西野カナ、紅白で語った「充実度」 
30代は「10年かけて南米まわりたい」
とも

 西野カナが8日、無期限の活動休止を発表した。公式サイトにコメントを寄せた西野は「大好きな音楽に囲まれて、最高の20代を過ごすことができました」とし、「期限を決めずに色々と挑戦したいと思っています」と綴った。

 西野は、2月1日・2日・3日に横浜アリーナで開催する『Kana Nishino Love Collection Live 2019』を最後に活動休止することを発表した。

 昨年大みそかに放送された、第69回NHK紅白歌合戦に9年連続で出場した西野。そのリハーサルの合間におこなわれ囲み取材では、アニバーサリーイヤーだった2018年の活動を「充実した一年」とし、2019年に向けては「10周年を締めくくるスペシャルライブもあるので、まずはそこに向けていろんなことを頑張りたい」と語っていた。

 そのなかでは、今回の発表文に通じるものがあった。

 発表文には「ずっと楽しみにしていた30代。旅行が好きなので、行きたい場所もまだまだありますし、やってみたいこともたくさんあります」としていたが、紅白の囲み取材でも「すごく30代を楽しみにしています」とし、「30代の10年をかけて、南米のすべてを回りたい。チリやアルゼンチンに興味があって、氷河も見に行きたい」と述べていた。

 昨年は、47都道府県ワンマンライブを達成。今回の紅白に限らず、年末におこなわれたイベントでも「充実した一年となりました」と語っていた西野。その内容やコメントからみても音楽活動の充実度がうかがえる。

 そんな西野は大学在学中の2008年にシングル「I」でメジャーデビュー。これまでに数々のヒット曲を送り出し、現在の楽曲トータルダウンロード数は5500万DLを超えている。リアルな恋愛観を綴った歌詞などが評価され、恋愛ソングの女王の異名も取った。

 かつて谷村新司は、西野カナを「彼女の詩の世界は、こんなに素直で、日記のように書き綴っている凄さ」と称えていた。

 また、アジアでも人気を集め、2014年には『第18回 China Music Award』(CMA)で、アジアで最も影響力のある邦人女性アーティストに値する『Asian Most Influential Japanese Singer賞』を受賞している。

 平成生まれの女性ソロ歌手で初めてドーム公演をおこなった偉業も持つ西野は、まさに名実ともに国民的歌姫として20代を過ごした。30代を様々な挑戦にあてたいとも語った彼女。発表文では「またいつか皆さんの前で歌える日が来るまで、日常の中で音楽を楽しみたいと思っています」と再会も約束している。

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