『ザ・ローリング・ストーンズ展』に
見るビートルズとの違い

※大手レコード会社の洋楽部門での豊富な経験を持つ筆者によるブログ「洋楽天国」提供記事をお届けします。
ザ・ローリング・ストーンズ展
今日(3月15日)から始まるザ・ローリング・ストーンズ展。レコード会社の制作マン(当ブログの筆者)から見るとビートルズに比べ制約が無かったのか、日本語のシングル・タイトルが多い。
「彼氏になりたい」、「一人ぼっちの世界」、「黒くぬれ!」、「19回目の神経衰弱」、「夜をぶっとばせ」、「悪魔を憐れむ歌」、「ダイスをころがせ」、「愚か者の涙」
レコード会社の洋楽担当者はビートルズのカタカナに比べ、インパクトを出そうとしたのかもしれない。
アメリカでのシングル・ヒットは他のイギリス勢に比べて、遅かった。ビルボード・シングル・チャートで1位になったのは「サティスファクション」で1965年の7月。それ以前に1位になったのはビートルズ、ピーターとゴードン、アニマルズ、マンフレッド・マン、フレディとドリーマーズ、ウェイン・フォンタナとマインドベンダーズやハーマンズ・ハーミッツがいた。
余談だが、今日の朝日新聞の「ザ・ローリング・ストーンズ展」の広告で、キュレイターのアイリーン・ギャラガーの通訳を、筆者の知り合いの前むつみが担当している。
>>2019年3月15日「洋楽天国」より
Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」キービジュアル

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