柚希礼音がかわいいドレス姿を初披露
⁉ ソロコンサート『REON JACK3』囲
み取材&プレスコール

元宝塚星組トップスターの柚希礼音のソロコンサート『REON JACK3』が、10月19日に東京国際フォーラムにて開幕した。宝塚退団後、『REON JACK1』から始まり3作目となる本作は、これまでのREON JACKシリーズの集大成と言えるだろう。音楽プロデューサーは前作から引き続き本間昭光を迎え、ゲストにも大貫勇輔、大村俊介(SHUN)、YOSHIE、クリスティアン・ロペスと豪華な顔ぶれが続投する。
『REON JACK2』から『REON JACK3』までの約1年半の間に、柚希はミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』、『マタ・ハリ』、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA』で、それぞれ新たな役どころにチャレンジしてきた。女優としてさらなる進化を遂げた彼女が、“柚希礼音”としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まる。囲み取材では『REON JACK3』に込める想いと、来年迎える芸歴20周年に向けた意気込みを語ってくれた。
「かっこいいからかわいいまで、かなり盛りだくさんな内容になっています」(柚希)
『REON JACK3』囲み取材
ーー本日、コンサート初日を迎える気持ちをお聞かせください。
『REON JACK3』は1年半ぶりのコンサートなのですが、ファンの皆様がすごく楽しみに待ってくださっていると知り、とても嬉しいです。その想いに応えられるように頑張ります。
ーー本作は前回よりもパワーアップしているとのことで、お客様もかなり期待されていると思います。どんなところに注目していただきたいですか?
『REON JACK2』のときはスペシャルなダンサーの皆様にゲストとして出ていただきましたが、今回はゲスト出演のような形ではなくもっと様々な場面に出ていただきます。すごいことになっているので、早く皆様に見ていただきたいです。
例えば『REON JACK2』では大貫勇輔さんと私が2人で踊る場面はなかったのですが、今回はガッツリと、しかも私も初めてのコンテンポラリーダンスを踊るんです。それぞれのダンサーの方々ともさらに濃厚な絡みがあります。それと、私自身ではかっこいいからかわいいまで、かなり盛りだくさんな内容になっています。
ーー「かっこいいからかわいいまで」とのことですが、かわいいというのはどういうことでしょうか?
ぜひ、その目で見ていただきたいですね。すんごいドレスを着るんですよ、初めて(笑)色といい形といい、自分の衣装とは思えない程。3回目のREON JACKなので、かっこいいもありながらいろんな魅力を出せればなということで、ちょっと思い切ってみました。しっとりとした歌を歌うロングドレスやかわいらしいワンピースもありつつ、かっこいいは思いっきりかっこいいがありますので、楽しんでいただけると思います。
ーー実際にかわいいドレスを着てみてどうですか?
最初は歌っていても自分自身照れがすごくてだめだったんですけど、初日は照れずにいきます!
ーーなぜかわいいドレスを着ようと思われたんですか?
REON JACKの間に様々な体験をすることによって、自分自身がどんどん変わっているんです。なので、『REON JACK2』のときの自分と今の自分は全然違うと感じていて。どうしてもロングドレスが着たかったというわけではないのですが、今なら着れるかな、と。今の自分自身をいろんな場面で表現したいと思っています。
ーー来年で芸歴20周年を迎えるということですが、どのようなお気持ちですか?
本当に初舞台から20年も経ったのかと驚きで、目の前のことをやっていたら20年経っていたという感じです。宝塚を退団したことで、一度男役ではない普通の女性に戻って3年が経ちます。途中で女性に戻ったことにより、20年やっているというよりも新人のような気持ちですね。
ーー今後どんなことをやっていきたいですか?
今後も、自分自身が挑戦してみたいことは思い切りやっていきます。コンサートもやっていきたいなと思いつつ、ミュージカルやストレートプレイなど、もっといろんなことを勉強していきたいです。
ーー来年の20周年の年をどんな年にしてきたいですか?
20周年なので、ずっと支えてくださったファンの皆様へ感謝をいっぱいお伝えできるようなことをしたり、自分ではできる限り避けてきたものにあえて挑戦してみたり。感謝をして、挑戦をして、今までとはちょっと違った1年になればなと思っています。
『REON JACK3』囲み取材
踊る柚希から目が離せない! 大人の女から、宝塚時代を彷彿とさせる男役姿も披露
「アラート feat.NAOTO」
プレスコールでは2曲が披露された。1曲目は、9月にリリースした2nd ミニアルバム『R ing』より、「アラート feat.NAOTO」。この曲は『REON JACK2』と『REON JACK3』の音楽プロデューサーを担当する本間昭光が作曲、ポルノグラフィティ新藤晴一が作詞という、豪華クリエイター陣によって生まれたものだ。
「アラート feat.NAOTO」
『アラート feat.NAOTO』
赤と黒を基調としたステージや、薔薇の花びらが舞い散るスクリーンの演出が、より一層大人の女としての柚希を際立たせる。
「アラート feat.NAOTO」
柚希「とても覚えやすく、耳に残るような曲になっています。大人の恋愛を描いており、今までの自分の曲にはなかったような曲です。振り付けも色っぽくなっているので、楽しみにしていただければと思います」
「アラート feat.NAOTO」

「アラート feat.NAOTO」
続いて披露された曲は「Feeling Good」。宝塚時代の自身のコンサート『REON2』で、当時男役だった柚希が初めて女として踊った曲ということで思い入れがあるのだという。しかも当時その振り付けを担当したのは、『REON JACK3』で振り付けとゲスト出演をする大村俊介(SHUN)だったそうだ。

左から クリスティアン・ロペス、柚希礼音、大村俊介(SHUN)、大貫勇輔
漆黒のタキシードを身に纏い颯爽と階段から降りてくる姿は、宝塚の男役時代を彷彿とさせる。
「Feeling Good」

「Feeling Good」

柚希「『REON JACK2』では、この曲は私が着替えている間に使われていたんです。あまりにも素敵だったので、『私も出たい!』と袖から羨ましく思っていました。なので今回はぜひ私も、と参加しました。かなり久しぶりに、とても男役っぽくなっています。『すっごい久しぶりやなあこの感じ!』と、SHUN先生と言いながら振り付けを受けていました。ここもまた、ガラリと違った感じを楽しんでいただけるかなと思っています」
「Feeling Good」
「Feeling Good」
コンサートは21曲で構成され、上演時間は約2時間。プレスコールの2曲の他に、柚希と大貫勇輔によるコンテンポラリーダンスや、力強いアクロバティックなタンゴナンバー、他にカバー曲なども披露されるという。東京国際フォーラムでは10月19日〜21日まで、その後は大阪・梅田芸術劇場で11月8日〜11日に開催される。
年明けにはBunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』への出演を控えるなど、女優としての新境地を開拓し続ける柚希礼音。『REON JACK3』では、舞台で見せる女優の姿とはまた一味違った、等身大の柚希の魅力を堪能してほしい。
「Feeling Good」
取材・文・撮影=松村蘭(らんねえ)

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