「ローリーズファームフェス 2018」
音楽とファッションの祭典、18年秋冬
&19年春夏ショーを開催

ローリーズファーム(LOWRYS FARM)が主催する音楽とファッションのイベント「ローリーズファームフェス 2018(LOWRYS FARM FES 2018)」が、2018年11月30日(金)にTOKYO DOME CITY HALLで開催され、2018-19年秋冬コレクション、2019年春夏コレクションのランウェイショーと、アーティストによるライブパフォーマンスが行われた。
2018-19年秋冬コレクションのランウェイショーでは、街の中から飛び出してきたようなナチュラルさと、現代の雰囲気を持ち合わせたリアルなスタイリングの数々が登場。
目に留まったのはクラシカルなチェックのコートやパンツ。冒頭に登場した、穏やかな色味のイエローチェックコートには、しなやかな落ち感のワイドパンツ、ブライトなダッドスニーカーを組み合わせ、フラットなカジュアル感と上品さを共存させた。
また、グレンチェックのチェスターコートには、分量感のあるパープルのタートルネックニットとミニスカートをコーディネート。オーセンティックなアイテムにアクティブさを取り入れることで、より自然体なスタイリングに仕上げている。
ふんわりとした起毛感のあるホワイトニットワンピースには、メタリックパープルのサッチェルバッグをアクセントに。フェミニンで柔らかい空気感の中に、スタイリッシュなエッセンスをプラスする。
寒くなるにつれ活躍頻度が高くなる、ダウンアウターのルックも多数登場。あえてレッドやブルー、パープルなどの鮮やかなカラーを採用し、グレーやブラックなど、ダークトーンのウェアに明るさを添えた。レッドのダウンベストからは、幾何学的な柄ニットの袖をのぞかせ、アイキャッチなスタイリングに。光沢感のあるシンプルなスカートを合わせ、ボトムスをコンパクトにすることで、すっきりとしたシルエットを描き出した。
2019年春夏コレクションは、野崎良太が率いるJazztronikをフィーチャリングした形式で行われた。スタイリッシュでリズミカルな音楽とともに現れたのは、淡いベージュのトレンチコートを羽織ったモデル。会場内が、春夏らしく軽快でクリーンな雰囲気に一変した。
目に飛び込んでくるように鮮やかなイエローのプルオーバーは、裾にかけて分量を持たせたオーバーシルエット。ストリート風の雰囲気とともに、ラフな抜け感を作り出す。グリーンのプリントワンピースに羽織ったマスタードのパーカーは、後ろに向けて裾を絞り、丸いフォルムに仕立てた。空気を含み、軽やかで活動的なオーラを放つ。
後半に登場した、ホワイトやライトブルーのスタイリングは明るい清涼感を演出。ストライプと無地を大胆に切り替えたシャツワンピースや、ゆったりとしたサイズ感のホワイトデニムジャケットに組み合わせたストライプワンピースなど、ベーシックで気取ったところのないルックを揃えた。
また、セットアップの提案も印象的。生成りのロングコートにミニマルなカットソー、ハイウエストのパンツを合わせたルックや、エメラルドグリーンのテーラードジャケットと快活なショートパンツの組み合わせはマニッシュなムードを漂わせながらも、女性らしいエレガントさを兼ね備えている。
ボーイッシュなオールインワンには、肩を見せたカットソーを重ねることでセンシュアルな要素を加え、ボリューム感のあるフレアスカートには、ドロップショルダーのショート丈トップスを組み合わせシルエットにメリハリをつけている。多彩なバランス感のスタイリングからは、シンプルなアイテム1つ1つの持つ表現の可能性をうかがわせた。
また、Little Glee MonsterOL KillerDaichiDAOKOといったアーティストが熱量の高いライブパフォーマンスを行い、会場を沸かせた。MCは、ケンドーコバヤシと川田裕美が務めた。

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