「LED ZEPPELIN I」50周年記念、ジミ
ー・ペイジのアーティスト・シグネイ
チャーモデル4製品がNAMMで公開

昨年、復刻がアナウンスされ話題となったジミー・ペイジの“ミラー”&“ドラゴン”Telecasterがいよいよ披露される。FENDER MUSICAL INSTRUMENTS CORPORATION(以下、フェンダー)が、米アナハイムで開催されるWINTER NAMM 2019で、ジミー・ペイジが直接関わり、監修したシグネイチャーモデル4製品を発表する。

ロックの最も象徴的な楽曲を世に知らしめた「LED ZEPPELIN I」から50周年となる2019年、そのアルバムの中でジミー・ペイジが使用していた印象的な“ミラー付Telecaster”、そして“ドラゴンペイント入りTelecaster」のリイシューが今回のプロジェクトの中核をなしている。

発表される4モデルのうち、2モデルが「Limited Edition Jimmy Page Telecaster Set」としてFender Custom Shopから発売され、さらにもう2つのモデルはフェンダーのレギュラーラインから今年の夏頃に発売予定。ファンが待ち望んだ、数々の珠玉のリフと奏でたあのサウンドが蘇る。
▲Fender Custom Shopから発売される「Jimmy Page Mirrored Telecaster」。
▲Fender Custom Shopから発売される「Jimmy Page Dragon Telecaster」。

ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリンを始動した当時、ザ・ヤードバーズ在籍時に前任のギタリストであったジェフ・ベックから譲り受けたTelecasterを使用し、歴史に残る壮大なリフト激しいソロを世界に向けて放った。1967年半ばまでに、彼はその塗装を剥ぎ取り、美術学校でのトレーニングを受けながら、象徴的な“ドラゴン”デザインのもととなった絵柄をペイントすることを決意。仕上がったペイントには、緑、橙、黄、青、そして赤といった色とりどりのカラーで曲線や渦巻き、サイケデリックな模様が組み合わさった、抽象的な日本風のドラゴン模様が描かれていた。
「このギターが辿ってきた旅そのものが、このギターの価値を物語っています。ジェフ(・ベック)が気前よく私に譲ってくれたその愛に溢れるジェスチャーから始まり、ザ・ヤードバーズ、そしてレッド・ツェッペリンのファーストアルバムでの活躍を経て、今日に至るまでの紆余曲折の中に、このギターの真の美しさが潜んでいるのです。今まさに、その美しさが甦り、その美しさを含めて、完全再現できたのではないかと感じています。」とジミーは語る。
▲Fender Custom Shopマスタービルダー、ポール・ウォーラーとジミー・ペイジ。

4つのモデルの中には、Fender Custom Shopマスタービルダーであるポール・ウォーラーが手がけた2つの非常にコレクティブな限定生産のFender Custom Shopバージョンも含まれており、そのうち1つはミラー付、もう1つはドラゴンのペイント入りモデルだ。このセットは、ミラー付モデルのヘッドストックに手書きの署名を入れたり、ドラゴンペイント入りギターのアートワークをジミー自身が描き入れたり、さらに両モデルに直筆サイン入りの認定証が同梱されるなど、この限定ギターでしか味わえない特別感を演出している。
▲「Jimmy Page Mirrored Telecaster」Fender Custom Shopモデル。
▲同じくミラー付のCustom Shopモデル。ヘッドストックにはジミーの手書きの署名入り。
▲「Jimmy Page Dragon Telecaster」Fender Custom Shopモデルは、ジミー自身がアートワークを描き入れている。

Fender Custom Shopモデルはツーピースアッシュボディに、Fender Custom Shop製Hand-Wound ’58 Single-Coilピックアップ、1950年代後期仕様のトップロードブリッジ、7.25インチラジアスのローズウッド指板を採用。そして、ミラー付モデルにはホワイトのピックガード、ドラゴンペイント入りモデルにはクリアピックガードがそれぞれ採用されている。

ミラー付モデルには、ヴィンテージスタイルのツイードハードシェルケース、ブラックコイルケーブル、ACE“ステンドグラス”ストラップ、HERCOギターピック、直筆サイン入りの認定証を同梱。ドラゴンペイント入りモデルには、カスタムハードシェルフライトケース、白いシートベルトスタイルのストラップ、スーパーロングホワイトレザーストラップ、レッドコイルケーブル、バイオリンの弓、ロジン、HERCOギターピック、直筆サイン入りの認定証が同梱される。

さらにミラー付のモデルとドラゴンペイント入りのモデルは、Fender Custom Shopからだけでなく、レギュラーラインでの生産も予定されている。レギュラーラインモデルに関しては、ジミー・ペイジ本人の直筆サインやペイント入りではないものの、いずれもジミー自身が開発に携わり、スペックの最終チェック、ペイントの監修をしている。
▲ミラー付のレギュラーラインモデル「Jimmy Page Mirror Telecaster」。
▲ドラゴンペイント入りのレギュラーラインモデル「Jimmy Page Telecaster」。

仕様は、メイプルネック、 50S Telecasterツーピースボディ、スルーボディまたはトップロードストリングトップローダーブリッジ、カスタムシングルコイルピックアップ、ラッカー仕上げ。ミラー付モデルはヴィンテージツイードケースに8枚のミラー(ジミーがギターに施したカスタマイズへのオマージュ)、さらにブラックコイルケーブルが付属。ドラゴンペイント入りモデルはデラックスブラックケースとレッドコイルケーブルが付属する。
ジミー・ペイジが出演する開発インタビュー(英語)も公開されている。こちらもあわせてチェックしてほしい。

このほか、フェンダーはWINTER NAMM 2019において、スティーヴィー・レイ・ヴォーンやイングヴェイ・マルムスティーンを含むアーティストシグネイチャーモデル、さらに2019 COLLECTIONとPRESTIGE COLLECTIONを発表する。
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