lynch.「まだ全然満たされてません。
まだまだ夢がある」、キャリア最長ツ
アー最終日オフィシャルレポ

11月4日(日)、lynch.の全国ツアー『TOUR'18 Xlll-THE BEAUTIFUL NIGHTMARES-』の最終公演がTOKYO DOME CITY HALLで行われ、来年2019年2月にlynch.主催イベント『BLACK BEAUTY BEASTS』が開催されることが発表された。
今年7月11日に発売されたアルバム『Xlll』を提げた今回のツアーはバンド史上最大規模の公演数で、最終日である当日は早々にチケットがソールドアウトした。定刻を過ぎ会場が暗転するや否や、ステージに配列された13本のLEDライトが「THIRTEEN」冒頭の葉月(Vo.)によるカウントダウンに合わせて一つひとつ点灯し、開幕を告げる。続く「EXIST」でラウドなサウンドを見せつけるとフロア中が激しいヘッドバンギングにまみれ、古き良きヴィジュアルロックを彷彿とさせる「GROTESQUE」へと繋げた。
lynch. 撮影=土屋良太
「すごい前に『Xlll』を出したけど、今日、ここを持って『Xlll』は完成します。任せていいか、東京!」。葉月はそう言って「CREATURE」をドロップ。中盤の「AMBLE」や「SENSE OF EMPTINESS」では、これまでの激しいステージから一変、ミドルテンポなナンバーでバンド特有の艶美なパフォーマンスを見せつつも、キラーチューン「GALLOWS」が放たれた瞬間に会場は再び熱気に満ち溢れた。「FIVE」で銀テープが華やかに舞った後には、『Xlll』の最後に収録されている楽曲「A FOOL」で神秘的な表情を見せ、本編が終了。
アンコールでは、前日11月3日に誕生日を迎えた玲央(Gt.)にサプライズでケーキが登場。「44歳になりました。年相応の音楽があると思いますが、僕たちは結成当初から変わらず極悪な音になってます。バンドがもっと大きくなれば、これが年相応の音楽になると思う。これからも応援して下さい」と玲央が語ると、葉月は「“今が最大であり、最高である”という状況が続いています。まだ全然満たされてません。まだまだ夢があるので。着いて来てください!」と確固たる意思を表明した。
lynch. 撮影=土屋良太
その後、来年2月にバンドの故郷でもある名古屋で2日間の主催イベントを開催することが発表され、オーディエンスによる歓喜の声が上がった。「僕たちの音楽がスタンダードになれるように……いけるか!」。玲央の合図で「MOON」を畳み掛け、再びライブがスタート。鳴り止まないダブルアンコールに応えて「EVOKE」をお見舞いし、ラストは二度目の「THIRTEEN」で約4ヶ月に渡った全34公演の全国ツアーの幕が閉じた。
lynch. 撮影=土屋良太
来年2月8日(金)、9日(土)にZepp Nagoyaで開催されるlynch.主催イベント『BLACK BEAUTY BEASTS』は、両日出演となるlynch.の他、2月8日(金)にはアルルカンAngelo、D’ ERLANGERが、2月9日(土)にはRAZORMERRYMUCCSUGIZOが出演する。チケットは11月17日(土)15:00より先行受付がスタート。終演後にはイベントの特設サイト(http://pc.lynch.jp/bbb)がオープンし、YouTubeにてトレーラー映像が公開された。lynch.は年末に『COUNTDOWN JAPAN 18/19』への初出演(12月29日(土)に出演)が決定しており、12月31日(月)にはZepp Nagoyaで『lynch. COUNTDOWN LIVE「2018-2019」』を開催する。
取材・文=羽村萌 撮影=土屋良太

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