【Dragon Ash ライヴレポート】
『Dragonash Live Tour
MAJESTIC Final』
2018年1月28日 at 横浜アリーナ
アルバム『MAJESTIC』の収録曲が連発された他、THE MAD CAPSULE MARKETSのカバー「Pulse」も飛び出し、クラウドサーフが沸き起こり続けた会場の風景が美しかった。「百合の咲く場所で」の途中でKj(Vo&Gu)が口にした“お前らがいたらライヴハウスみたいなもんだな!”という言葉は、あの瞬間に心底実感したことなのだと思う。そして、「Fantasista」がスタートする直前の“20年、ロックバンドをやってて、今の時代が一番カッコ良いバンドが多いと思ってる”という彼のMCからは、刺激的なシーンを築き上げた張本人としての誇りと喜びがうかがわれた。
アンコールで「Viva la revolution」を披露した直後の桜井誠(Dr)の言葉も印象的だった。“1999年に、ここ(横浜アリーナ)でライヴをやりました。俺、今、38歳。ダブルスコアですよ。こんなに愛されて、続けられると思ってなかった”。そして、「Drugs can’t kill teens」「繋がりSUNSET」「Curtain Call」も届けられて迎えたエンディング。デビュー20周年を経て一層強靭となったDragon Ashの雄姿を清々しい余韻が包んでいた。
撮影:shimboyuki、mao Yamamoto、michitogoto、TAKAHIRO TAKINAMI/取材:田中 大