【THE MODS ライヴレポート】
『THE MODS TOUR 2018
"EL SKULL ROLL"』
2018年3月10日 at Zepp Tokyo
このツアーは3月30日まで続く。さぁ、いつまでも朽ちることのないその“骸骨”と一緒に、彼らの歌の数々に声を合わせ、永遠に転がっていくための切符を手に入れようではないか。
春嵐如くのツアーを敢行中のTHE MODS。この日は同ツアー中盤であった。ドライブ感あふれる「MEAN STREET RATS」を始め、前半はスリリングでこの現状に“No!”を掲げる曲を連射。会場も一緒に歌い、拳をあげれば、会場をギュッと抱き寄せた「SHADE OF THE MOON」等のラブソングがスイートでロマンチックに会場を染めていく。また、久々に歌われた楽曲の登場には意外性も含め会場中が驚喜した。
中盤での盛り上がりにも眼を見張るものがあった。森山達也(Vo&Gu)もスタンドマイクでステップを踏み歌ったスリリングでダンサブルなナンバーが会場を支配すれば、「GO-STOP BOOGIE」ではまさしく“ドント・ストップ・ブギー”とばかりに会場中のボルテージを上げにかかる。また、この日は時を経ても若々しさを保ち、歌い継がれている昔の曲たちも耳を惹いた。《若さも長くは、そう続かない そいつは俺にも分かってる》(「SHE’S THE C」)、《時はモノを壊していく お前と俺の顔も壊す 時間はまるでダイアモンドの光さ》(「バラッドをお前に」)等が35年前に放たれ、当時想像していた齢を重ねた自分像とはまた違った輝かしい生き方をしている自身に出会わせてくれた。そして、ライジングサンなサウンドに乗せ、これからも続けていくこの道に集う仲間たちと進む決意を、みんなと歌った終盤の光景も誇らしかった。
このツアーは3月30日まで続く。さぁ、いつまでも朽ちることのないその“骸骨”と一緒に、彼らの歌の数々に声を合わせ、永遠に転がっていくための切符を手に入れようではないか。
撮影:齋藤ユーリ/取材:池田スカオ和宏
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