高橋 優
『世界で一番読まれたい手紙』
- 第9回 僕の岸本斉史先生へ -
拝啓、『NARUTO -ナルト-』を描き続けてくれてどうもありがとう。
漫画というのは僕にとって日々の生活を楽しくするための重要な要素のひとつです。 読むことで勇気をもらったり元気をもらったり、まるで僕という人間の半分は漫画で 出来ているんじゃないかというくらい僕は漫画と共に生きており、今年はそれがめっ きり『NARUTO -ナルト-』なのです。
主人公ナルトの人間臭さに釘付けになりました。僕は『ドラゴンボール』を読んで育っ た世代なので、主人公がどんどん強くなっていくというストーリーが基本的に好きな のだけど、ナルトの場合どんどんとスキルは磨かれていくものの大切な場面で失敗し たり、冷静さを保てず味方に迷惑をかけたりしておりました。そんなナルトの行く末を 見届けたくて仕方なくなりました。孤独と常に向き合いながら戦っているところにも 痛いほどに共感しつつ涙ながらに47巻まで読みました。同じ木の葉のシカマルの口癖 である“面倒くせえ”からヒントを得て、曲を作ってしまったほどです。
いつかお会いできたその時には、是非ともその曲を聴いていただきたいのです。 敬具
あなたへの一文字・・・「忍」
漫画というのは僕にとって日々の生活を楽しくするための重要な要素のひとつです。 読むことで勇気をもらったり元気をもらったり、まるで僕という人間の半分は漫画で 出来ているんじゃないかというくらい僕は漫画と共に生きており、今年はそれがめっ きり『NARUTO -ナルト-』なのです。
主人公ナルトの人間臭さに釘付けになりました。僕は『ドラゴンボール』を読んで育っ た世代なので、主人公がどんどん強くなっていくというストーリーが基本的に好きな のだけど、ナルトの場合どんどんとスキルは磨かれていくものの大切な場面で失敗し たり、冷静さを保てず味方に迷惑をかけたりしておりました。そんなナルトの行く末を 見届けたくて仕方なくなりました。孤独と常に向き合いながら戦っているところにも 痛いほどに共感しつつ涙ながらに47巻まで読みました。同じ木の葉のシカマルの口癖 である“面倒くせえ”からヒントを得て、曲を作ってしまったほどです。
いつかお会いできたその時には、是非ともその曲を聴いていただきたいのです。 敬具
あなたへの一文字・・・「忍」