一人の音楽好きのひきこもりをライブ
シーンに呼び戻した小原涼という女性
シンガー

2018/07/20 新宿ReNY 小原涼4thワンマ
ンライブ

小原涼との出会いは2016年10月末ごろと記憶している
SHOWROOMでライブ配信を見たのもその後すぐだろう
最初の感想は『全てにおいて未熟』だった
だが、その歌声には何か惹きつけるものがあった

当時、私はある病気の為に仕事もできず自宅で日々を誰ともかかわらず過ごす日々だった
外界との接触はインターネット上のSNSや配信サービスのみ
それもほんのわずかなつながりだった
足の筋力が衰えていた事もあり、とてもじゃないがライブシーンに足を運ぶことなど怖くてできない状態だった

だが、彼女の歌に惹かれ彼女をネット上で見続けるうち
どうしても彼女の歌を生で聴きたいと思った
そして、数年ぶりに外出を決意した

渋谷のライブ会場まで健全な時なら駅から15分もあれば辿り着ける
その距離を数歩、数十歩歩いては休み、重い体を引きずるように歩いた
行きつくだけでこんな状態で『果たして無事に家に帰れるのか?』と何度も思った

ライブ会場につくとSNS上で知り合った彼女のファンが暖かく迎え入れてくれた
初対面の相手と会話するのも数年ぶりの事だった

ライブが始まると『ああ、音楽が歌が体に届く』そう感じた
私は右耳が重度難聴である
ゆえに、大抵のインディーズ系の駆け出しアーティストの歌声は
その歌詞が音圧に負けて聞き取ることができない
でも、小原涼彼女の声は聴きとれるのだ
なんて通る声を持った子だと驚愕した
『歌がちゃんと聴こえる』涙しそうになった

それから、ずっと応援を続けている

彼女の死に物狂いとも思える無茶なチャレンジを何度も目にした
喉を酷使しすぎて歌唱禁止を事務所から言い渡されたり
喘息の発作で肋骨を骨折していてもステージに上がる

当初出会った頃の彼女の歌の技術は下手と思われるレベルだった
だが今、彼女の歌を聴いて下手と思うものは
よほど技術にうるさい人だけだろう
驚異的に成長を続ける彼女から目が離せない

外に出てライブシーンに足を運ぶことを半ばあきらめていた一人の音楽好きを
ライブシーンに引っ張り出したその歌声の持つパワーを
多くの人に体感してもらいたい

2018/07/20 新宿ReNY 小原涼4thワンマンライブ開催予定です

小原涼関連SNS及びミュージックビデオ

Ryou Kashi

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