四星球の"バカみたいだけど実際超カ
ッコEアルバム"を徹底解剖!

衝撃の歌詞"キーン"!

──お久しぶりです!今回、オリジナルフルアルバム『SWEAT 17 BLUES』をリリースされましたが、『SWEAT 17 BLUES』というタイトルは結成17年目ということで、17なんですよね?
北島康雄:はい。

──アルバム自体にもテーマを持って制作を進められたのですか?
北島康雄:そうですね、17という数字から17歳をテーマに、17歳の子の青臭い感じを。
でも17歳だけを切り取ったというわけではなくて、今に通じる青臭さをたくさん入れたいなというのはありましたね。

──新曲の制作期間はどのくらいだったのですか?
まさやん:レコーディングっていつからやったかな…。
U太:10月くらいやったので…。曲の制作で言ったら、2,3カ月かな。

──バタバタですね。よくこれだけの曲が生まれてきましたよね。
北島康雄:ありがとうございます。

──1曲目から四星球らしさが出ていますよね。年上の方に申し訳ないですが、本当に馬鹿じゃないの!?って思うような(笑)。
全員:(爆笑)!

──『モスキートーンブルース』って、モスキートーンにフォーカス当てるのか、と衝撃でした。なんでこのような曲ができたのか、不思議でしょうがないんです(笑)。曲を作り始めたきっかけから伺えますか?
北島康雄:まさに歌の趣旨は"モスキートーン"の性質そのものなんです。若い子にしか聞こえないモスキートーンを、その周波数の原理を用いて、若い人にしか聞こえない歌を作りました。
この歌が聴こえたということは、皆さんお若いですよという曲なんですよ(笑)。
それをなぜ作ったかと、何がきっかけかと言われると、ぜんぜん分からないですよね(笑)。何がきっかけかって…。
モスキートーンというものは面白いなとは、ずっと思っていましたけど、何かきっかけがあって作ったというわけではないかも。
──「キーーーーン」が歌詞になっているという衝撃。本当に衝撃(笑)。
北島康雄:モスキートーンを擬音語で書くと何になるのかなというところの悩みもありましたね。

──皆さんはモスキートーンは聞こえなくなってきましたか?
U太:アプリとかありますよね。
まさやん:今、ありますね。
U太:僕、20代の周波数、聞こえました!

──音楽をやられていると、聞こえる周波数も一般的な平均値と変わるんですかね?
北島康雄:どうなんだろうね…。でも、普段から大きい音のところにいるので、どっちとも取れますよね。耳が悪くなっているとも取れるし。

実は四星球のストイックさがわかる曲
──1曲目からすごくこのアルバムに引き込まれました。続いて2曲目『四星球聴いたら馬鹿になる』ですね、既発曲にはなりますが、本当に冒頭で聴くのをやめておこうか悩みました(笑)。
北島康雄:これ以上聞くとね(笑)。「馬鹿じゃないの?!」ってさっき言われましたけど(笑)、良いんじゃないですかね、一緒に馬鹿になっていただけたら!

──(笑)!「ポエムが一兆個以上腐らず出番を待っている」って歌詞は、かっこいいなぁと思いましたが、ちょっとゾッとしましたね。
北島康雄:こわいですよね。ちょっとこわいですよね(笑)。

──ストイックすぎてもはやキチガイですよね…。
北島康雄:狂気の歌。

──"こういう曲を書きたいな"という原案みたいなものは、本当にいっぱいあるんですか?
北島康雄:いっぱいありますね。ずっとありますね。

──発想に体が追いつかないくらいなんですね。
北島康雄:時間が追いつかないという感じですかね。
いつかのモリス教授…
──そこから『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』ですね。最初の台詞は前もありましたっけ?
まさやん:録り直したというか、録り加えたという感じですね。
▼前回インタビューはコチラ
四星球、Gt.まさやんの生命賛歌『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』をリリース!
──前作のインタビューで色々お話を伺ったからこそ、『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』がエモく感じちゃうマジックにかかりました。是非みなさんにも前回インタビューを見てもらいたいですね。そして4曲目の『ラジオネーム いつかのキミ』に触れていきたいのですが。これは歌詞を見たら、めっちゃ長っ!と思ったのですが…
北島康雄:これはほんまに長いですよね。

──でも本当に泣けちゃう。今回のアルバムでは異色なテイストでしたね。めっちゃ良かったです!!!
北島康雄:ありがとうございます!

──歌詞についてお話を伺いたかったのは、「ノイズ」という言葉。何をノイズで表しているんですか?
北島康雄:まず5歳で出てくる「ノイズ」はカーラジオの事なのでそのままの意味で、15歳のところで出る「ノイズ」は、普通に中学3年生とかって、いろんな雑念があったりする意味でのノイズ。
「ヒットチャートにノイズまじりの15歳」っていうのは、15歳は華やかなことばかりじゃないと触れておいて...。
次は2008年、年齢で言うと25歳のところですね。2008年25歳ということはもうバンドをやっていて。今もあれですけど、昔はめちゃくちゃ歌が下手で。ほんまに聴いていられるもんじゃなかったんですよね。
それを「ラジオから流れるにはふざけた歌声 これじゃただのノイズ」と言ってます。

──最後は35歳のところに出てくる「ノイズ」ですね。
北島康雄:最終的に35歳のところで「ノイズはきっと タイムスリップする映画によくある それなのだろう」と。よく映画とかでタイムスリップするときにじわっとなるあの感じ。
ここにあのときの、25歳や15歳のときのノイズ。5歳のカーラジオなのでノイズが入るじゃないですか。「ノイズまじりの」というところ。これは、どこにでもこのノイズが行けるようにあったのかなというところに、着地しているという。

──この曲が生まれたきっかけも伺いたいです。
北島康雄:これは元々、四国ですごくお世話になっているFM香川さんが30周年なので、僕ら30周年アンバサダーというのを任せていただいたんです。
それにあたって「ラジオの曲を作れませんか?作ってください。」と2年前くらいに言っていただいたので「作りましょう。作らせてください。」というところから。
最終的にはアニバーサリーライブみたいなものをするということだったんですけど、この曲が完成したのがアニバーサリーライブの前々日。着手せずにずっといたんですよ(笑)。
そろそろ作らなあかんなというときに、語りだったら早く作れるという脳みそが働くんですよね。
でも、それはラジオをテーマにして語りかけるという部分では必然的にそうなるんじゃないかなというところで。これはちょうど良いなと思って、曲の原案はそこでできましたね。
──『ラジオネーム いつかのキミ』はFM香川で流れるんですね!けっこう長い尺で!
北島康雄:そうなんですよ。
まさやん:すごいよね。

──途中で違う曲『おセンチセンチメートル』まで入ってきますもんね。
北島康雄:そうですね。25歳のときの曲ですね。

──そういえば、「パンはパンでも賞味期限切れのパン」って、このパンがまたアルバムの別曲でモリスさんバージョンが出てくるんですよね。
モリス:そのパンではないですけど、違うパンが。

──あれはモリスさんが歌っていらっしゃるんですよね?
モリス:歌っているの、僕ですね。

──あれは…全力で歌ってあれですか?
まさやん:(爆笑)!
北島康雄:馬鹿じゃないの!?って思った(笑)?
モリス:全力だとしたら馬鹿じゃないのって?

──1曲でお腹いっぱいな感じはありました。
モリス:ありがとうございます、すいません。

──最高ですね。歌詞は載っていないですけど、せっかくなので触れたいのですが、「思ったときがポセイドン」ってフレーズ、最高ですね(笑)。めっちゃ笑いました。
北島康雄:書き留めてくれているんですか!?
モリス:僕が考えたんじゃないので。読み上げているだけです。

──そう曲中でも言っていましたね!子供から大人まで、このフレーズはきっと好きですよ!!
北島康雄:ワードとしてね。

──次の年号についても触れていましたけど、皆さん予想だったり希望だったりって考えたりされますか?
まさやん:考えたことない。
モリス:何が良いとかは別にないですね。

──無理やり、今思いつくものを言ってもらいましょう(笑)。
北島康雄:漢字で来るんですかね。漢字で来るんでしょうね。

──きっと漢字二文字で来ますよね。
北島康雄:二文字で来ますかね。
まさやん:二文字縛りなんかな…。
北島康雄:二文字で来ますかね!?三文字にいくなら狙ってきたなという感じはあるじゃないですか。
U太:これまで三文字はないでしょ。
北島康雄:三文字でいくなら、「続・平成」とかね。

──それ良い!(笑)
モリス:平成続けとけや。
北島康雄:「続・平成」って発表されたら,皆こけるよね。

言うてますけどものネタ作り
──曲のお話に戻りますが『いい歌ができたんだ、この歌じゃないけれど』。これ、まんまタイトルにしてしまったら聴き飛ばされないかなって心配ですね(笑)。
まさやん:この歌ちゃうんかいって。
北島康雄:聞かないですかね?そうかあ…。

──結局聞くんですけどね!?これは完全にライブで盛り上がりそうな曲ですね。
北島康雄:ライブは意識していますね。

──後、歌詞サイト的にも面白いなと思ったのが、顔文字で表記されている、わちゃわちゃしているところ。
まさやん:絵文字、良いですよね、これね。チョイスもだせえ、おっさんが使う顔文字。

──わちゃわちゃするところライブでのノリ方は何か決まっていることがあるんですか?ファンの方はこういうことをしているよ〜というような。
北島康雄:パレードを作るところですかね。毎回ちょっと違うことが起きれば良いなと思っていて。
──皆さんのほうからも振ったり?
北島康雄:そう、まさにそう。何かいつも違うなという感じができたら良いですね。

──やはりこの曲が生まれたきっかけは、ライブライクの曲が作りたいとかそういうところからですか?
北島康雄:それはずっと頭にはあって。それが1曲必要やなというのはあったんですけど。
これも「ラジオネーム いつかのキミ」ができたときに、ばーっと歌詞を書いていて一晩で書けたんですよね。
2年寝かして一晩というのもおかしな話ですけど、一晩で書いて。これはええのができたなと思って。
そのテンションで、このままもう1曲いけそうやなと思ってこの曲を作りました。

──次は『言うてますけども』について。(※ネタバレを含みます)これはもう最後に終わったときはまじでほっとしましたね。
まさやん:そうですよね。このままずっとこの曲かなってね。
──本当に。まじで焦りましたよ。当たった!?当たった!?と思いましたよ。この仕掛けを考えているときの皆さんの雰囲気がどんな感じなのか気になりました。やってやろうぜという感じで、わちゃわちゃ楽しく決めているのか、すごくシュールに決めているのか。
北島康雄:『言うてますけども』自体が4パターン目くらいなんですよ。まずシングルとして会場限定の通販のやつで2パターンあって、CD屋さんに並ぶやつが1パターンあって。次、配信用のがあって、今回のアルバムで4パターン。
しかも、「とか言うてますけども」になる間の語りのところは、1曲につき3パターンくらい必要なんですよね。
ということは、3×4で、12パターン目。12パターン目の「とか言うてますけども」じゃないですか。もうああなってきますよね(笑)。

──お疲れ様でした。でも、まだまだ何十パターンも続きそうですね。
北島康雄:できるはできますね。
まさやん:この先もあるんか(笑)
北島康雄:そこしか変わってないんですよ。何回出そうと、何回リリースしようと、最後のところしか変わっていないので。それは音楽的にも新しい試みやなとは思いますね。
音楽的にと言っていいか分からないですけど。曲を作っていくという考え方の中で最後しか変わらないというのは、なかなかなかったんちゃうかなと思いますね。

伏線回収の答え合わせ
──『交換日記倶楽部feat.高橋久美子』に触れていきたいと思います。高橋久美子さんがフィーチャリングで入られていて。これは、もはや歌ではなく…
北島康雄:そうですね、朗読ですね。

──これはどう言った経緯で製作されたのでしょうか?
北島康雄:徳島で僕らがイベントをやった時に久美子さんに出てもらうことになって、詩の朗読とをする予定なんですけど。
その中で、連詞というやつを一緒にやらないかという話をくれまして。
僕も連詞というのをやったことがなかったんですけど、四星中学校というイベントだったので中学校をテーマにやらん?ということで製作が始まりました。

──連詩というテーマありきで製作されたのですね。
北島康雄:はい、この曲の四連目ができたときくらいに、交換日記というワードを大事にしたいなとなって。

──「枯れたれんげ」という歌詞が出てきますが、この後に収録されている『Soup』にも「れんげ」って出てきますよね。れんげに何か仕掛けがあるんですか?
北島康雄:僕らワンマンライブのときに、そういう伏線回収みたいなことをよくやっていまして。ダブルミーニング的な遊び方も多いんですよね。
例えば、聞き間違えて、違う小道具が出てきたりとか。ちょうどワンマンライブをやっているときにアルバム制作をしていたので、ワンマンライブの感じがアルバムに反映されたというところですかね。
実は『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』で先に振っているんですよね。「レンゲを作っていて」って言って、そのあとに間違えてレンゲを作っちゃって、両方のレンゲがここで使われていくという。
──エモい!なんですか、これ!
モリス:エモいんかな?(笑)
北島康雄:ライブと上手にリンクできたかなと思いますし。ここで久美子さんがレンゲというワードを入れてくれたおかげで『Soup』という曲に入れ込めたので、ここも感謝していますね。

──面白いですね。この仕掛けに気づいてから、もう一回聴いてほしいです。
北島康雄:うん。アルバムという意味ではやっても良いかなと思って、やらせてもらいました。

──次はアルバムのタイトルになっている『SWEAT 17 BLUES』にいきます。アルバムタイトルになっている曲だけど、意外と多くは語らないという感じですね。
北島康雄:はい。

──この曲で一番伝えたかったところはどういうところなんでしょうか?
北島康雄:このアルバム自体、17歳という瞬間だけを切り取ったと取られないようにしたかったんです。"ずっと17歳を続けている"という感覚が、とりあえず一番伝わればなというところで「晩年の」という言葉を入れていたりもするんですけれども。
この曲は最後に出来て最後にレコーディングしたので、ジャケとかが仕上がっていて作ったという今までにない状況で作った曲なんですよ。
ジャケを撮ったときに、アルバムにまだ思春期の感じとかが足りていないなと思ったので、この曲の「抱擁」とか「かけ合わさって」とかっていう歌詞で、フォローしました。
──そういえばジャケに写っている、あれは背中ですか?
北島康雄:僕の背中じゃなくて女性の方に来ていただきまして、裏ジャケを見ていただいたら、その人の背中って分かるようになっているんですよ。だから、あの撮影は盛り上がりましたね。

──女性の背中の撮影現場に居たのですか!?
北島康雄:いましたね!

──だめでしょ!
北島康雄:だめですよね(笑)。いや、だめですよ!盛り上がりましたね〜。でも僕たちはジャケットの中の写真を撮るために居て。一緒に撮っていったという感じですね。

──なるほど…
北島康雄:いるしかないです。

好きな歌詞フレーズ
──皆さんに、このアルバム収録曲の中で一番好きなフレーズを1フレーズずつ紹介いただきたいです。
北島康雄:伏線的なところのホスピタリティというか。伏線回収みたいなことが元々好きな人間なんですけど。実際、それがなくて面白いほうが、絶対的に面白いと思っているんですよ。それだったら、これをホスピタリティ的に使うというのを今回考えたことがあって。
さっき言ってくださった『SWEAT 71 BLUES』に、"高田さん"が出てくるんですよね。初めての人は高田さんが誰か分からないんですけど、U太のことなんです。これをまず最初の『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』のときに「俺も姫路だー(高田)」と言っているんですよ。そこで、後に分かるようにしているので。
これはちょっと案内するという意味では、良い仕事をしたなとは思いました。「俺も姫路だー(高田)」というのは、アルバムバージョンに変えたんですよ。

──シングルの時ってそこ何でしたっけ!?
北島康雄:前回はずっと「(竹田)」でいっているんですけど。今回「(高田)」というのを入れて。
というところで、高田はメンバーというふうに初めて聴く方にも分かってもらえると。
歌詞を書くこだわりとかっていう世界の話じゃないかもしれないですけど、演出面で気に入っている部分ですね。
まさやん:僕が好きな歌詞は、『交換日記倶楽部feat.高橋久美子』12月5日のくだり「自由の中の不自由、の中の自由、の中の… えっ!?中野の体操服盗まれたって!?」っていうこの一言。
これまで、けっこう久美子さんと康雄で、どっちかと言えばシリアスに来ているんだけど。そこで康雄が「自由、の中の…」と「中野」を掛けたことによって、一気にコミックバンド感が出るというか。康雄が書いた意味がここで出てくるというか。
前までの感じも良いけど、ここでちょっと久美子さんに変なボールを投げたろ、みたいな。腹の探り合いというか、対決的な要素が出てきていて。
でも、ちゃんとそれを次のターンで、「こないだ中野が子どもの体操服買ってたよ」っていう。ここで時間も変わっちゃっているのが分かるし。お互いが変わっていくというのも一気に来ていて。このやりとりはすごいなと思いましたね。

──久美子さんと北島さんの間でものすごいキャッチボールができているような。
まさやん:これが中野の体操服のくだりで、きているんじゃないかなと僕は思うので。
その前に、久美子さんが「名前入りの体操服で」って中学生感を出しているワードを拾って。すげえ、と。コミックバンドの意地というかね。

──モリスさんか、U太さんはどうですか?
モリス:僕は『Soup』で。どこのフレーズかというか。このアルバムのそういう伏線とか、言葉遊びみたいなことがふんだんに盛り込まれているんですけど。『Soup』はけっこう"あるある"みたいなこともいっぱい入っているなと思って。
「味噌と醤油で悩んでたんだ 君が醤油にしたから僕は味噌にした」ってあるじゃないですか。どっちも気になるけど、同じにしなくて、違うのを頼んでみるとか。自分がスープを先にあげておいて、もらう作戦だとか。
そういうあるあるみたいな楽しみ方は、『Soup』が一番目立ってるんかなと思ってます。ラブソングなんですけど、ラブソングのかわいらしい感じを手伝って出来上がっている雰囲気が。
まさやん:実際、康雄に言われたことあるしね。
モリス:ある。そういうタイプやし。
まさやん:スープだけくれや、って。
北島康雄:それは言わんといて(笑)奥さんが怒るんですよ。人から一口もらうやつ、奥さんが怒るんですよ〜。
モリス:めちゃくちゃもらうタイプですよね。
北島康雄:もうやめてるって言ってる。
モリス:怒るからね。
北島康雄:もうやってないって言ってます。

──このやりとりで、ひと笑いできる大人って良いですね。
モリス:たしかにそうですね。
北島康雄:奥さんとの付き合いが長いので、たぶん、奥さんからもらってきたスープの量がえぐいと思う。だから、もうええ加減、いやしいという意味でやめてって言われてる。むこうがあげたくないとかじゃなくて。

──(笑)、最後はU太さんお願いします。
U太:『SWEAT 17 BLUES』で「あの時あっちを選んでいたら どうだったかなんてあの世で語ろう」です。

──まんま良いフレーズですよね。「あの時あっちを選んでいたら」と思うことは、やっぱりありますか?
U太:そうですね。しょっちゅうですね。このバンドをやっていること自体が、どっち選んどるか分からないし(笑)。
まさやん:たしかにね。選んでやってきたからUtaTenさんとお話できたりね。そういうことを考えると…ね。選んだ道やから。

──きっと勇気がいりますよね、四星球さんの楽曲は。
北島康雄:思い切りやっていますね。

──誰もやっていないから本当に唯一無二ですし、いなくならないでくださいと本気で思います!
モリス:ありがとうございます。
北島康雄:ありがとうございます。
まさやん:そんな匂いします?いなくなりそうな(笑)!

──いや、しないです!そう言う意味じゃ(笑)!!
北島康雄:このアルバムを聴いて思った(笑)?
モリス:一発屋の匂いしました?
まさやん:こいついなくなりそうやなって(笑)。

──いやいや、また来年もぜひ取材させてください!
U太:年1なんや。

──前回のインタビューが1年前だったので..(笑)
北島康雄:そのペースでね、ちゃんとね。ありがとうございます。

──こんな感じですが、まとめに入ります。今回のオリジナルフルアルバム『SWEAT 17 BLUES』は、四星球の皆さんにとってどんな1枚になりましたか?
北島康雄:メジャーファーストオリジナルフルアルバムなので、オリジナルアルバムでいうと、インディーの頃に最後に出したやつからの、3年あいているんですよね。
洗練っていう言葉は、普通は良い意味で使うんですけど。どうしても僕たちは洗練されるという言葉に良い印象だけを持てないタイプのバンドじゃないですか。でもそれを単純に、良い意味で洗練されたなと言える作品かなと思いますし、ちゃんとメジャーのコミックアルバムになったなとは思いますね。
ボリューム的にはすごいのに、過去で一番聞きやすいような作品になったかなと思います。
1枚そういうのを作っておかんと、今度、よりごちゃごちゃしたやつというのはこれができてこそやなと思うので(笑)。

──皆さん的にも出来上がってみて好感触なんですね!たしかに、1枚聴き終えた時の感覚が、"お腹いっぱいだけどおかわり欲しい"くらいのちょうど良いボリューム感でしたね。
北島康雄:ありがとうございます。

──3月から始まるライブの告知もお願いします!
北島康雄:リリースツアーっていうのが本当に久しぶりになるんですよね。僕ら、アルバムを作るときに一番大事にしているのが、アルバムを出すことによって今までやってきたこととライブに色がつくというか。違う色をもたらしてくれるってところなんですけど。それが今回、久しぶりの感覚でできるので。楽しみですね。
あと、ゲストバンドを1バンドお招きしてツーマンということなので、そこも楽しみだし。対バンさんのライブを見て、テンションええ形でライブができるというのもありがたい話ですので。6月まで長いので。あと体ですよね。体ね。長いので体だけ気をつけてやっていきたいと思います。

──最後まで元気に突っ走っていってください!
全員:ありがとうございます!
Text 愛香
Photo 片山拓
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