【インタビュー】飯島寛騎 今を全力
で駆け抜ける僕の本気「命に感謝し“
生きる”ということを意識しながら撮
影に挑んだ」

2017年に大ヒットを記録した映画『キセキ―あの日のソビト―』のチームが新たに贈るのは、GReeeeNの名曲「愛唄」を映画化した映画『愛唄―約束のナクヒト―』。そして、飯島寛騎が演じるのは主人公・トオル(横浜流星)を支え、劇中で「愛唄」を生み出す元バンドマン・龍也という重要な役どころ。その突き抜けるような明るいキャラクターと歌声が作品にビビットな彩りを添えているが、撮影中は“生きる”ことをテーマに全力で挑んでいたとか。陽気で明るい顔の裏に隠された彼の“本気”に迫ってみた。

文/若松正子
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■「当時はプレッシャーもあり、ただただ辛かった(笑)」重要な役割を担うことへの心境を吐露
――映画『愛唄 ―約束のナクヒト―』のオファーを受けた時の感想は?
飯島 (GReeeeN映画プロジェクト)第一弾の『キセキ ―あの日のソビト―』のときは僕、『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系)の撮影中で通勤コースに映画のポスターが貼ってあったんですね。それを見ていつも“いいな、オレも出たいな”って思っていたから、第二弾に出られて、しかも劇中で「愛唄」を歌えるって聞いたときは本当に嬉しかったです。
――「愛唄」はよく聴いていましたか?
飯島 発売されたのが小学校3〜4年の頃だったんだけど、当時からメロディがすごく印象的でめちゃめちゃ聴いていました。ただ、当時は歌詞の内容とかはよくわかっていなくて。今回、ひとつひとつの歌詞をじっくり読んで“なんていい歌なんだ!”って改めて感動しました。その分、これを劇中で歌うことに責任を感じたし、しかも僕が演じる龍也は元プロのバンドマンという役だったので、ギターの練習がとにかく大変でした。
――ギターはまったく未経験?
飯島 触ったことすらなかったし、練習期間が1ヶ月半くらいしかなかったんですよ。なのでコードを覚えるところから始まって「F」の壁にぶつかり、次はコードチェンジの練習…って、ずっと追われている状態。今となってはいい思い出ですけど、当時はプレッシャーもあり、ただただ辛かったです(笑)。
――でも龍也の歌と、龍也のキャラクターそのものがこの作品の救いになっていますよね。
飯島 龍也はとにかく“今を楽しんだもん勝ち”って心から思っているヤツだと思う。楽しまないと後悔するし、自分ひとりで落ち込んで周りに迷惑をかけちゃいけないって気持ちが強いんでしょうね。僕自身、いつ何があるかわかりませんから、今回は常に命に感謝しながら“生きる”ということを意識しながら撮影に挑んでいました。
■涙するほど全力になったこととは?身内の死という悲しみを超えて生き抜く今
――劇中ではトオルとの出会いで龍也の生き方も人生もガラリと変わります。飯島さんはこれまでにそんな出会いはありましたか?
飯島 この仕事をさせてもらってからはそんな出会いばっかりです。目上の方の話を聞くことも多いのでいろいろなアドバイスをもらったり、様々な生き方に触れる機会もあって勉強になっています。毎日、刺激だらけですよ。
――その中で自身も変化している?
飯島 変わりましたね。まず、しゃべれるようになった。舞台挨拶とかトークイベントをやっているうちに人前で話す楽しさに気付いたというか。お笑い芸人じゃないからドッカンドッカン沸くような笑いは取れないけど、微々たる笑いは取れるようになったかなと。それって結構、大事じゃないですか。やっぱり場が和むし、来てもらっている方に楽しんでもらうと僕自身も嬉しくなって、もっと話したくなるんですよね。
――元々、人見知りはしないほうですか?
飯島 昔は人見知りぶっていた気がする(笑)。だから一時期、黙っていると話しかけづらいってよく言われたんですよ。ていうのも、ケータイとかを見ていると僕、自然に眉間にシワが寄って困り顔になるんですね。それが近寄りがたいって。ま、話すと「意外にいいヤツじゃん」って言われるんですけど(笑)。
――いいヤツだと思います(笑)。ちなみにタイトルの“ナクヒト”は「涙するほど全力な人」を表したGReeeeNによる造語ですが、飯島さんは涙するほど全力になったことはありますか?
飯島 『仮面ライダーエグゼイド』のオーディションを受けに北海道から上京しているとき、いつも僕の応援をしてくれていた親戚のおじさんが事故で亡くなりまして。後日、オーディションに受かったので今でもおじさんの期待に応えたいって想いでやっているんだけど、そういう経験もあったせいか大人になるほど涙もろくなっていて最近、アニメを観ても普通に泣いちゃうんです(笑)。昔は卒業式とかも全然泣かなくて、冷めたヤツだったんだけど、今は悔しくても、悲しくても、感動してもすぐに涙が出てくるから感受性が強くなったのかもしれない。でもそれがあるから作品に対するモチベーションも上がるし、昔のままの適当な自分じゃダメだなって思います。
――適当だったの?
飯島 比較的何でもすぐにできちゃう子で“とりあえずこうしておけばいいでしょ”みたいな。何をしても極めることがなくて、さわりだけやって辞めちゃうタイプだったんですよ。でも、この世界に入ってからそれじゃうまくいかないことに気付いて、ひとつひとつのことを丁寧にやるようになりました。ただ、昔から変わらず大事にしているのは父親から言われた礼儀と謙虚さ、あとはバイト時代に培ったノリと愛嬌。この4つだけは忘れないようにしていますね。
――その4つがあったら多分、どの世界でも無敵じゃないですか?
飯島 ですよね。僕もそんな気がします(笑)。
(c)2018「愛唄」製作委員会

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