいお祭りです。世界にはたくさんのお祭りが存在しますが、人魚の舞とされるこのお祭りは、夏至またはその近くに行われ花の冠を用いることから、『夏至祭』と関連しているのでは?と考えられているようです。
人魚伝説は世界各国に存在する!
世界各地に存在する数多くの人魚伝説!ここからは、特に有名な人魚伝説をご紹介していきたいと思います!
人魚伝説 セイレーンギリシア神話に登場する伝説の人魚『セイレーン』。羽の生えた人魚や、鳥の下半身を持つ鳥人の姿で描かれることもあり、とても美しい歌声で航海者を惑わし、船を沈没させる海の魔物であるといわれています。さらに、その美しい歌声に魅了され近づいてきた人間を襲って食べてしまう!という恐ろしい伝説にもなっているのです。
人魚伝説 メロウアイルランドで語られる伝説の人魚『メロウ』。上半身が人間で下半身が魚という一般的な人魚の姿だが、『女は美しいが、男は醜い』という特徴があり、メロウが出没すると天変地異が起こる不吉の象徴として扱われていたようです。また、女のメロウが人間の男と結婚し子供を産むこともあるとされ、生まれてきた子どもの足には鱗が、手には水かきがあるとされています。
人魚伝説 ハゥフルノルウェーの伝説の人魚『ハゥフル』 は、漁師の間では嵐や不漁の前兆とされてきました。そのためハゥフルを見ても仲間には話さずに、火打石で火花を立てると嵐や不漁を回避できるという伝説が。また、女のハルフゥは天変地異を引き起こすとされており、目撃した者の村に不幸をもたらすと伝承されているそうです。
人魚伝説 ローレライドイツのライン川にまつわる伝説。『ローレライ』はライン川流域にある、大きな岩山のこと。この岩山に現れた人魚がライン川を通行する舟に歌いかけ、その美しい歌声を聞いたものは遭難し、川底に沈んでしまうという伝説です。
人魚伝説 八百比丘尼(やおびくに)八百比丘尼は、人魚の肉を食べて800年も生きたという不老不死の女性です。八百比丘尼は不老不死のために身寄りを失い、出家して尼になり、全国を旅して回ったといわれています。800歳まで生きた女性のその姿は、17~18歳の様に若々しかったとされる伝説です。
人魚の正体はなに?!
世界には、様々な人魚にまつわる伝説が存在することがわかりました!ですが、このような伝説が生まれるには、伝説の元となる正体があるはずです!ここからは、人魚の正体だと考えられている生物をピックアップしてみました!
人魚の正体はジュゴン?
実在する生物の中で人魚の正体として最も有力なのが、『ジュゴン』だといわれています。ジュゴンは海に棲息する大型の哺乳類で、海に浮かぶ姿を遠方で見ると、確かに伝説の人魚を彷彿とさせます。また、ジュゴンを神聖化している地域もあり、ジュゴンを殺すと不幸が起きるとされていることから、ジュゴンを守るために人魚伝説が生み出されたという説もあるようです。
人魚はリュウグウノツカイ?
幻の深海魚『リュウグウノツカイ』が、人魚の正体ではないかとする説もあります!このリュウグウノツカイは全身が銀白色で薄く細長く、全長は3mほどになる深海魚で、髪のように長いヒレが特徴的。また、嵐の前兆で海流が荒れた時には深海から浮上してくることがり、この魚の誤認が人魚伝説となっている可能性もあるようです!
人魚は創作物とも言われている様々な伝説の中の人魚を見てみると、美しい歌声で人を誘惑し、天変地異を起す力をもっている「不吉なもの」とされ、海の生物というよりも神話の怪物に近い印象をうけます。このことからも、人魚の正体は人間による創作や虚言に過ぎないのではないかという説もあり、『上半身は人間、下半身は魚』という異常な姿から考えると、完全な創り話や注目を集めるための虚言だということも頷けます。
まとめ
今回の『人魚』についての記事は参考になりましたか?未確認生物にもかかわらず、人魚と聞けば「下半身が魚の姿をした美しい女性」を思い浮かべるのが不思議です。一方、そんな美しい人魚は昔から天変地異などを招く「不吉なもの」とされ、日本でもその昔、人魚は実在する「海に棲息する生きものの一種」と信じられていました。ですが、残念ながら上半身が人間に酷似している人魚が深海で生息することは非常に困難で、人魚自身の実在は難しいのが現実。もしかしたら『人魚に逢ってみたい』という人間の気持ちが、人魚のモデルとなった海の生物を、人魚のように見せていたのかもしれませんね。
 
 
 
 
 
 

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