【RUSH BALL 2018 クイックレポ】夜
の本気ダンス 太陽の真下で、本気の
ダンスビートに揺られ、踊りまくる

RUSH BALL 2018 夜の本気ダンス
2015年以来、2度目の出演でメインのステージに登場したのが夜の本気ダンスだ。「平成最後の踊れる準備しませんか?」と、リハの段階からオーディエンスと息ばっちりで盛り上がっていく。ドラムカウントから始まった1曲目「WHERE?」、初っ端からハイなナンバーが投下されると一瞬にして真っ昼間の炎天下の野外会場がダンスホールへと姿を変える。軽快な鈴鹿秋斗(Dr)のリズムは観客のステップを止めることなく、さらに煽りをかけていくようだ。
夜の本気ダンス

夜の本気ダンス

「新曲やっていいですか?」と、8月8日にリリースされたメジャー4作目となるニューシングル「Magical Feelin’ 」を披露。キャッチーなメロディと疾走感あるビートはシュワっとしたサイダーのような爽やかさを感じ、思わず胸がキュンとしてしまう。さすが「躍らせるプロ」、一度聞いただけでもタイトルのままに魔法を懸けられたようで、すぐさま音が体に馴染み、会場の誰もが踊りを止められなくなってしまう。「調子はどうですか? ロック楽しんでますか?」と、続いて「Can‘t You see!!!」へ。西田一紀(Gt)が刻むメロディからはスリルさえも感じさせ、マイケル(Ba)のローなリズムがじわじわと観客のテンションを攻め込んでいく。
夜の本気ダンス

夜の本気ダンス

MCでは鈴鹿が「塾に行かせるよりも月に一回オレらのライブに来て。義務教育で教えられへんこと、オレらが教えたるさかいな!」とライブの楽しさを語りつつ、米田貴紀(Vo/Gt)が「学校で教えてくれないこと、教えちゃっていいですか? ダンスできますか? 本気のダンスタ~イム!」と「Japanese Style」「fuckin’ so tired」、そして「B!tch」へと流れ込んでいく。腰をぐっと落とし込んで、より深く彼らの音に共鳴して踊り続けるオーディエンスたち。生音だけで作りこまれたダンスミュージックは人間の野性味を呼び起こすのか。米田はネクタイを投げ捨て、率先してダンサブルなビートに合わせて腰をくねらせて踊りまくる。
夜の本気ダンス
ラスト「TAKE MY HAND」、米田はメガネも放り出し、バンドもよりハイなテンションで突き進み、これでもかとアグレッシブなダンスロックサウンドをぶつけ、全7曲が終了。まだまだイベントは始まったばかりだというのに、これだけ踊りまくって良いのだろうか? ま、楽しいからしょうがないか。

文=黒田奈保子 撮影=田浦ボン
夜の本気ダンス

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