【連載】Vol.032「Mike's Boogie St
ation=音楽にいつも感謝!=」

日本上陸!ロックの殿堂 ROCK & ROLL HALL OF FAME ロックの殿堂ジャパンミュージアム 後篇
ロックの殿堂ジャパンミュージアムが日本上陸。多くの音楽ファンの注目を集めている。今回は2002年以降をご紹介。RRHOF受賞者を紹介しながらジャパンミュージアム展示物と一口メモをMike's CollectionもオマケさせていただきながらBoogie Station、RRHF後篇ゴーズ・オン!
ところで2018年はどんなアーティストや業界関係者が殿堂入りするか、ROCK ROLL HALL OF FAME楽しみだ。今回ノミネートされているのはボン・ジョヴィ、ダイアー・ストレーツ、ユーリズミックス、J.ガイルズ・バンドMC5、ミーターズ、ムーディー・ブルース、二-ナ・シモン、リンク・レイ、ゾンビーズほか。日本からのファン投票に是非ジョインして欲しい!
▲18年前ユーリズミックスはアルバム「Peace」をフィーチャーしてコンサート・ツアー。その際にアー二ー・レノックスがステージで着用したベルベット・スーツ。


【2002】

*Performers

Isaac Hayes, Brenda Lee, Tom Petty and the Heartbreakers, Gene Pitney, Ramones, Talking Heads
▲トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンのアンジェリカ12弦アコースティック・ギター。


日本でも1960年代から多くのファンを集めていたブレンダ・リー。カントリーも得意だけど、あのストロング・ヴォイスはR&Bチックな作品にもマッチ。50年代の「Dynamite」「I'm Sorry」はそれから数年後だったけど大好きになった。そして66年のヒット「Coming On Strong」も大々好きだった。ところで日本では「ルイジアナ・ママ」のヒットで知られるジーン・ピットニー。彼はローリング・ストーンズとも関係あるのだ!
*Non-performers

Jim Stewart
*Side Men:

Chet Atkins
▲アイザック・ヘイズが所有していたキャデラック/メンフィスのSTAXミュージアムに展示(Pic.by Mike)


【2003】

*Performers

AC/DC, The Clash, Elvis Costello and the Attractions, The Police, The Righteous Brothers
▲スティングがポリスの1983~84年シンクロニシティ・ツアーで使用したスペクター・べース。


AC/DCを初めて楽しんだのは1981年@東京/日本青年館(70年代前半によくフィルム・コンサートをやらせてもらったホール)。すっごい爆音で終了後しばらくの間は耳がボッーとしていた。ところで、白人でありながらR&Bを見事に歌い上げるアーティストをブルー・アイド・ソウルといった。60年代中期に登場した音楽用語。多く名作を残したライチャス・ブラザースがその第一号!?彼らは最初“ザ・ライタウス・ブラザース”と表記されていた。
*Non-performers

Mo Ostin
*Side Men:

Benny Benjamin, Floyd Cramer, Steve Douglas
【2004】

*Performers

Jackson Browne, The Dells, George Harrison, Prince, Bob Seger, Traffic, ZZ Top
1966年新宿にオープンしたディスコティック(まだディスコとは呼ばれていなかった)“the other”には

よく通った。お昼12時からオープン、入場料¥100(16歳だったけどビール小瓶を呑んでいた)、ターン・テーブル一台。「平凡パンチ」にも大々的に紹介された。僕をここへ初めて連れて行ってくれたのはソウル・ミュージック博士の桜井ユタカさん(故人)と60年代後期にポリドールレコードでアトランティックを担当していた折田育三さん。デルズの「There Is」ではよくダンスした。

73年1月ハワイでストーンズ初体験、その時のオープニング・アクトはZZトップ。日本では未紹介だったので、帰国後早速キングレコードに掛け合って彼らのLPをリリースしてもらった(ライナーも担当させていただいた)。
Lifetime Achievement

Jann S.Wenner
▲ローリング・ストーンズのバック・ミュージシャン(キーボード)としてもう35年活動している朋友チャック・リヴェールの粋な計らいで1991年にジョージ・ハリスン&エリック・クラプトンから直筆連名サインをいただいた。その時カメラを持っていなかったのが悔やまれる…。


【2005】

*Performers

Buddy Guy, The O'Jays, The Pretenders, Percy Sledge, U2
1960年代後半、前出の“the other”で遊びまくっていた。チ―ク・タイムは大いに活用させていただいたけど、その時お世話になったのがサム&デイヴ「When Something Is Wrong With My Baby」とパーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」。R&Bの名作なのだ。オージェイズは70年代前半に西麻布”Love Joy”や新宿“Kitty Hawk”でウィークエンドDJしていた頃に頻繁に紹介した。70年代に入るとディスコティックはディスコと称され、ターン・テーブルは二台になった。スクラッチが登場するのはもっと後のこと…。バディ・ガイには日本だけでなくシカゴの彼のクラブ(ストーンズも何度か遊びに来ている)でもインタビューしたことがある。とても素晴らしい紳士だ。
*Lifetime Achievement:

Frank Barsalona, Seymour Stein
▲デビー・ハリー(ブロンディ)が使用したGoyaエレキ、玉虫ブルー仕上げ。シリアル・ナンバー4857289。


「黒い安息日」のブラック・サバスは英国バーミンガム出身。1971年、来日公演が寸前になって中止。最近もそんなことがあったような…。今年2月のバーミンガム公演を最後に惜しくもブラック・サバスは活動休止となった。

ブロンディの78年の初来日はいろいろあったけど、ステージは元気いっぱいでロックしていたのを憶えている。

その少し前。77年サザン・ロックのレーナード・スキナード来日公演、初めて日本の地でダウン・トゥ・アースなサウンドを聴かせてくれ凄かった。
*Non-performers

Herb Alpert and Jerry Moss
▲ハーブ・アルパートのAとジェリー・モスのMをとってA&Mレコードが創設されたのはよく知られている。71年発売の日本盤シングル、ライナーを書かせていただいた(Notes by Mike)。


【2007】

*Performers:

Grandmaster Flash and the Furious Five, R.E.M., The Ronettes, Patti Smith, Van Halen
▲サミー・ヘイガー(ヴァン・へイレン)が使用したヤマハのエレクトリック・ギター。フレットの間に“Red Rocker”。


わが国を何度も訪れているパティ・スミス、昨年のBillboard Live TOKYOでの娘をバックに従えてのステージはとても素晴らしかった。ちょこっとキース・リチャーズのことをお喋りした。彼女はブライアン・ジョーンズ時代のストーンズが大好きなのだ。その時代のRSと親交があったのがフィル・スペクターの娘達「Be May Baby」のザ・ロネッツだ。64年1月のロネッツUK公演の前座のひとつがストーンズだった。メンバーの一人ロニー・スペクター(ヴェロニカ・エステス)はその後ソロとして活動、99年2月に東京/スイート・ベージルで感激のステージを披露してくれた。その時も彼女とキースの話で盛り上がった。
▲キース・リチャーズやパティ・スミスもジョインした元ロネッツのロニー・スペクター2006年作品集「ロック・スターの最期」。Notes by Mike。


【2008】

*Performers

Leonard, Cohen, The Dave Clark Five, Madonna, John Mellencamp, The Ventures
マドンナが日本も含めたツアーThe Girlie Showで「Like A Virgin」を歌った時の衣装。


スタジアム・ツアーからやショーケースまで、大きな会場から小さなクラブまでいろいろなところでマドンナを観た。エンターテイーナーとしての魅力を噴出している素晴らしいアーティストだ。
ところでこの50年以上、ほぼ毎年観ているのがザ・ベンチャーズだ!鑑賞数でいえばストーンズに続いてマイ・ランク2位。また来年インタビューします。ベンチャーズのシングルをいろいろ集めていた頃、同じ東芝からリリースされていた「Glad All Over」もゲットした。デイヴ・クラーク・ファイヴだ。64~5年頃はRS、アニマルズ、ヤードバーズ、B4、ゼム、そしてこのDC5といったブリティッシュ・ビートをガンガン楽しんでいた。DC5では64年夏にUS大ヒット(Billboard誌HOT100で4位)、FENでそれこそ日何度もオン・エアーされていた「Can't You See That She's Mine」が大々好きだった。残念なことにそのナンバー日本盤シングルはリリースされずUK盤は無理としてもUS盤シングルを何とかしなくてはと真剣に悩んでいた(中学2年だった)。でもすぐ吉報が。次のヒット「Because」が64年10月に東芝3枚目のシングルとして発売されB面が「Can't You~」だったのだ。邦題は「カッコいい二人」!
*Non-Performers

Kenny Gamble & Leon Huff(Songwriters)
*Side Men:

Little Walter
▲ベンチャーズのドン・ウィルソン&ボブ・ボーグル(故人)の直筆サイン。


【2009】

*Performers

Jeff Beck, Little Anthony and the Imperials, Metallica, Run-D.M.C., Bobby Womack
メタリカのクリフ・バートン(1962-86)が使用したAria Pro IIエレクトリック・ベース


リトル・アンソニー&ジ・インぺリアルズ1958年の大ヒット「Tears On My Pillow」は60年代に入ってからR&B勉強会で聴くようになった。その後、彼らのヒット・シングルがDCPからリリース(日本ではコロムビアから発売)。64~5年のチャート・イン・ナンバー「I'm On The Outside(Looking In)」「Goin' Out Of My Head」「Hurt So Bad」の日本盤シングは今でも時々ターン・テーブルにのってます。
*Early Influence:

Wanda Jackson
*Side Men:

Bill Black, DJ Fontana, Spooner Oldham
▲ボビー・ウォーマック(1944~2014)と筆者。


【2010】

*Performers:

ABBA, Genesis, Jimmy Cliff, The Hollies, The Stooges
▲ザ・ストゥージズのリード・ギタリスト、ジェームス・ウィリアムソンのギブソンB-25ナチュラル・アコースティック・ギター。イギー・ポップ・アンド・ザ・ストゥージズ73年のアルバム「淫力魔人」の楽曲をイギーと共作する際にも使用された。


今でこそミュージカルになってしまうほどよく知られているスェーデンの4人組アバだけど、「恋のウォータールー」「悲しきフェルナンド」がリリースされていた頃の70年代中期はそれほど大人気ではなかった。77年、ディスコメイトレコードから連絡が入りアバの「ダンシング・クィーン」という新曲をフィーチャーしでディスコ・キャンペーンをしたいとのこと。さっそく朋友のディスコ協会会長ドン勝本さん(故人)の協力を得て私のプロデュース/MC/DJで全国のディスコで「ダンシング・クィーン」を課題曲にしてのダンス・コンテスト。大きな話題を呼んだ。ディスコ・ファンばかりでなく多くのポピュラー・ミュージック・ファンにも浸透。TBSラジオPOPS BEST 10では77年5月29日付&6月12日付の2週1位。年間チャートでも2位を記録している。

1968年4月、その頃フジテレビBeat Popsでバイトしていたんだけど(ストーンズ特集時は出演もしていた)、同番組コメンテーター木崎義二さんに連れられて大手町サンケイホールへ。グラハム・ナッシュ在籍時のホリーズを楽しんだ。(1)Stop Stop Stop (2)Just One Look (3)I'm Alive (4)Look Through Any Window (5)I Can't Let Go (6)Bus Stop (7)Carrie Anne (8)On A Carouse (9)Jennifer Eccles(10)Dear Eloise(11)Butterfly (12)The Times, They Are Changing' (13)A Taste Of Honey
*Non-Performers

David Geffen, Barry Mann & Cynthia Weil, Ellie Greenwich & Jeff Barry, Jesse Stone, Mort Shuman, Otis Blackwell
▲CD「グリッター・アンド・ゴールド~バリー・マン&シンシア・ワイル作品集」(MSI)


【2011】

*Performers

Alice Cooper Band, Neil Diamond, Dr.John, Darlene Love, Tom Waits
1970年代初頭、フジテレビ(関東ローカル)で日曜夕方に「リブヤング!」という情報番組が生放送されていた。競馬の後だったこともあってか視聴率は合格点。フジテレビ敏腕プロデューサーとして名高い石田弘さんが番組を支えていた。キャロルの出発点はリブヤング!。MCが愛川欣也さん(故人)で、柴俊夫さん、ビーバーさん、山口いづみさん、そして映画担当の今野雄二さん(故人)と音楽担当の私も毎週出演していた。スリー・ドッグ・ナイトやショッキング・ブルー、いろんな海外アーティストがスタジオにやってきた。アリス・クーパーも出演。楽屋でノー・メイクのアリスといろんな話をした。
*Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement(formerly - Non-performer category)

Jac Holzman, Art Rupe
Side Men

Leon Russell
▲CD「DARREN LOVE/PAINT ANOTHER PICTURE」


【2012】

*Performers

The Beastie Boys, Donovan, Guns N' Roses, Laura Nyro, The Red Hot Chili Peppers, The Small Faces/The Faces
▲レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスのドラム・ヘッド。95年リリースのアルバム「ワン・ホット・ミニット」をフィーチャーしたツアーで使用された。


1973年に来日したフェイセスの初来日公演は感動的だった。そのプログラムはマイお宝!マックことイアン・マクレガン(故人)とはその後、大の呑み仲間になり来日の度にいろんなところに行った。とっても几帳面で留守電にメッセージ入れたり、Eメール送信するとすぐに返事がくる。90年に川崎のクラブ・チッタで感動のロニー・レーン(故人)のライヴが行われた。バックステージでマックがロニーを紹介してくれた。呑み会といえば、ジェームス・ブラウン初来日時にはフェイマス・フレームスの面々と六本木で毎晩のように朝まで…。ロニー・ウッドと都内某ホテルのバーでの会合にはガンズのSlashが同席していたこともあった。水割り作って貰ちゃった(冷や汗)。
*Main Performers Addendums

The Blue Caps, The Comets, The Crickets, The Famous Flames, The Midnighters, The Miracles
*Early Influence

Freddie King
*Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement

Don Kirshner
*The Award for Musical Excellence

Tom Dowd, Glyn Johns, Cosimo Matassa
▲ロニーとマックと筆者。


【2013】

*Performers

Heart, Albert King, Randy Newman, Public Enemy, Rush, Donna Summer
▲ハートのアン&ナンシー・ウィルソン姉妹はUS/Rolling Stone誌1977年7月28日号の表紙を飾った。その表紙撮影時にナンシーが着用したドレス。


1970年代にゲス・フーのシングル・ライナーノートを担当したことがきっかけでエイプリル・ワインらカナダのロック・グループに興味を持った。トロントに取材旅行にも行った。その際、若き日のラッシュのエキサイティングなライヴを楽しんだ。その後、彼らはビッグな存在となり殿堂入りを果たしたのだ。
*Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement:

Lou Adler, Quincy Jones
▲CD「ルー・アドラー~ア・ミュージカル・ヒストリー」(MSI)


【2014】

*Performers

Peter Gabriel, Hall & Oates, KISS, Nirvana, Linda Ronstadt, Cat Stevens
▲キャット・スティーヴンスがこの年の殿堂入りセレモニーでのパフォーマンス時に使用したJ-200アコースティック・ギター。


ホール&オーツはわが国ではソウル・ミュージック・フリークよりロック・ファンの注目を集めていたけど、ふたりは自らをブルー・アイド・ソウルと呼んでいた。ソウル・ミュージック・クレージーで来日する度に六本木・防衛庁(現ミッドタウン)横の伝説のソウル・バー“George's”(ジョージ)で盛り上がっていた。僕も1966年からの常連。多くの来日アーティストとここで呑んだ。ホール&オーツとは2回ほど遭遇、ある時はふたりに曲目紹介(DJ)を頼まれたこともあった。何年か前、ダリルはBillboard Live TOKYOでのライヴ中MCでジョージの想い出を語っていた…。
*Main Performers Addendum

The E Street Band
*Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement

Brian Epstein, Andrew Loog Oldham
▲1995年、Eストリート・バンドのクラレンス・クレモンズ(故人)はエイジャとのデュオでアルバム「Get It On/Aja & The Bigman」発表、プロモ来日した。取材&食事会で盛り上がった。クラレンス、エイジャと筆者。


【2015】

*Performers

The Paul Butterfield Blues Band, Green Day, Joan Jett and the Blackhearts, Lou Reed, Stevie Ray Vaughan and Double Trouble, Bill Withers
1970年代から80年代にかけて数多くのヒット作を発表したビル・ウイザース。Billboard誌R&Bチャートに20以上のナンバーを送り込んでいる。彼の才能を高く評価し世に送り出したのはブッカー・T.ジョーンズ。「Ain't No Sunshine」「Lean On Me」は名作中の名作だ。70年代初頭、わが国では高評価を得られなかったのが残念。今年夏公開され好評を得た映画「約束の地、メンフィス~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー」では前曲「消えゆく太陽」がボビー“ブルー”ブランド featuring ヨー・ガッティで紹介された
*Early Influence

The Five Royals
*The Award for Musical Excellence:

Ringo Starr
▲リンゴ・スター&エルヴィス・プレスリーのスペシャル・カップリング・プロモCD。これは凄盤!


【2016】

*Performers

Cheap Trick, Chicago, Deep Purple, Steve Miller, N.W.A
▲ディープ・パープルのロジャー・グローバーが使用したVigie Excessの4弦ベース・ギター、シリアル・ナンバー960253。サイン入り。
▲シカゴのジェームス・バンコウが演奏したコン・コンステーションのトロンボーン。彼はこのトロンボーンを高校時代に購入し、大学時代、そしてシカゴ初期まで使用した。


今年で結成50周年のシカゴ、結成当時はもちろんブラス・ロック!そのサウンドはブラット・スウェット&ティアーズ、チェイスとともに迫力あるスケールの大きい新たなるロックな世界を築き上げた。そんなシカゴがななんと日本語歌詞のシングルを発表している。「ローダウン」、そして「クエスチョンズ67/68」。後者のライナーを読むと、日本語ヴァージョンについてはグループの方から積極的に申し入れがあったという。71年6月の日本公演でのファンの温かい歓迎ぶりに感動したとのことだ。私が記している(冷や汗)。
*Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement:

Bert Berns
▲Notes by Mike


【2017】

*Performers

Joan Baez, Electric Light Orchestra, Journey, Pearl Jam, 2Pac, Yes ;
▲ジャーニーのスティーヴ・スミスが1983年フロンティア・ツアー(名古屋、大阪、福岡、京都、横浜、東京/武道館)で使用したスネアドラム。


ボブ・ディランとも親交のあったジョーン・バエズが初めて日本にやって来たのは1967年。そのコンサートではアメリカ政府からの圧力で様々な問題が生じた。ベトナム戦争時代。ニッポン放送でDJなさっていたジョニーこと高崎一郎さん(故人)がバエズ・コンサートのMCを務められ大変ご苦労なさった。機会があったら「ジョーン・バエズ自伝」お読みあれ。それにしてもバエズの歌声は今も澄み切っていてとても素敵。先日WOWOWで放送されたRRHFを観ていて感動した。
*The Award for Musical Excellence

Nile Rodgers
▲Notes by Mike


【LIVE INFO】

■パティ・オースティン・シングス・エラ・フィッツジェラルド‐生誕100年記念公演‐
ニューヨークのハーレム生まれのパティ・オースティン。1970年代後半からわが国のソウル・ミュージック・ファンの間でも注目を集めていた。クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子としても知られ、80年代に入ると彼の設立したレーベルに所属、次々にヒットを生み出す。ジェームス・イングラムとのデュオ「Baby, Come To Me」はBillboard誌HOT100で1位に輝いた。個人的にはジェリー・バトラーとの「In My Life」が大好きだった。80年代後半にはジャズ・スタンダードを歌うようになり歌手としての幅を広げた。そして2002年にはエラ・フィッツジェラルドに捧げたアルバム「For Ella」を発表して喝采を浴びたのだ。ジャズ・シーンを代表したヴォーカリスト、エラ・フィッツジェラルド(1917~1996)。35年から本格的に歌いだし、その魅力溢れたシンギング・スタイルは多くの聴衆から愛された。翌36年から30年以上に亘って60近い楽曲がPop Chart/HOT100にチャート・インしている。今年はエラ生誕100年。パティ・オースティンがエラの作品を歌いあげるトリビュート・ライヴ! 75年のエラ日本公演を彷彿させてくれることだろう…、期待したい。
*2017年12月19日 20日 21日 22日 Blue Note TOKYO

ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30

セカンド・ステージ  開場20:20  開演21:00

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