【インタビュー】きゃりーぱみゅぱみ
ゅ「新しいことに挑戦するのは勇気が
いるけどそのカラを破っていきたい」

きゃりーぱみゅぱみゅ主催のイベント「KPP CAMP」が、5月25日、沖縄・宜野湾海浜公園 屋外劇場で開催される。2回目となる今回は「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」と題し、清水翔太コレサワが出演。昨年、平井堅とCHAIを迎えて行われた日比谷野外音楽堂での第1回を振り返りながら、このフェスに込めた思いや、2回目開催への意気込みなどを語ってくれた。インタビューの後半は、SNSに翻弄される家族の姿を描いたドラマ「向かいのバズる家族」の主題歌として現在オンエアされている「きみがいいねくれたら」について。きゃりー自身も共感する部分が多かったというこの曲は5月10日から配信リリースされるので、ぜひチェックしてみてほしい。

さらに、「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」に2組4名様をご招待(入場券のみ)するフォロー & RTキャンペーン企画を実施中。詳しくは、このインタビュー記事末に注目!

■意気込んで音楽ファンの人が来るみたいなイメージよりも
■家族でも来ていただけるような感じにしたいなと思って

――「KPP CAMP」はどういう経緯で開催することになったんですか?

きゃりーぱみゅぱみゅ(以下、きゃりー):いろんな理由があるんですが、1つはソロとしての孤独感(笑)。私は(バンドやグループではなく)ひとりなので、対バンした人たちとみんなで朝まで打ち上げで飲んだなんて話を聞くとすごく羨ましくて。もちろん私もスタッフさん達とは仲良しなので、楽しんでいますけどね(笑)。あと、私は音楽が大好きなので日頃からいろんなアーティストさんの曲を聴いているんですが、今自分がはまっている人とか、尊敬している人を集めて何か出来ないかなと思ったのがきっかけでした。

――なるほど。

きゃりー:これまでは、対バンをするにしても、きゃりーぱみゅぱみゅっていうキャラクターと一緒にやるのは難しいんだろうなって思うところもあったんですが、いざやってみたらすごくいい感じで。やってみてよかったなと思いました。

――ブッキングに関しては?

きゃりー:注目しているニューカマーと、リスペクトできる先輩アーティストと私っていう感じでこれからもやりたいなと思っていて。それで去年は、ずっと気になっていたバンドであり今はお友達でもあるCHAIと、ダメ元でオファーした平井堅さんに出ていただきました。でもブッキングって大変だなと思いました。本当にムズい(笑)。

――(笑)。お声がけのきっかけは、本人同士の会話だったりするんですか?

きゃりー:平井堅さんは、以前お会いした時に「今度、何か一緒に出来たらいいね」みたいなお話をさせていただいていましたね。他にも「こういうフェスをやっていますので、ぜひ来てください」ってお話ししたら「タイミングさえ合えば行きたいです」っておっしゃってくださる方もいたりして、そういうところからご連絡をする場合もあります。

――そのCHAIと平井堅さんが出演された第1回は、昨年の6月。「日比谷野音95周年・日比谷公園115周年記念 KPP CAMP~もんだいガールとネガティブボーイとNEOたち~」と題して、日比谷野外音楽堂で開催されました。

きゃりー:私は野音でライブをすること自体が初めてだったんですが、初めての野音が「KPP CAMP」という自分の主催フェスだったことがすごく嬉しかったです。天気もすごく良くて、むしろちょっと暑いくらいでしたが、ライブをしていてとても心地よかったです。

――トップバッターを務めたCHAIは、もはや海外でも大人気ですね。

きゃりー:CHAIは本当に忙しくて、休みもない中で出ていただいてすごく嬉しかったです。抜群に演奏が上手いし、双子のマナちゃんとカナちゃんのハーモニーもすごく素敵。衣装にしても振り付けにしても、結構独自なカワイイ感じを貫いているところが大好きなんですよね。

――平井さんに関しては?

きゃりー:平井さんはもう圧巻でした。意外でしたけど、平井さんも確か野音は初めてだっておっしゃっていましたね。歌声だけで泣いちゃいそうでしたけど、トークはチャーミングだったりして、流石だなあって思いました。
――平井さんとは結構共演されているんですか?

きゃりー:歌番組でご一緒したり、ちょっとすれ違ったりするくらいで、こういう形での共演はなかったんです。でも以前、岡村靖幸さんが「平井さんと食事に行くけど来ない?」って誘ってくださって、そこで初めてちゃんとお話をさせていただきました。平井さんってバラードの印象が強いと思いますが、去年の野音でも歌ってくださった「POP STAR」のようにポップな楽曲も多いし、歌番組に着ぐるみで出たり、人形を持ったりされていて、勝手に自分と近いところがあるなと思っていたんです(笑)。そう考えると、CHAIと平井さんと私の3組って、大きな括りで似ているような気がして。かわいいポップな雰囲気みたいなところが。

――3組とも、素晴らしいエンターテイナーですしね。ちなみにこの時のライブのタイトルにある” もんだいガールとネガティブボーイとNEOたち”はどうやって決めたんですか?

きゃりー:「もんだいガール」は私の曲のタイトルで、「ネガティブボーイ」は平井さんの曲。中田ヤスタカさんが作られていて、その曲がすごく好きなんです。CHAIは「NEOかわいい」をコンセプトに活動しているので、こういうサブタイトルにしてみました。

――かなりインパクトのあるタイトルだなと思いましたが、2回目となる今回は「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」。これもまたひと癖ありますね(笑)。

きゃりー:清水翔太さんとコレサワさんの出演が決まった後にサブタイトルを決めたんですが、どちらも恋愛ソングが多いですよね。しかも、<好きな人ができた><付き合った><楽しい!幸せ!><別れた><悲しい>っていうシチュエーションを歌ったものが全部ある。恋愛って、本当に難しいじゃないですか。楽しい!最高!って思っていても、「この幸せっていつまで続くんだろう」って急に落ち込んだりして、波がすごくある。だからこういうサブタイトルをつけさせてもらったんですけど、清水翔太さんもコレサワさんも、事務所的にこれで大丈夫だったんだなって実は思ってホッとしました(笑)。

――(笑)。でも本当に、恋愛って簡単じゃないですよね。

きゃりー:私も恋愛したりする時に、いわゆる恋愛ソングに助けられることってたくさんあるんです。<好きな人ができた><付き合った><楽しい!幸せ!><別れた><悲しい>っていう、その時その時でそういう曲をタイムリーに聴いたりすると、背中を押してもらえたり、勇気付けられたりしますからね。私自身の曲にはあまり恋愛ソングっていうものはないけど、今回の新曲「きみがいいねくれたら」は、好きな人から「いいね」がきたらテンション上がってめっちゃ楽しい!っていう、ちょっとだけ恋愛寄りな気持ちもある曲だなって思います。

――では今回出演されるお二方について聞かせてください。清水翔太さんについてはいかがですか?

きゃりー:清水翔太さんは私がやっているスペシャの番組に来ていただいたんですが、そこでいろんなお話をさせてもらって仲良くなったんです。カラオケにも2回くらいご一緒させてもらったんですが、そもそも歌を歌うのが好きな方で。私も好きなサザンオールスターズの「真夏の果実」を歌ってくださった時は、カラオケのその部屋に風が吹いた感じでした。マイクや音響はそんなにいい状況じゃなかったんですが、情景がすごく伝わってきて感動したんです。

――鳥肌が立ちそうですね。

きゃりー:私、清水翔太さんは世代というか、私が中学生くらいの頃にはもうデビューされていてよく聴いていました。加藤ミリヤさんとコラボされたりして、素敵だなって。ここ数年は「My Boo」とかかわいい曲だなって思ってよく聴いていたこともあって、今回声をかけさせていただいたんです。

――コレサワさんに関しては?

きゃりー:コレサワさんとは初対面になります。私、普通にリスナーとして聴いていただけなので(笑)。曲がどれもキャッチーだし声もすごく可愛い。聴いていてすごく心地いいし切なさもある。あと、コレサワさんといえば着ぐるみですけど、あれもぜひ見てみたいなと思ってお願いしました。「KPP CAMP」で大事にしていることの1つに、初めて見るっていうお客さんでも楽しめるような人たちがいいなというのがあるんですね。コレサワさんって「たばこ」という曲なんかは本当に有名だし、「彼氏はいません今夜だけ」とかすごく今っぽい。私、この曲を聴いた時は衝撃でしたからね(笑)。2019年らしいし、音楽シーンを盛り上げている1人だなと感じたんですよ。そういえば最初は、みんなソロなので「全員ソロですね」というサブタイトルも考えていました(笑)。

――(笑)。しかしこの3組がライブをやるって、かなり貴重ですよね。

きゃりー:しかもお2人が沖縄まで来てくれるって、本当にありがたいです。今回、東京ではなくて沖縄で開催するっていうことをかなり考えたんですよ。最初は、沖縄出身の人の方がいいのかな?って考えたんですが、沖縄の人にとって馴染みがありすぎるんじゃないかなと。でも、私の中では沖縄の人って結構テンションが高いイメージがあったから、コレサワさんの元気さとかすごく合うんじゃないかなって思ったし、だからこそ逆に彼女の曲が持っている切なさとかもしっかり伝わるんじゃないかなっていう風に考えていったんですよね。
――では、きゃりーさんご自身のステージについてもお聞きしたいのですが。

きゃりー:まだ今の段階では決まっていないのですが、ひとつのアイデアとしては、せっかく沖縄でやるんだから衣装の面で琉球感みたいなものも表現できたらいいかなとは思っています。ちなみに野音の時は、それこそ「KPP CAMP」なのでステージに三角のフラッグガーランドを飾ったりしてキャンプ感を演出したりしましたね。

――そういえば、“フェス”ではなく“キャンプ”という言葉を使っているのは何かこだわりがあるんですか?

きゃりー:いわゆるフェスっていう、ちょっと意気込んで音楽ファンの人が来るみたいなイメージよりも、もう少しユルい感じでできたらなと思ったんですよね。私のファンの方には小さなお子さんも多いので、ご家族でも来ていただけるような感じにしたいなと思って。今回その「KPP CAMP」の2回目になるわけですが、私自身、あまり沖縄でライブをやったことがないので、すごく楽しみにしているんです。あと最近は「音ノ国ライブツアー2019」と題して、出雲大社での野外ワンマンや、京都にある南座で歌舞伎とコラボレーションするライブをやらせていただいたりしているんですが、どこも一夜限りのスペシャルな内容なんですね。そういう意味でいうと、この沖縄での「KPP CAMP」もかなりプレミアム。たくさんの方に見ていただきたいなと思います。

――きゃりーさん個人として、沖縄の思い出などはありますか?

きゃりー:沖縄、めちゃくちゃ大好きなんです。気候もいいし、人がすごくあったかい。クルマの免許を取ってすぐの頃に女友達と3人で宮古島に行ったんですが、車も少ないし、道も覚えやすくて結構ドライブしてましたね。石垣島にも行きましたよ。

――沖縄に行くと、聴く音楽が変わったりしません?

きゃりー:変わります、変わります。普通にBEGINとか聴きたくなっちゃうんですよね(笑)。またぜひ時間ができたら沖縄を楽しみたいなって思います。
■キャンペーン概要

【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
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【賞品名・当選人数】
賞品:「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」ご招待
(会場までの交通費・宿泊費等はお客様ご自身のご負担となります)
当選人数:2組4名様

【応募方法】
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2. BARKS編集部 Twitterアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3. 上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。

【応募期間】
2019年5月16日(木)23:59まで

【当選発表】
Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
専用フォームで必要事項を入力ください。

【ご注意事項】
・転売(不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募は、ご遠慮願います。
・会場までの交通費・宿泊費等はお客様ご自身のご負担となります。万が一、イベントが中止になった場合も条件は変わりません。

【個人情報取扱い】
お客様からいただいた個人情報は、賞品の発送及び、サービスの開発や、個人を特定しない統計資料、当該プレゼント/モニタにおける商品の発送、及びそれにまつわるサポートのために利用いたします。
上記以外の目的で個人情報を利用する場合は、予めその目的を明示し、お客様の同意を頂いた場合のみ、個人情報 を利用いたします。
詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

■新しいことに挑戦するのってすごく勇気がいる
■そのカラを破っていけば景色が絶対に違ってくる

――ここからはライブについていろいろ聞かせてください。きゃりーさんは出演者の側なので、個人的にチケットを取ってフェスに行くという機会はないですよね。

きゃりー:そうですね。学生の頃はライブ自体あまり行ったことがなかったし、フェスに関しては、今も出演者として他のアーティストさんのステージを見るくらいで。だから、今回の「KPP CAMP」もそうだけど、みんなが頑張ってチケットを取ってくれている姿を思うと泣けます。嬉しいなあって。

――フェス以外では、最近どんなアーティストのライブに行かれました?

きゃりー:ブルーノ・マーズやケイティ・ペリー、マドンナも行きました。マドンナは開演時間が2時間遅れたんですが、いざライブが始まると、そんなことすら忘れてしまうくらいプロフェッショナルなライブでした。ケイティもそうだけど、やっぱりレベルが違う。さすが世界で活躍されているだけあるなと思いますし、1人の女性から出ているパワーとは思えないくらい、すごいエネルギーを感じました。刺激も受けますし勉強にもなります。ひとつ思ったのは、みんなMCがチャーミングなんですよね。覚えた日本語で喋ってくれたりして、そういうところは親近感を覚えるというか。

――きゃりーさんもいろんな国のいろんなステージで歌って来られましたが、海外公演はかなりダイレクトな反応が返ってきているようですね。

きゃりー:すっごく盛り上がります。ちょっとコミカルな感じで作っているオープニング映像があるんですが、日本ではみなさんストーリーに見入る感じだけど、海外の人はもうゲラゲラ笑っていて(笑)。かなりダイレクトですよ。日本語の歌詞を一緒に歌ってくれたりもするんですが、ちょっとわからなくて口をパクパクさせているところなんか見ると、一生懸命覚えてくれたんだな、可愛いなあって愛おしくなります。
――日本のライブで印象深かったのはどういうものですか?

きゃりー:先ほどちょっとお話ししましたが、出雲大社は本当に凄かったです。セットも、衣装も、オープニング映像などすべて凄かったし、歌っていても気持ちがよかったです。空気が全然違うんですよ。感動というかなんというか、ライブ中にちょっと泣きそうになりました。それくらい神聖な場所でしたね。始まる前は少し雨が降っていたんですが、ライブの2時間くらいはピタッと止んで、終わると雷雨に。出雲神様が見守ってくれている気がして、そういう意味でもいいライブだったなと思いました。

――きゃりーさんのライブといえば、一緒にステージを作るダンサーのみなさんの存在も大きいですよね。キッズダンサーの子達とのパフォーマンスは衝撃的でした。

きゃりー:みんなすっかり大きくなりました(笑)。先日マカオでライブがあった時に、当時キッズダンサーだった子が来てくれたんですけど、もう20歳くらいになっていて。彼氏ができましたなんて話を聞くと、もうそんな歳になったんだなぁって親みたいな気持ちになっちゃいました(笑)。

――諸条件がクリアになれば、例えば海外などでもキッズダンサーとやってみたいと思われますか?

きゃりー:もともとキッズダンサーとやらせてもらったのは、小さい子達とやることで自分がいちばんお姉さんに見えるっていう、身長なんかのバランスを重視していたところがあったんですね。でも今は割と逆というか、多いのは男性ダンサーの中に私が入るっていうバランス。その時その時のコンセプトで見せ方も変わるんです。そういえばこの前の出雲大社の時は、久しぶりに小学2年生くらいの子達と踊ったんですが、ファンの方やスタッフさんからも、久しぶりのキッズとの感じがすごくよかったって声が多かったです。キッズダンサーの子達、みんなすごいですよ。緊張もしてないし、本番も全然失敗しないし。

――そんなに小さいのに。

きゃりー:はい。でも可愛かったのが、全然そんな気を使わなくていいのに、差し入れのおやつを食べる時にちゃんと私のところに来て「いただきます」って。もう本当に可愛くて、癒されました(笑)。

――キッズダンサーとの共演、楽しみにしている方も多いと思います。

きゃりー:もちろん、また可能な限りやりたいなって思っています。でもいろんな意味で、自分自身も周りの形態も、どんどん進化していかないとつまらないと思うんです。見ている方も飽きるでしょうし。だからそこはぜひ、”進化”という形で見守っていただければなと思います。

――今回の新曲「きみがいいねくれたら」に関しては、どんなパフォーマンスになっているんですか?

きゃりー:今回は初めて、ダンサーさんと2人で踊っています。振り付けはMAIKOさんに作っていただいたんですが、すごく難しくて覚えるのが大変でした。それに、これは今の自分の課題でもあるんですが、どうしてもダンサーさんの方がメインになっちゃうんですよ。私もキレ良く頑張ってはいるんですが、やはりプロなので上手すぎて(笑)。ちょっと私のレベルに合わせてくださったりしているのが申し訳ないなと思うし、自分の中でも悔しいなと思いながら今頑張っているところです。

――2人で踊るというスタイルは、いつかやってみたいと思っていたことなんですか?

きゃりー:少し前に星野源さんの東京ドーム公演を見に行ったんですが、その時にふと、源さんが「夢の外へ」という曲で男性ダンサーの方と2人でやっていらっしゃったことを思い出して、そういうのもいいんじゃないかなって思ったんです。そういえばダンサーさんと2人っていう形、私やったことなかったなと思い、その日の帰り道に「次の新曲は2人でやってみたいです」って話をしました。私はニコニコ動画系も好きなんですが、“踊ってみた”なんかも2人組が多いですよね。TikTokもそうですが、2人で何かやるのが流行ってるということもあって、そういう2019年らしさも取り入れてみました。
――ジャケットには、2人のきゃりーさんが登場していますね。

きゃりー:これはMVにも出てくるんですが、まず私が部屋に引きこもりすぎて、何もケアしなかった結果ヒゲが生え始めるというところから始まって(笑)、そのカラを破ってこのメインビジュアルで踊るという流れになっているんです。インパクトありますよね(笑)。

――改めて、今回の曲を最初に聴いた時はどんな印象を持ちました?

きゃりー:純粋に、ポップで可愛い曲だなと思いました。特にサビの部分なんかは元気が出ます。私の曲はキャッチーで繰り返すようなものが多いんですが、割と歌詞が深いですよね。悩める女の子達に歌っている気がして、そこはすごくグッと来ました。

――個人的にも共感する部分はありましたか。

きゃりー:ありました。<同じでいいの?ありふれたものを追い求めても届くって保証がないなら 素直になりたい 不安しかないけど>の部分なんかはそうですね。きゃりーぱみゅぱみゅとしても、芯の部分はブレずに、でも進化し続けていきたいなと思っているんですが、何か新しいことに挑戦するのって自分もすごく勇気がいるし、周りからも何を言われるかわからなかったりする。でもそのカラを破っていくことで、その先に見えている景色が絶対に違ってきますからね。勇気がいることだし、不安だなって思う気持ちは私もよくわかります。

――そういう時に背中を押してくれるのが、「いいね」っていう誰かの肯定だったりするんでしょうね。

きゃりー:そうですね。あと、(この楽曲を手がけている)中田さん、最近インスタを始めたんですよ(笑)。だからたぶん「いいね」機能についても詳しくなったというか、昔より興味を持っているから書きやすかったのかなって思います。この曲、最初はちょっとネガティブなところから始まるんですけど、最後は花火みたいにハッピーになるんですね。私も常に、何かあったとしても<ここを乗り越えたら、絶対に楽しいことやいいことがある!>って思っているので、今悩んだりしている人がいたら、励ましソングとしても聴いてもらえるんじゃないかなって思います。

――平成から令和へと時代も変わりましたが、表現者としてこの先をどんな風に見ていますか?

きゃりー:私は平成の時代に生まれていろんな活動をしてきましたが、例えば黒髪にしただけで「これからは落ち着く感じで行くんですか」とか「変わっちゃうんですか」みたいな声があったりして、変化というものに対してネガティブな反応が返ってくることが多かったし、それがすごく嫌だったんです。誰だってきっと、ずっと同じではいられないし、どんどん変わっていくっていいことだなって思っているから、そういう感じを令和へ持ち越したくないなっていうのはありますね。令和はまたいろんなことに挑戦していこうと思っているので、変化も見守りつつ、応援していただきたいなって思っています。

取材・文●山田邦子

リリース情報

「きみがいいねくれたら」
「向かいのバズる家族」主題歌
2019.5.10配信リリース
https://kyarypamyupamyu.lnk.to/kimigaiinekuretara

ライブ・イベント情報

「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」
5月25日 沖縄・宜野湾海浜公園 屋外劇場
出演:清水翔太、コレサワ
https://jtb-entertainment.net/tour/2019/kpp/

■キャンペーン概要

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【賞品名・当選人数】
賞品:「琉球日産DAYZ Presents KPP CAMP in OKINAWA ~恋愛って一生難しいですよね編~」ご招待
(会場までの交通費・宿泊費等はお客様ご自身のご負担となります)
当選人数:2組4名様

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【応募期間】
2019年5月16日(木)23:59まで

【当選発表】
Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
専用フォームで必要事項を入力ください。

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