橘ケンチ、三浦しをんを迎えて読後会
を開催

橘ケンチ(EXILEEXILE THE SECOND)が主宰する読書コミュニケーション空間『たちばな書店』初のリアルイベントが日本出版クラブにて開催された。
『たちばな書店』は、橘ケンチの所属事務所LDH JAPANが運営するEXILE mobileの会員向けコンテンツを起点として雑誌『月刊EXILE』も連動、橘ケンチと読者が相互に書評を掲載する場として展開している。

過去には『たちばな書店』名義で実際の店頭における展示イベントを行ってきた他、文筆家とのトークライヴへたびたびゲスト出演するなど、その動きが出版界でも話題となってきた。
そんな中、今回は、国内外の文芸作品とそこから派生する多様なコンテンツの魅力を様々な切り口で紹介することで文芸全体を盛り上げていくフェスティバルイベント『国際文芸フェスティバルTOKYO』のサテライトイベントの一環として、橘ケンチ自身も作品を愛読しているという小説家・三浦しをんを招いて初のリアルイベントを実施することとなった。

当日は抽選で選ばれた100名が参加。橘ケンチと三浦しをんを囲み、三浦しをん著『舟を編む』を課題図書とした読後会の形で「どの登場人物に思い入れがあるか」や「このシチュエーションに何を感じたか」といった設問に対して意見を交換し合い、作品や他所の読書観に理解を深めていくという、たちばな書店本来の趣旨を再現。

最後には橘ケンチが「三浦しをんさんと読者であるみなさんを迎えて、たちばな書店のそもそもの想いをみなさんと共有できました。ありがとうございました」と集まった読書仲間にメッセージを送って会を締めくくった。
■橘ケンチ コメント
三浦しをんさんの説得力や面白みのある発言に加えて、ブック・ディレクターでもある司会の幅さんが話の軸を据えてくださったので、序盤からいい雰囲気だった気がします。
お客さんが積極的に挙手してくださって、想いを話してくださっている姿は本当に嬉しかったです。
たちばな書店の新たな可能性を感じることができる1日でした。
また、三浦さんとご一緒させていただいて感じたのは、文章で人の感情を揺さぶる方なだけに、意見交換の場でも言葉に対する絶妙なバランス感覚を持っていらっしゃるということでした。
感じたことや好きなことを率直に言葉にされる、いい意味で飾らない気さくな方だと感じました。
だからこそ、会場のみなさんにも人柄が伝わって和やかで楽しい場にすることができました。
たちばな書店としても、本来のオンライン上を始め、リアルな場でも常にチャレンジを重ねていきますので、今後の活動も楽しみにしていただけたらと思います。

■三浦しをん コメント
読んでくださった方の話し合うところを目の前で見させていただく機会は、これまで経験したことがなかったので、とても楽しくて刺激的な体験をさせていただきました。
どうしても本を読むのはひとりですし、読書感想文を書いたとしても双方向のやり取りにはなりにくいもの。
ひとりで完結してしまいがちな本を読むという行為から生まれた感情を、みんなで共有してわけ合えるたちばな書店の試みは、異なる意見や自分以外の人の読みを感じられる本当にいい場であるなと思いました。
今日のような読んだ人の感想を目の前で聞けるというこんなすてきなイベントを、たちばな書店さんがあちこちでやってくださると書き手は励みになるはずと感じると同時に、参加したいと思う作者のみなさんもいっぱいいると思います。
ぜひ今後も続けていただきたいと感じました。私自身も今日のイベントに参加させていただいて励みになりました。

『国際文芸フェスティバルTOKYO』開催
概要

海外及び国内の文芸作品(及びそこから派生する多様なコンテンツ)の魅力を様々な切り口で紹介、文芸を盛り上げていく文化庁とリットストック主催によるフェスティバル・イベント。第1回となる今回は、主催5イベントとともに一般参加のサテライト・イベントも数多く開催される予定となっている。世界中の本を愛する人々、本に携わる人々の交流を通して、日本の読書界や出版界を活性化させながら、世界へ向けて文芸コンテンツの価値と情報を発信していくイベントを目指す。
期間:11月22日(木)~25日(日)をコア期間に前後1ヶ月程度
会場:日本出版クラブビル/日本近代文学館/国立国文学研究資料館/他
主催:文化庁/一般社団法人リットストック
運営:一般社団法人リットストック
主催イベント:5イベント
招待イベント:第2回『ヨーロッパ文芸フェスティバル』
サテライト・イベント:20イベント以上(企業、団体、個人から公募した連携イベント
申込:主催イベントは10月22日(月)22:00より公式HPで先着順に受付
公式HP:ifltokyo.jp/
問合:info@litstock.jp
※平成30年度文化庁戦略的芸術文化創造推進事業による文化庁委託事業となります

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