桃色革命(初期)

桃色革命(初期)

小桃音まい主催公演に初期メンバーや
卒業した池田優花も集結「これが最後
のコトネの日になると思う」

4月でアイドル活動10周年を迎えた“まいにゃ”こと小桃音まいによる主催公演「コトネの日」が10日、新宿ReNYで開催され、まいにゃが所属する桃色革命をはじめ、つばきファクトリー、吉川友エラバレシアイドルカレッジなど20組以上のアイドルが登場した。

「コトネの日」は、まいにゃが独断と偏愛で招いたアイドルで贈るガチ主催公演で、今年がちょうど10回目。まいにゃがアイドルになる以前から熱烈なファンだったハロー!プロジェクトからは、つばきファクトリーが1番に指名されたほか、ソロアイドル時代からの盟友・吉川友など縁の深いアイドルや、CHEERZ枠で出演権を勝ち抜いてきた鈴音ひとみ、まいにゃに楽曲をいくつも提供している桃井はるこなど多彩な顔ぶれが揃った。
つばきファクトリーのステージでは、まいにゃがVIP席のさらに前に陣取り、打ち上げ花火を見るようにそのパフォーマンスを堪能した。セットリストは『低温火傷』や『春恋歌』などを披露。歌い終えたメンバーたちにまいにゃは「iPodで去年イチバン曲を聞いたのがつばきファクトリーさん!」と告白。「実は3曲をリクエストから歌っていただきました」と明かすとメンバーたちは「知らなかった。なんで季節外れの曲が混ざってるのかと思った」と納得してていた。
また、桃色革命としては、現在活動する「桃色革命」のほか、卒業した池田優花を加えた「桃色革命’19」と、初期メンバー4名による「桃色革命(初期)」の3編成で出演。特に卒業後のメンバーの久しぶりの出演にファンたちは大いに沸いた。
今年2月に卒業した池田は「会うのが久しぶりなので、すっかり身長が…伸びてないですね」と、以前と変わらぬ毒舌でまいにゃをイジり観客の笑いを取った。2年ぶりに出演した初期メンバーの百瀬はる夏は、初ステージで間違えたときと同じミスをリハーサルでして棒立ちになってしまったそうで「本番だけはミスしないように、そこだけ気をつけました」と胸をなでおろした。昨年2月に新宿ReNYで卒業公演を行なった伊倉結音も当時を懐かしみながら、久しぶりのステージを存分に楽しんでいるようだった。
まいにゃはもちろんソロでもステージに登場。平日にも関わらず集まったたくさんのファンに「これが最後のコトネの日になると思うんですけど」と語ると客席から「えぇーっ」と心の底から残念そうな声が響き渡った。まいにゃは「でも、悔いを残さないように全力で楽しみたいです」と、気を引き締めてパフォーマンスに臨んだ。桃色革命としても幾つかが引き継がれているソロ時代の楽曲だが、まいにゃが一人で歌う姿はまた別格。ラストの定番曲『Dreamscape☆』で観客を最高頂に導いたまいにゃは「もともと、なんでもない日を“コトネの日”って、言い始めて、ここまで続けてこられて、ゲストさん、スタッフさん、会いに来てくれる皆さんに感謝でいっぱいです」と礼を述べると、熱気の冷めない余韻を会場に残しつつステージを後にした。

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