ボーダーレスなSKY-HIの音楽の魅力

ボーダーレスなSKY-HIの音楽の魅力
SKY-HIについて

千葉県出身であり、AAAのメンバーとしても有名なラッパー。ラッパーのみならず、自身で作詞・作曲をしている職人型ミュージシャンです。近年はプロデュース業も手掛け幅広い活動を展開しています。そして、イケメン!(笑)
地道な活動で磨いたラップスキルを武器に、業界人にも評価の厚い楽曲の数々で年々人気上昇中。若い女性をも熱狂させるパフォーマンスは見るものを圧倒させてくれます。
SKY-HIというアーティスト名は「空のように高く無限の可能性を」という意味が込められていて、多彩な楽曲にも表れているような広さを感じますね。
色んな人と交流が深く、愛されキャラな魅力的な一面もあるようです。
そんな彼の魅力に引き寄せられるのか、様々なアーティストとのコラボ作品を多く生み出しています。
たとえば、SALUやtofubeatsSPICY CHOCOLATECzecho No RepublicUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介。ちょっと挙げただけでもこれだけのコラボをしています。
きっとこの試みは今後も続くはず…。今後のコラボレーションも胸が高鳴ってしまいますね!
ジャンル的にはヒップホップ、ポップ系ですがアルバムをリリースするごとに魅せ方が広く、音楽だけでなくて映像や感覚的にも楽しめますよ。
そんな多彩な楽曲の中でも、SKY-HIのキーになる素敵な楽曲を厳選してご紹介します。
SKY-HIを知る上で外せない重要な名曲3選
カミツレベルベット

もはや、神曲。この作品は、2015年3月18日にリリースされた3rdシングルです。みんな大好きカミツレベルベット。
イントロから胸が高鳴るメロディーで、歌詞を読んでいだけると美しさを感じずにはいられない、素敵な曲なんです!言葉を紡ぐってこういう事なのかなとすごく感銘を受けました。
ちょうどカタルシスの制作の頃にもがき苦しんでいたSKY-HIの根から生まれた1曲。
ファンならきっと知っている、トラックに仮歌詞をつけて口ずさんでいる途中に降りてきたフレーズ、「Everything’s gonna be alright」に詰まってるもの…大きくて広くてグッときます。
色んな出来事があり、アルバム「カタルシス」制作の頃にもがき苦しんでいたSKY-HI。そんな彼が、曲を制作する中でトラックに仮歌詞をつけて口ずさんでいると…「Everything’s gonna be alright」というフレーズを自然と口ずさんでいたそうです。
その結果として自分の心に気づき、出来たというエピソード(インタビューより)を知って、更にカミツレベルベットが大好きになりました。
音楽って素晴らしいですね、辛いときもありますが、自分なりに全身全霊でぶつかれます!
Marble

2017年10月6日リリースの配信曲であり、こちらも名曲です。POPSとHIPHOPが高次元で出会うハーモニー。そして、SKY-HIならではの言葉が詰まった素敵な歌詞です。
あらゆる多彩な楽曲を手掛けているSKY-HIですが、全てMarbleに集約されているような気がします。そんな無限大の彩りを感じてならないこの曲は、ファンの方以外だからこそ聞いていただきたいです。
自分には持ってないものを持っていたり、あるいは似ているけど何かが突出していたり。
そんな人たちに憧れて時には嫉妬したりして。理不尽な意味のない否定を目にしたり。
誰もが持ち得そうな心模様が、歌詞に敷きつめられています。それもちょっと角度を変えて寄り添えば、1人1人の数だけ色があるのでしょうね。
いつだって気づいた時から変わりはじめる。強烈なメッセージ性が心に響く一曲です。
New Verse

SKY-HIの楽曲の中でもとびきり明るさが目立つハッピーチューン。サビが思わず口ずさみたくなります!
クレジットにも表記のある”元天才”=ぼくのりりっくのぼうよみの指摘を受けて口喧嘩したことで生まれたそうです。
1番は主に自分の状態を確かめるように、不安な気持ちも感じられます。
夢の中で巡る様々な思考…ヤケ酒の後の目覚めの瞬間ほど気分の悪いものはないでしょう。
そんな中でも願望を歌っているサビ前。
全部持ってきなという表現はSKY-HIらしい男気に溢れています。
この2行のフレーズはあまりにも強烈でした。SKY-HIにしか分からない苦しみ。彼自身をとらえているだけでなくて、承認欲求を求めたおしゃれな演出(自分も含めて)への投げかけにも感じてしまう。
多種多様な現代だからこそ生まれる悩みですよね。ただ、その後の歌詞で全て吹っ飛んじゃえってなります。
きっとライブを観たことのある人なら、ハッとすることもあるのではないでしょうか。
全てを受け入れたでの開放感といいますか、聴いてて楽な気持ちになれます。
自分と向き合うヒントに出会えそうなそんな感じ!行き詰まった時に「New Verse」を聴いてみると新しい何かが生まれるかもしれません。
SKY-HIのラップの凄さ

圧倒的な言葉数とそれを高速ラップで見事に言い切る「Tylant Island」はただただ打ちのめされます。とにかく速い!強い!なのに聴きとれるSKY-HIのラップの凄さ。
強い言葉なので慣れるまで時間がかかりましたが、当時初めて耳にした時はあまりのパワフルさに驚きました。
音源も非常にかっこいいですし、熱量あふれるライブver.もとてもおすすめですよ。
畳み掛けるようなラップ部分は「何様」などの他の曲でも聴けるのでぜひ聴いてみてください。
上記のような切れ味鋭いものから「Limo」のような優しいラップまで振り幅も魅力的です。
国外でもSKY-HIは輝きを放っていく
アルバム「ORIVE」後にはアメリカ、フランス、イギリスなどのワールドツアーを成功させたSKY-HI。
インタビューでも語られているのですが、近年のアジア圏の音楽の隆盛やワールドツアーの経験から世界への想いが強くなっているのを感じます。
自身の感情をさらけ出して社会的な要素にも向き合った「JAPRISON」を経ているのでまた1つ大きなムーブメントに期待したいですね。
日本の音楽シーンに夢を見れなくなったと言っていましたが、誰よりも日本の心を大切にしていると思うのは僕だけでしょうか?
そんなSKY-HIだからこそ、SKY-HIにしか出来ない世界での活躍を見てみたいです。
Japanese is RAP IS ON(=日本のラップはイケてる)なSKY-HI’s Dreamを。

TEXT Keizy

UtaTen

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