<Amuse Fes>、ポルノ、Perfumeら“
雨”“晴”チームの豪華競演に18,00
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Photo by 上山陽介
アミューズ所属アーティストが一堂に会する音楽フェス<Amuse Fes in MAKUHARI 2018 -雨男晴女->が、6月2日、千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて開催された。
<Amuse Fes>は、2013年から2015年に開催された野外フェス<BBQ in つま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~>を前身とする音楽イベントだ。2017年から季節も場所もリニューアルし、今年で2年目、通算5回目の開催となる。
当日は、昨年に続いての出演となるポルノグラフィティPerfume、FLOW、WEAVER高橋優藤原さくらに加え、Rihwa、辻村有記フレデリックエドガー・サリヴァンらアーティストが登場。さらに“アミューズスペシャルバンド”として、BEGINから島袋優上地等flumpoolから阪井一生小倉誠司、FLOWからGOT’S、WEAVERから杉本雄治が参加し、当日までシークレットとなっていたサンプラザ中野くんも加わって、ジャンルも世代も超えた豪華な競演で約1万8,000人のオーディエンスを魅了した。以下、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
   ◆   ◆   ◆
今年は“晴チーム”と“雨チーム”に分かれてのチーム対抗戦の要素もあり、勝敗は観客に委ねられるという熱い展開に。晴チームのトップバッターで登場したFLOWは、代表曲「GO!!!」から「Steppin' out」で一気にオーディエンスの心をつかむと、「終わった後に晴れた夜空に浮かぶ星を見上げましょう! 感謝の気持ちを込めて一曲」(KEIGO)と、晴チーム勝利への願いをこめた「流星」を歌い上げた。しっとりした雰囲気から一転、「元気をわけてくれー!」の言葉と共に大ヒットアニメの主題歌をカバーした「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をはじめ「Around the world」「COLORS」で再び会場を熱くさせ、<Amuse Fes in MAKUHARI 2018 -雨男晴女->のスタートを切った。
▲FLOW Photo by 西槇太一
続く雨チームからはWEAVERが登場。「WEAVERの雨ソング「BLUE」!」と、雨チームのトップバッターにふさわしいしっとりとした曲からスタート。「去年のフェスより盛り上がってない!?」と今年のフェスの盛り上がりに喜びをあらわすと「雨チームを応援しにきた人ー? 晴チームと一緒くらいやな。こっからは僕たち次第ということですね!」と意気込み、新曲「Hello Future」を披露。最後は「Shine」で締めくくると、晴れチームのRihwaへとバトンタッチした。
▲WEAVER Photo by 山川哲
▲Rihwa Photo by 上山陽介
代表曲「春風」をしっとりと歌い上げたRihwaは、「昔はズボンやキュロットしか着たことなかったんですけど、東京にはいろんな格好の人がいてすごい勇気をもらって、ここ何年間でスカートを普通にはけるようになりました。そんな人はこの中にもいっぱいいるかな……」と曲に込めた思いを語り「Swing Swing♪」を披露。軽快なバンド演奏と共に、タンバリン片手に広いステージを駆け巡り会場を盛り上げる。そして「ここで皆さんに会えたのも何か意味があったと思います。心を込めて歌います」と、今日の出会いに感謝の気持ちを込めた「ミチシルベ」を力強く包み込むような歌声で届けた。
次は雨チームの辻村有記がイントロで「幕張ー! 踊ろうぜ!」と叫ぶと、ダンスチューン「Into U」を披露。「na na na」では「楽しいフェスにしようぜ!」のかけ声と共にアップテンポな曲で会場を盛り上げた。続けて<HANDSOME FILM FESTIVAL 2017>のために書き下ろした「Actions Over Words」を披露すると、「雨男の辻村有記でした!」の言葉と共に「Ame Dance」で締めくくった。
▲辻村有記 Photo by 西槇太一
そして今年の目玉であるアミューズスペシャルバンドが登場。アミューズスペシャルバンドには、BEGINから島袋優、上地等、flumpoolから阪井一生、小倉誠司、FLOWからGOT’S、WEAVERから杉本雄治が参加。バンドメンバーの呼び声で、サプライズゲストとなるサンプラザ中野くんがステージに現れると、会場からは割れんばかりの歓声が。「発売から30年!ありがとう!「Runner」!」のかけ声でFLOWのKOHSHI、KEIGOを引き連れて熱唱。KOHSHI、KEIGOは場内を走り回る熱いパフォーマンスを見せ会場のボルテージはMAXに。「次のゲストボーカルはこの方!」とflumpool・阪井一生が呼び込むと、ポルノグラフィティ・岡野昭仁が登場。「flumpoolの隆太が良くなって、またステージに戻ってきてくれることを願って歌います」とflumpoolの「星に願いを」を歌いあげ、先輩後輩の絆に会場中が感動に包まれた。
MCで、阪井が「半年ぶりのライブなんで、手がふるえています。続いて(島袋)優さんの曲やりましょうよ。ゲストはこの方です!」と呼び込むと、「はいさーいどうも、比嘉栄昇です」「めんそーれー」と言いながら高橋優が登場すると、阪井が「(出身)秋田でしょ!」のツッコミを入れて会場を沸かせた後、高橋をボーカルに据えてBEGINのヒット曲「海の声」を披露した。
▲AMUSE SPECIAL BAND(左より、杉本雄治、島袋優、KEIGO、GOT'S、サンプラザ中野くん、小倉誠司、KOHSHI、阪井一生、上地等)Photo by 上山陽介
▲左より、のっち、佐々木萌、あ~ちゃん、Rihwa、かしゆか、藤原さくら Photo by 上山陽介
阪井の「早いものでラスト一曲となります!」の声と共に、今回のフェスに参加しているPerfume、Rihwa、藤原さくら、エドガー・サリヴァンの佐々木萌といった女性ボーカルたちが集結。そしてここからはWEAVER・河邉も加わると、Perfumeのあ~ちゃんが「後ろにBEGINさんいるんだよ! やばくない? flumpoolもWEAVERもFLOWさんもいて。「Runner」めっちゃびっくりしたんだけど! 最高だったね!」とサンプラザ中野くんが登場したことにもふれ、豪華メンバーが勢ぞろいしたことを興奮気味に語った。曲紹介では「みんなにも声を出してほしいところがあるんですよ。聞けば分かると思う! アミューズの先輩の曲を歌います。」と語り、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」を披露すると「いま何時!?」「そうねだいたいね~!」の掛け合いで会場が一体となった。
▲エドガー・サリヴァン Photo by 西槇太一
フェスの後半戦は雨チームのエドガー・サリヴァンからスタート。「BABY-Gを諦められない!」「JAPONICA!!!」などアップテンポな曲で会場を盛り上げながら、「エドガー・サリヴァンです!」とグループ名を客席にアピール。ボーカルの佐々木萌が「去年は客席で観てました。こうやってアミューズフェスのステージに立たせていただいて、本当に光栄に思います。時間は限られていますが、どうしても皆さんと一つになりたいなと思って、一番有名な曲を。」と「ミラクルショッピング ~ドン・キホーテのテーマ~」を披露。最後に「私たち今日は誰よりも新人だけど、誰よりも夢があります!よろしくお願いします!」と語り、初出演ながらも堂々としたパフォーマンスでオーディエンスに鮮烈なインパクトを残した。
▲藤原さくら Photo by 山川哲矢
後輩からのバトンを受け取ったのは晴チームの藤原さくら。「500マイル」、最新アルバムにも収録される「Sunny Day」をスモーキーヴォイスで歌い上げると、MCでは「アミューズフェスに参加させてもらって2年目になるかな? ずっと続けばいいなと思いながら歌ってます。大先輩に囲まれて嬉しいです!」と去年に引き続きアミューズフェスに参加した喜びを語った。最後に「(アミューズスペシャルバンドで歌唱した「勝手にシンドバット」に引き続き、)もう一人、大先輩の曲をやらせていただきます」との言葉と共に、自身の出演したドラマの主題歌「Soup」で締めくくった。
「フレデリックはじめます」の声でステージに現れたのは今年が初参加で雨チームのフレデリック。「オンリーワンダー」で存在感を魅せつけると、「MCなしノンストップで音楽の雨降らします!」と宣言し、「TOGENKYO」、最新曲「飄々とエモーション」、ライブの定番の曲「オドループ」まで息つく間もなく観客を躍らせた。
▲フレデリック Photo by 上山陽介
▲高橋優 Photo by 西槇太一
続いて登場した高橋優は、「明日はきっといい日になる」を晴れやかに歌い、晴れチームらしく会場を笑顔で包んだ。MCでは「一番後ろのあなたにまで届くように精一杯うたいます!」と意気込むと、「みなさんの声を全部ステージに届けてください! 次の曲は一人だけど絶対一人じゃない、くじけてしまう時もあるけど、一緒に前に進んでいこうという願いをこめて」とライブで初披露となる「プライド」を熱く歌い上げた。
雨チームのトリを務めるのはポルノグラフィティ。「雨男代表でございます。でも僕自身は“軽(かる)”晴れ男の岡野昭仁、そして彼が“大”雨男・新藤晴一です!」とあいさつすると、「電光石火」「THE DAY」「空想科学少年」まで息つく間もないほど圧巻のステージを魅せた。さらに雨の情景を歌った「サボテン」や今回のテーマに合わせて選曲された「天気職人」を披露すると、ラストは「皆さんを嵐のなかに巻き込みたいと思います」のかけ声と共に「アゲハ蝶」で会場を最高潮に盛り上げ、雨チームに勝利を呼び込んだ。
▲ポルノグラフィティ Photo by 山川哲矢
晴チームのラストを飾るのは、自他共に認める晴れ女のPerfume。あ~ちゃんが「ポルノさんが先に出て、なぜか私たちが最後を飾るのと」と大トリを担うことに恐縮しつつも「ポリリズム」「TOKYO GIRL」で雨チームに傾いたオーディエンスの心を一気に晴れチームへ傾けた。Perfumeライブではお馴染みの「P.T.A.」のコーナーでは、コール&レスポンスで会場を盛り上げ、続く「Party Maker」、「チョコレイト・ディスコ」、最新曲「無限未来」を披露し、イベントのフィナーレを彩った。
▲Perfume Photo by 上山陽介
最後に晴チーム、雨チームがステージに勢ぞろいすると、どちらのチームのパフォーマンスが良かったかの勝敗をオーディエンスに委ね、今回は晴れチームが勝利となった。
負けた雨チームには、罰ゲームとして新日本プロレス・真壁刀義扮する雷様からのビリビリサンダーが見舞われる。あまりの衝撃にアーティスト全員がひっくり返り、雨チーム代表の岡野が「みんな手首大丈夫か?」と雨チームらしくじっとり落ち込むと、晴れチームも客席も大きな笑いに包まれた。そしてラストはチームの垣根を越えて「Amuse Fes」のテーマ曲「それを強さと呼びたい」の合唱で終幕した。
なお、この「それを強さと呼びたい~2018ver.~」のライブ収録音源は、来週にも配信リリースされる予定だ。
■<Amuse Fes in MAKUHARI 2018 - 雨男晴女 ->セットリスト


■FLOW

1 GO!!!

2 Steppin' out

3 流星

4 CHA-LA HEAD-CHA-LA

5 Around the world

6 COLORS
■WEAVER

1. BLUE(dub step ver.)

2. だから僕は僕を手放す

3. Hello Future

4. Shine
■Rihwa

1. 春風

2. Swing Swing♪

3. ミチシルベ
■辻村有記

1 Into U

2 na na na

3 Actions Over Words

4 Ame Dance
■AMUSE SPECIAL BAND

1. Runner

GUEST: サンプラザ中野くん/KOHSHI(FLOW)/KEIGO(FLOW)

2. 星に願いを

GUEST: 岡野昭仁(ポルノグラフィティ)

3. 海の声

GUEST: 高橋優

4. 勝手にシンドバッド

GUEST: Perfume/Rihwa/藤原さくら/佐々木萌(エドガー・サリヴァン)/河邉徹(WEAVER)
■エドガー・サリヴァン

1. BABY-Gを諦められない!

2. JAPONICA!!!

3. ミラクルショッピング ?ドン・キホーテのテーマ?

4. 叫べボイエンガル
■藤原さくら

1. 500マイル

2. Sunny Day

3. The Moon

4. Soup
■フレデリック

1. オンリーワンダー

2. TOGENKYO

3. 飄々とエモーション

4. オドループ
■高橋優

1. 明日はきっといい日になる

2. 象

3. プライド

4. ルポルタージュ

5. 虹
■ポルノグラフィティ

1. 電光石火

2. THE DAY

3. 空想科学少年

4. カメレオン・レンズ

5. サボテン

6. 天気職人

7. ハネウマライダー

8. アゲハ蝶
■Perfume

1. ポリリズム

2. TOKYO GIRL

3. 宝石の雨

4. Party Maker

5. チョコレイト・ディスコ

6. 無限未来
■エンディング

1. それを強さと呼びたい

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