涙と熱さに包まれた新たなスクールア
イドルの第一歩! 『ラブライブ! 虹
ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校
内マッチングフェスティバル』レポー

2019.3.30(Sat)

『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内マッチングフェスティバル』夜の部@品川・ステラボール
『ラブライブ!』のμ's、『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursに続く新たなスクールアイドルとして誕生した「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。今年配信予定のアプリゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバルALL STARS』に登場する彼女たちは、ゲームに先駆けてイベントやインターネット番組などを中心に活動をスタートし、昨年11月にアルバム『TOKIMEKI Runners』で待望のCDデビュー! そこに収録された各メンバーのソロ曲を披露する初のライブイベントが、3月30日(土)に品川・ステラボールにて開催された。昼夜二部構成で熱く盛り上がったこのライブイベントから、笑いと涙と感動に包まれた夜の部の様子をレポートでお届けしよう。

■9人のソロアイドルはコール&レスポンスも個性全開!
会場が暗転すると同時に鳴り響く学校始業の鐘の音。そして「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内マッチングフェスティバル、始まるよー!」というかけ声とともに、制服姿の9人がステージに現れてイベントがスタート。まずは昼の部をやり終えた感想や、ステージ後に何を食べたかなどのフリートークで盛り上がる。そして会場を埋めるファンにどこからやってきたかを尋ねると、日本各地からはもちろん、なんと台湾からこのライブの為に訪れたファンがいることもわかり、虹ヶ咲への期待の高さにメンバーも喜びを隠せない。
続いてのコーナーでは自己紹介も兼ねた各メンバーとのコール&レスポンスの練習タイムに突入。虹ヶ咲はそれぞれがソロのスクールアイドルということもあり、各自のコール&レスポンスも濃いキャラクター全開のものが連続。
まずは三年生組からスタート。スイスの大自然で育った留学生のエマ・ヴェルデ役:指出毬亜は「エマージェンシー! お疲れの方はいませんかー?」と癒し系らしいパフォーマンスでファンをほっこりとさせてコーナーの口火を切った。
眠たがりで甘えたがりの近江彼方役:鬼頭明里は、隣の朝香果林役:久保田未夢にもたれかかっての居眠りパフォーマンスでファンの歓声を誘いながら、他のメンバーとファンの「彼方ちゃん起きてー!」の声に起こされて、再びみんなから会場の場所を教えてもらい「そっかー、今日もいい夢見ようね」とマイペースな二段構えの仕掛けでファンを巻き込む。
女子高生らしからぬセクシーな雰囲気を湛える朝香果林役:久保田未夢は「今日一番セクシーで情熱的なパフォーマンスをするのはー?」と問いかけて「果林センパーイ!」と返させ、さらに観客を煽って色っぽくキメる。
続いて1年生の腹黒系…もとい小悪魔系の中須かすみ役:相良茉優のターン。スクールアイドルに人一倍こだわるがゆえの可愛さアピールや、「かすかすじゃなくてかすみんですー!」と怒る姿を「カワイイよー!」と言ってもらって機嫌を直すといったやりとりで、かすみのキャラクター性を明るく見せていく。
その後を受けたのは2年生の真面目で努力家・上原歩夢役:大西亜玖璃。「私と一緒に夢を叶えて下さい!」と真心のこもった思いを伝え、さらに4コママンガで火星(!)へ行ったことをネタにして「地球のみんなー、ただいまー!」「宇宙一幸せです!」とユニークに締めくくった。
「あなたの人生のヒロイン役に私の名前を書き込んでくれますか? 」と、スクールアイドル同好会と演劇部を掛け持つ演技派らしいつかみから入ったのが1年生・桜坂しずく役:前田佳織里。「人生下り坂上り坂、でもやっぱり?」からファンに「桜坂(おうさか)ー!」と返させる演劇部らしい言葉遊びを盛り込んだコールを見事にまとめ上げた。
続いての登場はスクールアイドルでは珍しいギャル系キャラの宮下 愛役:村上奈津実。「みんな愛してるよ、「愛」だけに!」といかにもなフレーズを見事に織り込んだ挨拶やコールで客席のテンションをアゲていく。
「私のとびっきりの“大好き”受け止める覚悟はできていますか?」とテンションの高い口上から入ったのは本気でスクールアイドルに力を注ぐ優木せつ菜役:楠木ともり。コールもそんなハイテンションぶりを反映して、邪悪なものに取り憑かれているファン達を必殺技で浄化して救うという、他のメンバーとはひと味違うファンとのやりとりで独特のせつ菜ワールドを繰り広げた。
そしてトリを飾るのは、感情を顔に出すのが苦手なために気持ちを表す表情を描いた「璃奈ちゃんボード」で顔を隠している異色のキャラクター、1年生の天王寺璃奈役:田中ちえ美。他の8人がコール&レスポンスをしている最中に姿を消していた田中だったが、再び現れた彼女が装着していたのは顔を覆うディスプレイ版「璃奈ちゃんボード」を備えた、ステージ衣装時のイラストで描かれているゴーグル!「天使・天才・天王寺!」というコールを受けて照れたりした時など、気持ちに合わせてくるくる変わるグラフィックに客席はどよめきにも似た歓声に包まれた。
コール&レスポンスコーナーが終わった後、メンバーから今回のイベントのコンセプトが説明された。先日までWeb投票で進行していた同好会の9人による2人組・3人組・4人組の3ユニット結成の組み合わせを決めるための投票企画が今回の「校内マッチングフェスティバル」。今回のイベントまでに絞られた9パターンによる本選投票によってユニットの組み合わせが決定するので、ファンのみんなには虹ヶ咲の生徒になったつもりで今日のソロ曲ライブを楽しんで、ユニット投票の参考にしてほしいとのことだ。
そして今回のライブに寄せられたファンからの応援メッセージを紹介したり、ちょうど2年前の今日あたりに「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」が誕生したことなどを振り返りながらのフリートークを挟んで、メンバーはライブ準備のために一旦退場。するとスクリーンでは、μ'sやAqoursのライブでもおなじみの楽屋のメンバーの様子を描いた幕間アニメがスタートした。
みんながここまでのトークステージで緊張したことや、初めてのソロ曲ライブへの意気込みを語り合う中、唄う順番を決めていなかったことに歩夢が気付いて一悶着が。それぞれのメンバーらしい主張がぶつかりあってなかなか順番が決まらないが、最後はくじ引きで順番を決定。そして改めて心を一つにして、いよいよ待望のライブパートが始まった。
■ラストの大歓声の理由とは? それぞれの個性がぶつかりあったソロライブ9連発
各メンバーを紹介していくオープニングムービーが流れ、客席のファンはそれに合わせてイメージカラーのペンライトの光で会場を染め上げてそれに応える。そしてトップバッターを務める中須かすみ/相良茉優の「ダイアモンド」が始まると同時に場内には大きな驚きの歓声が! 
『ラブライブ!』シリーズのライブの特色といえば、アニメーション映像のスクールアイドル達とステージで唄うキャスト陣がシンクロするパフォーマンス。まだ映像での展開がない虹ヶ咲はキャスト単独でのライブになるかと思われたのだが、イメージビジュアルなどで描かれたステージコスチュームを再現した衣装に身を包んだ相良の背後、スクリーンに映し出されたのは『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバルALL STARS』内での同じステージ衣装をまとった3Dのメンバー。そう、虹ヶ咲メンバーのソロライブは今イベントで初公開となるゲーム内のPV映像とシンクロするパフォーマンスが繰り広げられたのだ。
最初の2曲はオープニングを元気に盛り上がるポップなナンバーで、「ダイアモンド」(中須かすみ/相良茉優)では「L・O・V・E・かすみん!」のコール&レスポンスがステージと客席の間で交わされ、2曲目「ドキピポ☆エモーション」(天王寺璃奈/田中ちえ美)では、間奏中に「璃奈ちゃんボード」で嬉しい気持ちを伝えるパフォーマンスを繰り出して会場を熱くする。
3曲目の「あなたの理想のヒロイン」(桜坂しずく/前田佳織里)は一転してしっとりと聴かせるナンバーで、白いワンピースに身を包んだ前田がしずくの演じることへの思いを、続く「Evergreen」(エマ・ヴェルデ/指出毬亜)ではアルプス地方の民族衣装・チロルドレスのような衣装の指出が故郷を思いながら異国でがんばるエマの気持ちを切なげに歌い上げた。
5曲目の「眠れる森に行きたいな」(近江彼方/鬼頭明里)ではステージ上に可愛らしいベッドが出現。彼方らしい「眠り」をテーマに、オルゴールの音色などを織り込んだゆったりとしたナンバーで、曲の途中でステージとムービーの双方でベッドに腰掛けて眠りかけるパフォーマンスも披露された。
まったりとしたナンバーでほんわかとした気持ちになった会場の空気を消し飛ばすように始まった6曲目は、激しいロックナンバー「Starlight」(朝香果林/久保田未夢)。セクシーかつ激しいダンスも織り交ぜたパフォーマンスは、ライブ前のコール&レスポンスコーナーで語ったとおりにファンの心を射貫いて釘付けにしてみせるものだった。
続く7曲目もハイテンションなロックナンバー「CHASE!」(優木せつ菜/楠木ともり)。夢を追うことを諦めずに突っ走るせつ菜そのもののような曲を、楠木は激しいシャウトで熱く絶唱。そのテンションに引っ張られるようにファンも熱いコールと真っ赤なペンライトで応え、場内はライティングと共に真紅に染め上げられた。その熱気を引き継ぐように始まった8曲目は「みんなよろしくね! 愛してるよ、「愛」だけに!」のセリフとともに始まった「めっちゃGoing!!」(宮下愛/村上奈津実)。ギャル言葉やラップも交えながら、夢を目指してがんばる気持ちを唄うアップテンポなポップスで、ファン達もノリノリで合いの手を入れながら「テンアゲ」となる盛り上がりとなった。
そしてソロ曲ライブのラストを飾るのは「夢への一歩」(上原歩夢/大西亜玖璃)。ライティングとペンライトで会場全体が歩夢のイメージカラーのライトピンクに染まる中、夢へ近づくために一歩ずつひたむきにがんばる想いをリズミカルに唄い紡いでいく。そして歌の終盤、大西の声が感極まり震え気味になると客席からはファンの励ますような手拍子や「がんばれー!」という声援が飛び、唄いきった瞬間には割れんばかりの歓声が会場を震わせた。そんな熱い声援の理由は、最後のフリートークで明らかになる……。
■虹ヶ咲はまだまだ成長中! 涙と笑いと未来への決意に満ちたエピローグ
ライブを終えて、大西と会場のファンによる「ニジガクのみんなー!」というコールを合図に他のメンバーが再びステージへ。まずは今回のライブで初披露となったステージ衣装の話題となり、それぞれがくるりと回ってファンに衣装を見せながらそれぞれの注目ポイントに触れていく。
中でも久保田が果林の衣装の魅力として「みんな大好きガーターベルト!」とセクシーにアピールすると、壇上のメンバー達が拝むよう「ありがとうございます!」と拝んだのを皮切りにファンからもたくさんの「ありがとう!」の声が飛んで場内は笑いに包まれた。 
続いてやり終えたばかりのライブの感想となり、楠木の迫力満点のシャウトや前田が歌のラストで何かを囁くように口を動かしたこと(内容は「みんなのご想像にお任せします」とのこと)、そして「みんなどこかで練習してきたの?」とメンバーが驚くほど息が合っていたファン達のコールが嬉しかったと感謝の気持ちが伝えられた。
続いて新情報として、5月22日に発売となる新作ドラマも加えたドラマCD「ラブライブ!虹ヶ咲学園 ~お昼休み放送室~ドラマCD 放課後ファンタジア」のジャケットイラストが初公開され、その図柄を本人達で再現するという一幕が。そして初回生産特典として『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』覚醒済みSR1枚(全3種からランダム、Android限定)が手に入るシリアルコードが封入されるとのこと。
さらにこれまでの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の活動を映像で振り返るブルーレイソフト『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会Memorial Disc ~Blooming Rainbow~』が、8月21日に発売決定。
初歌唱イベントとなった2018年11月10日の「ODAIBA TOKIMEKIステージ」や全国9箇所をメンバーで回ったお渡し会「全国TOKIMEKIリレー」、そして今回の「校内マッチングフェスティバル」も収録予定で、告知しながらカメラに向かって「ブルーレイで見てるみんなー!」とアピールする一幕も。
ライブ後に一旦ステージから下がっていた大西が戻ってきたところで、各メンバーから今日のイベントをやり遂げた想いとファンへの感謝の言葉が語られていく。
指出毬亜「一人でステージで唄うのはとても不安で、うまくできないこともたくさんあったんですが、回を重ねる毎にだんだんとステージが楽しくなってきました。特に今日は目の前で応援して下さるたくさんのファンの皆さんがいて、改めてみなさんのパワーに支えられてここにいるんだな、と感じました。これからも私達を支えてくださると嬉しいです!」
田中ちえ美「もう泣くよ? ってくらいめっちゃ緊張してたんですけど、今日ここに来てくれている人達や来られなかったけど応援してくれている人もいっぱいいるって思ったら、緊張してうまくできなかったら絶対後悔するしみなさんにも失礼だから、今日のステージは全力で楽しむって決めてました! 私も璃奈ちゃんと同じでこういう場所で気持ちを伝えるのが苦手だけど、自分を変えようとがんばる彼女を尊敬しているので、これからどんどん成長してもっとみんなに声を届けたいと思っちゃったんですよ! それを叶えるためにこれからもがんばります!」
鬼頭明里「私本当にダンスが苦手なんで、(あまり踊らない)彼方ちゃんで良かったって心の底から思ってたんです。でも、ここに来ている人達以外にも応援してくれる人達がたくさんいるし、がんばって練習しているメンバーみんなの姿を見てたら「そんなこと思ってゴメン!」って気持ちになって、彼方ちゃんなりに私もがんばらせていただきました。今日はみんなの楽しんでいる笑顔がたくさん見られたので、がんばってきて良かったなと。これからも虹ヶ咲を応援してくれると嬉しいです」
楠木ともり「すごい悔しい想いをいっぱいしてきて、今日も唄いながら途中で泣きそうになって……でもメンバー9人や応援してくれるみんながいるから私はがんばろうってすごく思えたし、みなさんのおかげで(このイベントが)楽しかったです! でも悔しいところもあったから、これからも私の成長を見ていてほしいんです。絶対ここで止まらないから! これからも虹ヶ咲とせつ菜のことを応援してくれるとすごく嬉しいです!」
感極まって涙ぐむ楠木に客席からはエールの歓声が飛び、周りのメンバーもティッシュを渡して彼女を励ます中で、みんなに問いかけるような形で久保田未夢の挨拶が始まった。
久保田未夢「メンバーに質問です、今日のステージ楽しかった人ー?(ハーイと全員が答える) じゃあ会場にいるみんなに質問です、虹ヶ咲のステージのトリコになっちゃった人ー?(ハーイと客席から歓声が) 私は降り注ぐ「ハーイ」の声が、もっともっと大勢の声になればいいなって、今日のステージを演って心から思いました! これからも虹ヶ咲はどんどん突っ走っていくので、応援よろしくお願いします!」
村上奈津実「今日ここに来るまでたくさん色々なことを思って……私はダンスに苦手意識があって、それでくじけそうになった時もあったんですけど、愛も含めた虹ヶ咲みんなの曲に励まされて、それを聴いてるとみんながテンアゲで盛り上がっている姿が想像できちゃって、それを支えにがんばってこられました! 絶対もっと上手くなって「なっちゃんすごく成長したな」って思ってもらえるように、みんなと切磋琢磨しながらがんばろうって決めたので、これからもよろしくお願いします!」
村上も感極まって泣きそうになり、最初に泣いてしまった楠木が「泣いていいんだよ?」と仲間に引き込もうとして笑いを誘う一幕も挟みつつ、次の相良茉優はまずはツカミで「中須かすみ」として挨拶。
相良茉優「みなさん今日は楽しかったですかー? 誰の曲が一番楽しかったですかー?(客席からは「かすみーん」の歓声が) この衣装も一番可愛いですよねー?」
ある意味かすみらしいトークだけど「この空気でそれはナイわー(笑)」とメンバーから突っこまれて本人に戻っての挨拶に。
相良茉優「私もソロで唄って踊ってというのは今回初めてだったので、色々不安もあったりパフォーマンスの完成度もままならなかったんですけど、メンバーみんなやファンのみんなの応援に力をもらってここまでがんばってこれました。でも、もう終わっちゃうのかと思うとすごくさみしくて、もっと大きなところでたくさんのファンの「L・O・V・E・かすみん!」を感じたいなと。これもみんなとなら叶えられる夢じゃないかって思っております。これからもかすみんと虹ヶ咲メンバー、そしてファンのみんなと一緒にがんばっていきたいです! 今日は本当に楽しかったです!」
前田佳織里「みなさん楽しかったですかー? 私は、虹ヶ咲のみんなは自慢のメンバーだって思っています。自分がその一員としてやれているっていうのが誇りだし、ファンのみんなもメンバーカラーのペンライトで照らして虹色の景色を見せてくれて、ここで出会えたことが本当に奇跡だなって思えて。今日の二公演もまだまだな所はあるけど、自分ではすごく満足いくものができて楽しかったです。でも、私達はまだまだこんなもんじゃないよね? もっともっとできるよね? みんなもついてきてくれますか!? じゃあもっともっと高いところにみんな一緒に行こう!」
そして最後のトリを飾るのは、ライブを大きな応援とともに締めくくった大西亜玖璃。
大西亜玖璃「体調のことでお騒がせいたしまして、本当に申し訳なかったです。でも、今はこんなにすっかり元気ー! 今日は本当に幸せな時間でした……(ライブの練習などで)みんなが一所懸命がんばっている中で私は全然動けなくて、でも本番では絶対みなさんの前で全力のパフォーマンスをして笑顔で立ちたかったから、本当にメンバーのみんなにも迷惑を掛けて、急にMCが代わっても繋げてくれて……本当に感謝しています」
想いがあふれて涙声になる大西をファンの万雷の拍手が包み込み、他のメンバーも笑顔やもらい泣きをしながら集まって彼女を支える。
大西亜玖璃「歌では「いつもあなたに支えられているから、今度は私が守りたい」って唄っているんですけど、みなさんに助けられてて私はまだまだだなって……いつかちゃんと皆さんを支える力になりたいなって、心の底から思いました。ここで終わりたくない、本当に成長した姿をみんなに見てもらって……「歩夢ちゃんやみんながいるから今日も頑張れた」って笑顔になってもらえるように、みんなで一歩ずつ頑張っていきます! なので、ずっと応援していてくれたら、本当に幸せです……今日は本当にありがとうございました!」

涙ながらの挨拶を終えた大西と彼女を抱きしめるメンバー、そしてそれを祝福するように鳴り止まない拍手の中、「せっかく9人いますので、私達の大事な曲でイベントを終えられればと思いますが、みなさん準備はいいですかー!?」のかけ声とともに、彼女達を象徴する一曲「TOKIMEKI Runners」がスタート。

スクリーンに流れるPVと見事なシンクロを見せる9人のパフォーマンスにファンも9色のペンライトで応え、会場を虹ヶ咲を象徴する虹のような風景に染めあげていく。そしてステージの左右と中央に出向いたメンバー全員による「本日は本当に本当にありがとうございました!」というお礼と「まだまだ未熟な私達ですが、こんなにもたくさんの人に応援してもらえて本当に幸せです! これからも引き続き、みなさんに応援して愛していただけるようにがんばりますので、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会をよろしくお願いします!」の言葉で、イベントは大団円の盛り上がりで幕を閉じた。
9つの個性が集まって生まれ、それぞれに伝説を残してきたμ'sやAqoursとはまったく違う道を歩みながら成長している「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。これから予定されているユニット展開や、彼女達の物語の舞台となるゲームアプリのリリースによって、スクールアイドル三度目の奇跡が見られるはず……今回のイベントはそんな夢を確信させてくれる熱気に満ちたものだった。
文・レポート:斉藤直樹
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