【NEIGHBORS COMPLAIN
ライヴレポート】
『NEIGHBORS COMPLAIN
TOUR 2019「BRIDGE」』
2019年2月28日 at 渋谷WWW
1月23日にニューアルバム『BRIDGE』をリリースしたNEIGHBORS COMPLAIN。同作を引っ提げて開催している全国ツアー『NEIGHBORS COMPLAIN TOUR 2019「BRIDGE」』の折り返し地点となった2月23日の渋谷WWW公演をレポートする。
まずは挨拶代わりにOtoの歌声を堂々と響かせ、じっくりとオーディエンスを惹き込みながらスローテンポの「Escape」を披露。サビの《連れてくよBaby 誰も知らない場所まで》というフレーズからもライヴの幕開けを感じ、これからどんなステージが繰り広げられるのかと期待に満ちたムードが出来上がった。
Gottiの軽快なギターのカッティングを合図に始まったポップナンバー「Aurora」からリズミカルに展開していく「In Our Life Steps」へつなぐと、メンバーの楽しげな笑顔につられ、フロアーも肩の力を抜いて各々の楽しみ方で揺れていく。好きなタイミングで歓声を飛ばしてみたり、隣同士で顔を見合わせる人もいれば、じっとステージを見つめて堪能する人もいたりと、マイペースに過ごす光景が印象的。R&B、ファンクを思わせるビートにエレクトロポップが乗っかるトレンディーな音楽性はもちろん、個々の存在感もしっかり提示できるのは彼らの強みだろう。Taka(Dr&Cho)が手掛けた「モノクロノユメ」はアクセントを付けたサビメロが高揚感を誘い、Gottiのメロウなギターソロをたっぷり堪能した「Babygirl」や、Kashのスラップがエッジを効かせる「Decision」、さらにそれらのアプローチを集約するように伸びるOtoのヴォーカルがエネルギッシュだ。
「Got It Goin’On」の間奏ではセッションを交え、Otoがトークボックスで「LA・LA・LA LOVE SONG」のフレーズを混ぜ込むユニークなアドリブも飛び出す。その他にもOtoはこのツアーからショルダーキーボードを導入しており、フロントマンの3人がステージの前方で演奏する迫力満点の場面もあった。そして、前作アルバム『NBCP』のメドレーで披露した「Night Drivin'」のキーボードソロは口から音が出ているのではないかと錯覚するくらいに最高の笑顔でプレイ! ここまでの流れを変えるパワフルな一面に、バリエーションの豊さも伺える。
ダンサーを呼び込み、会場全体でステップを踏みながらパフォーマンスする「LST/D」の一体感も見ものだった。ファンキーなサウンドとラップ調のサビに乗って最高潮の盛り上がりを見せた後、ライヴを締め括ったのは「Precious Love」。『BRIDGE』でも最後に収録されているバラード曲で、ファンへの感謝を綴った温かい歌詞を届けると、会場にはその想いに応えるようにシンガロングが響き渡った。メンバーそれぞれの魅力も存分に引き出し、バラエティー豊富なステージを作り上げたが、アンコールでは今後グランドピアノのある会場でライヴをするという発表も。エレクトロなサウンドもバンドの魅力のひとつなだけに、一体どのような仕上がりになるのか想像も付かないが、このバンドの楽しみ方はこれからますます広がっていくに違いない。
まずは挨拶代わりにOtoの歌声を堂々と響かせ、じっくりとオーディエンスを惹き込みながらスローテンポの「Escape」を披露。サビの《連れてくよBaby 誰も知らない場所まで》というフレーズからもライヴの幕開けを感じ、これからどんなステージが繰り広げられるのかと期待に満ちたムードが出来上がった。
Gottiの軽快なギターのカッティングを合図に始まったポップナンバー「Aurora」からリズミカルに展開していく「In Our Life Steps」へつなぐと、メンバーの楽しげな笑顔につられ、フロアーも肩の力を抜いて各々の楽しみ方で揺れていく。好きなタイミングで歓声を飛ばしてみたり、隣同士で顔を見合わせる人もいれば、じっとステージを見つめて堪能する人もいたりと、マイペースに過ごす光景が印象的。R&B、ファンクを思わせるビートにエレクトロポップが乗っかるトレンディーな音楽性はもちろん、個々の存在感もしっかり提示できるのは彼らの強みだろう。Taka(Dr&Cho)が手掛けた「モノクロノユメ」はアクセントを付けたサビメロが高揚感を誘い、Gottiのメロウなギターソロをたっぷり堪能した「Babygirl」や、Kashのスラップがエッジを効かせる「Decision」、さらにそれらのアプローチを集約するように伸びるOtoのヴォーカルがエネルギッシュだ。
「Got It Goin’On」の間奏ではセッションを交え、Otoがトークボックスで「LA・LA・LA LOVE SONG」のフレーズを混ぜ込むユニークなアドリブも飛び出す。その他にもOtoはこのツアーからショルダーキーボードを導入しており、フロントマンの3人がステージの前方で演奏する迫力満点の場面もあった。そして、前作アルバム『NBCP』のメドレーで披露した「Night Drivin'」のキーボードソロは口から音が出ているのではないかと錯覚するくらいに最高の笑顔でプレイ! ここまでの流れを変えるパワフルな一面に、バリエーションの豊さも伺える。
ダンサーを呼び込み、会場全体でステップを踏みながらパフォーマンスする「LST/D」の一体感も見ものだった。ファンキーなサウンドとラップ調のサビに乗って最高潮の盛り上がりを見せた後、ライヴを締め括ったのは「Precious Love」。『BRIDGE』でも最後に収録されているバラード曲で、ファンへの感謝を綴った温かい歌詞を届けると、会場にはその想いに応えるようにシンガロングが響き渡った。メンバーそれぞれの魅力も存分に引き出し、バラエティー豊富なステージを作り上げたが、アンコールでは今後グランドピアノのある会場でライヴをするという発表も。エレクトロなサウンドもバンドの魅力のひとつなだけに、一体どのような仕上がりになるのか想像も付かないが、このバンドの楽しみ方はこれからますます広がっていくに違いない。
撮影:ハヤシサトル/取材:千々和香苗