『天気の子』7月19日(金)公開 ©2019「天気の子」製作委員会

『天気の子』7月19日(金)公開 ©2019「天気の子」製作委員会

2019年に観ておくべき映画、厳選25本
!【日本映画編】

人気ドラマの映画化や新海誠監督の最新作など、2019年の日本映画界も期待作が目白押し。その中でも2018年から目立つ流れとして、異色のコミック原作ものや再び増え始めた時代劇など、これまでにはなかった流れも見え始めている。新たな日本映画の時代の幕開けだ。

人気ドラマの映画化や新海誠監督の最新作など、2019年の日本映画界も期待作が目白押し。
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その中でも2018年から目立つ流れとして、異色のコミック原作ものや再び増え始めた時代劇など、これまでにはなかった流れも見え始めている。新たな日本映画の時代の幕開けだ。
胸キュンだけじゃない!コミック原作『Back Street Girls-ゴクドルズ-』2月8日(金)公開
男くさい若きヤクザ3人衆が、全身整形で女性アイドルとしてデビュー!? 本来の自分とアイドルの自分に葛藤する様をコミカルに描く。
極道の顔を白洲迅、柾木玲弥、花沢将人、整形後を岡本夏美、松田るか、坂ノ上茜が演じ、故・大杉漣も友情している。
監督は『小川町セレナーデ』(2014年)で劇映画デビュー、第19回新藤兼人賞・銀賞を受賞した原桂之介。
『トラさん~僕が猫になったワケ~』2月15日(金)公開
交通事故で命を落としたダメ男・寿々男が、猫の姿となって1カ月間限定で妻と子供のもとに戻されることになって……。
映画初主演のKis-My-Ft2の北山宏光が等身大のまま特殊スーツで猫の姿も演じている。
ファンタジックな設定の中、『美女缶』(03)、『Sweet Rain 死神の精度』(08)の筧昌也があたたかにもリアルに家族の絆を描き出す。原作は板羽皆。
『翔んで埼玉』2月22日(金)公開
魔夜峰央が埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画を、『テルマエ・ロマエ』シリーズなどの武内英樹が振り切って映画化。
埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)の県境を超えたラブストーリーに端を発して、怒涛のシュールなドラマが展開される。
『善悪の屑』2019年公開
その過激な内容と描写が電子コミックで話題をさらい、第2部『外道の歌』も人気を集めている渡邊ダイスケのクライムサスペンスが原作。
新井浩文、林遣都が復讐代行を請け負う2人組を演じてダブル主演。
『不能犯』(18)の白石晃士がメガホンを取る。「これ実写化して大丈夫なんですかね」という新井のコメントからしても、その出来栄えに期待大。
『ホットギミック』2019年公開
原作は、男女の繊細な駆け引きで人気を集める相原実貴の同名コミック。
『溺れるナイフ』でもコミック原作を手掛けた新鋭・山戸結希が監督を務め、鮮烈な青春と恋愛が描かれる。乃木坂46の堀未央奈がヒロイン・初役で映画映画初出演にして初主演。
幼なじみ・亮輝に清水尋也、もうひとりの幼なじみ・梓に板垣瑞生、初の兄・凌に間宮祥太郎が扮する。
今また隆盛の時代劇『サムライマラソン』2月22日(金)公開
土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』を原作に、“日本のマラソンの発祥”といわれる史実を描く。
主演に佐藤健。ほか、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己らが出演する。
監督を『アンナ・カレーニナ』(98)のバーナード・ローズが務めるなど世界の才能が名を連ね、日本の豪華俳優陣で時代劇を描き出すのも話題。
『多十郎殉愛記』4月12日(金)公開
『木枯し紋次郎』『極道の妻たち』シリーズなどの名匠・中島貞夫の約20年ぶりの長編劇映画。
幕末の京都を舞台に、親の借金から逃れるため上洛して用心棒となる多十郎(高良健吾)、飲み屋の娘・おとよ(多部未華子)、多十郎の腹違いの弟・数馬(木村了)の苛酷な運命と殉愛を描く。
殺陣の魅力にあふれた一作で、熊切和嘉が監督補佐を務めている。
『居眠り磐音』5月17日(金)公開
シリーズ累計2000万部突破の佐伯泰英の小説を、『超高速!参勤交代』(14)の本木克英監督が映画化。
松坂桃李が昼間はうなぎ屋、夜は両替屋の用心棒として働く“優しすぎる浪人”坂崎磐音に扮し、木村文乃と芳根京子がダブルヒロインを務める。
ほか、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、ピエール瀧、陣内孝則、谷原章介、中村梅雀、柄本明らが出演。
『引っ越し大名!』8月30日(金)公開
“引っ越し”が題材の痛快エンタテインメント時代劇。
引っ越し奉行となった引きこもりの書庫番・片桐春之介(星野源)が、期限と費用に四苦八苦しながらも、幼なじみの鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の奉行の娘・於蘭(高畑充希)の知恵を借りて奮闘する。
原作は史実に基づいた土橋章宏の小説『引っ越し大名三千里』。犬童一心がメガホンを取る。
『決算!忠臣蔵』冬公開
忠臣蔵における赤穂浪士のミッションは、現在の金額にして8400万円の予算内に討ち入ることだった!?
山本博文の研究書『「忠臣蔵」の決算書』を、『殿!利息でござる』(16)も手掛けた中村義洋が笑いと涙の新感覚の忠臣蔵として映画化。
討ち入りを率いた大石内蔵助に堤真一、ワーキングプアな勘定方・矢頭長助にナインティナインの岡村隆史が扮する。
アニメの注目作はこちら!
日本映画の潮流!アニメーション『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』2月8日(金)公開
始末屋(スイーパー)=シティーハンターこと冴羽リョウと、パートナーの槇村香の活躍を描くハードボイルドコメディの29年ぶりとなる劇場アニメ作品。
新宿を舞台に、新作オリジナルストーリーが展開される。
声優にはリョウ役の神谷明、香役の伊倉一恵らオリジナルキャストが再結集し、飯豊まりえ、チュートリアルの徳井義実がゲスト出演を果たす。
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』3月1日(金)公開
長編劇場版シリーズ39作目。月面に作られたウサギの王国を舞台に、ドラえもんとのび太たちの冒険を描く。
脚本を手掛けるのは第147回直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』で『ドラえもん』のひみつ道具を各章のタイトルに配した、人気作家の辻村深月。
過去シリーズも手がける八鍬新之介が監督を担い、広瀬アリス、柳楽優弥、吉田鋼太郎らが声優を務める。
『きみと、波にのれたら』6月21日(金)公開
長編初監督作『マインド・ゲーム』(04)で話題をさらい、Netflixで世界同時配信された『DEVILMAN Crybaby』でも高い評価を受けた湯浅政明の最新作。
アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞を受賞した前作『夜明け告げるルーのうた』に次ぐオリジナル長編で、サーフィン好きの19歳の女性・ひな子と21歳の消防士・港のラブストーリーが展開される。
『天気の子』7月19日(金)公開
『君の名は。』の新海誠が約3年ぶりの長編。天候の狂った世界を舞台に、都会の片隅で出会った少年少女の冒険と運命を生き生きと描く。
声優には、注目の若手俳優・醍醐虎汰朗と森七菜を起用。
監督の前作『君の名は。』は日本映画で歴代2位となる約250.3億円、世界で約400億円の興行収入を記録。
その物語と合わせ、どれほどのムーブメントになるのかも楽しみ。
『HELLO WORLD』秋公開
ダイナミックなアクションを盛り込んだSFラブストーリー。
細田守作品で助監督を務め、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで絵コンテ・演出を手掛けてきた監督・伊藤智彦、『正解するカド』で注目を集めた脚本・野崎まどか、『らき☆すた』『けいおん!』のキャラクターデザイン・堀口悠紀子、制作・グラフィニカの強力タッグに注目。
テレビ発の注目の映画『緊急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー』1月11日(金)公開
地上波では踏み込めない企画に挑戦し続けるエンタテインメント番組『緊急検証!』(CS放送ファミリー劇場)がスクリーンへ。
かつて日本を熱狂させながらも忘れ去られたオカルトを新たな視点から検証するというテーマはそのままに、研究家たちが最新のプレゼンを行う。
テレビ版と同じく逸見太郎が司会を務め、大槻ケンヂ、辛酸なめ子らが出演。
『七つの会議』2月1日(金)公開
『半沢直樹』『陸王』『下町ロケット』などの原作・池井戸潤×監督・福澤克雄によるタッグで、同名企業犯罪小説を映画化。
突如として上司をパワハラで訴える“ぐうたら社員”の八角民夫を、これが自身初のサラリーマン役となる野村萬斎が演じる。
一連の池井戸ドラマの魅力である熱き義憤と興奮のドラマがスクリーンでさらに熱く描き出されている。
『コンフィデンスマンJP』5月17日(金)公開
『ミックス。』(17)の古沢良太脚本による、2018年4月クール放送の『コンフィデンスマンJP』が劇場版となって登場。
天才的な知能を持つがどこか抜けているダー子(長澤まさみ)、お人好しのボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のベテラン・リチャード(小日向文世)の3人組が、香港を舞台に史上最大のターゲットをめぐって信用詐欺を繰り広げる。
100人を超えるオーディションでダー子の弟子・モナコ役を勝ち取った織田梨沙にも注目。
『柴公園』6月14日(金)公開
名脇役・渋川清彦が、連続ドラマ初主演を務める『柴公園』の映画版。
柴犬を連れたおっさん3人が公園で無駄話を繰り広げる会話劇で、ほかのふたりに『さよなら渓谷』(13)の大西信満と、ドロンズ石本。また『幼獣マメシバ』シリーズとクロスオーバーしていて、佐藤二朗が演じる同作の中年ニートのキャラクター・芝二郎も登場。
園子温の秘蔵っ子で作品の助監督を担い、『ゼニガタ』(18)などで監督を務めた綾部真弥がメガホンを取る。
『劇場版 おっさんずラブ(仮)』夏公開
新語・流行語大賞2018年のトップ10にも選出され、ツイッターでも話題となった人気ドラマ『おっさんずラブ』が映画で登場。
女性にモテないダメ男ながら、男性の本能をくすぐる春田創一(田中圭)、誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンでドSの後輩・牧凌太(林遣都)の三角関係をピュアに描いたラブコメディで、劇場版ではドラマのその後が描かれる。
レギュラー陣に加えて、豪華なゲスト俳優も登場する予定。
レジェンドたちの生き様に注目
レジェンドたちの生き様を刻む話題作『この道』1月11日(金)公開
子供のように自由で、女性にだらしなくスキャンダルにもまみれデタラメな天才・北原白秋(大森南朋)と、日本初の交響楽団を結成した生真面目な秀才音楽家・山田耕筰(AKIRA)。
正反対のふたりが音楽を通じて出会い、日本歌曲の礎が築かれていくまでをユーモアも交えて描き出すヒューマンドラマ。主題歌『この道』をEXILE ATSUSHIが歌っている。
『FIGHTERS THE MOVIE~Challenge with Dream~』2月15日(金)公開
“北海道日本ハムファイターズ誕生15thプロジェクト”の一環として製作された、日本ハムファイターズの北海道移転からの15年の歴史を回顧するドキュメンタリー映画。
映画製作は球団初の試みで、ファイターズからメジャーリーグに移籍したダルビッシュ有や大谷翔平といった貴重な映像や映画のために語りおろしたインタビューも見ることができる。
『少年たち』3月29日(金)公開
ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を手がけ、若手メンバーたちが代々出演してきた伝説の舞台を同氏の製作総指揮で映画化。少年刑務所を舞台に、心に深い傷を抱えた少年たちの姿を描き出す。
ジャニーズJr.の人気グループのメンバーたちが出演していて、カメラ1台1カットで撮影された8分間のダンスシーンは注目だ。
『男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)』12月27日(金)公開
シリーズ開始から50年目の50作目。寅次郎(渥美清)の甥である諏訪満男(吉岡秀隆)の妻の七回忌法要から幕を開け、新撮パート、歴代作品の名場面パートを組み合わせて現代の物語が展開される。
おなじみのキャストの中、同シリーズでさまざまな役を演じてきた笹野高史が新たな御前様に扮し、出川哲朗、カンニング竹山、立川志らくらも出演する。
『人間失格』2019年公開
文学界の寵児だった太宰治の鮮烈な人生、日本文学史上最大のベストセラー『人間失格』の誕生秘話を監督・蜷川実花×主演・小栗旬のタッグで描き出す。
脚本を『紙の月』(14)の早船歌江子が手掛け、太宰と彼を愛した3人の女たちの目線を通してスキャンダルの真相が語られている。
小栗は役作りのために大幅な減量を敢行。その演技に期待がかかる。

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