【レポート】USEN「純烈のドラマチッ
ク歌謡」2度目の公録は“恋のカマ騒
ぎ”

2017年に結成8年目を迎えた純烈が有線音楽放送USEN C-42チャンネル「元気はつらつ歌謡曲」にて放送中の番組「演歌男子。+純烈のドラマチック歌謡」公開収録イベントを東京・下北沢Gardenにて開催した。公開収録は、7月に第1回を行い今回が2回目となる。

スタートして1年7ヶ月となるこの番組は、「夢は紅白!親孝行!」をキャッチコピーに元戦隊ヒーローを中心に結成された純烈が純烈らしく送る番組で今回の公開収録は、第1部は12月・1月放送分の収録と第2部は小田井涼平のソロコンサートの2部構成となっており、客席の数を遥かに上回る応募から選ばれた150名の観客が会場に集まった。
番組のオープニングテーマにのせて第1部が始まり、ステージに登場したメンバーの姿に客席からは歓声と悲鳴が混じり合った声が上がった。というのも、メンバー5人はそれぞれ女性もののウィッグを被り、白川裕二郎「どうも、シラコでぇす」、小田井「どうもぉ、リョウコでぇす」、友井雄亮「ユウコでーす」、後上翔太「あたしぃ、ショウコです」、酒井一圭「ようこそ、カズコでーす」、全員で「“演歌女子”の純烈でーす!」という異様なスタート。
本来は「演歌男子」の純烈だが、今回のテーマは「2017年!年忘れ〜恋のカマ騒ぎ〜」ということで、音声のみが電波に乗るUSENに有るまじき、見た目の出落ちという所業に及んだのである。さて、「恋のカマ騒ぎ」とは、メンバーが『純烈に詳しい乙女(オカマ)』になりきり、5人の秘密を暴露していくというコーナーだ。「純烈はこんな良いところがあるわよ」「近況の暴露」など、ざっくばらんに語るということで始まったこのコーナーだが、一番手のショウコが、「いきなりドぎつくて汚かったらごめんなさぁい」と不穏な前置きをして語り出した内容は、北川大介松原健之、純烈の3組が出演するコンサートが行われた際のかなり下ネタなハプニング。1発目から放送できるのか危ういネタで急発進したが最後、「アタシも!」「アタシも!」と、本人ではないという設定だからこそと言えばいいのか、いつもの純烈と言えばいいのか、1本目の前半は、お下品ネタに終始した。これは音声でどこまで再現できるのか。
後半も引き続き「2017年!年忘れ〜恋のカマ騒ぎ〜」をテーマとし、トーク内容は「今年1年を振り返って」で、色々な有名人に会い優しさに触れた話や、ここでは書けない時事ネタなど、トークが広がったところで、シラコ(白川)が「この曲を聴いて、裁いてもらいましょう」と、「愛が裁かれるとき」の曲振りに入ったのだが、「純烈の曲で、『愛で…』あ、間違えた」という天然ボケをかますと、カズコ(酒井)「バカのくせに仕切るんじゃないよ」と手痛いツッコミを受けた。純烈の楽曲には「愛」や「恋」が付くものが多くあり、名曲揃いなので、聴いたことのない方にはぜひ聴いていただきたい。ちなみに、この「恋のカマ騒ぎ」設定を考案したのは友井とのこと。
ここで乙女(オカマ)の設定を解除し、「2017年!年忘れ〜恋のカマ騒ぎ〜」の感想を述べていく。友井「2017年を振り返って、1年通して休んだのが10日くらいしかなくて、ずーっと走り続けて、ひとりだったら休みたい気持ちになったかもしれないけど、メンバーがいたから走ってこれたなという1年でしたね」、白川「夢を掴むっていうのは生半可な道じゃないよね、2018年も2017年と同じようなスケジュールが組まれたら、きっとこのグループ潰れてしまうと思うんですよ。2018年は半年くらい休んだほうがいいんじゃないですかね。いい意味で2018年は力を抜いて進んでいければなと思っております」、後上「今年1年忙しくさせていただいたのも、我々は仕事でやっているけれど、ファンの方々は仕事でもないのに一緒に付いて来てくれたのは本当にありがたいなと思います。ただ、心苦しいのは、少なくとも来年の紅白に出るまでの1年間は、引き続きよろしくお願いしますと言わなきゃいけないことです」、小田井「今回は恋のカマ騒ぎでしょ?本当はカマ騒ぎじゃなくて、馬鹿騒ぎしたかったのよ。来年は馬鹿騒ぎできるように頑張りましょうよ」、そして番組の締めとしてリーダー酒井は、「今日はありがとう、ケツの穴の話聞いてくれて!」の一言で無事(?)12月放送分の公開収録は終了した。
続いて新年用の挨拶を済ませ、普段着で2018年1月放送分の収録がスタート。2本目のテーマは「今年こそ紅白!純烈おみくじ2018」と題し、ステージに用意されたおみくじ入りのガチャガチャをメンバーがひとりずつ回し、2018年の運気を見ていこうというコーナーだ。ここで友井の低学歴芸(?)が炸裂した。友井「待ち人。待てど待てど、クズ」、酒井「待てど待てど、来ず(こず)や…」会場は爆笑の渦に巻き込まれた。その他にも、大吉を引いたメンバーもいれば、大凶を引いたメンバーも…。それぞれが何を引いたのか、おみくじの内容はどんなものだったのかは、「演歌男子。+純烈のドラマチック歌謡」の放送で確かめてほしい。また、観客は入場する際、メンバーそれぞれが考えた「大吉」「中吉」「小吉」「凶」「大凶」の計25種類のおみくじが配られ、このおみくじの内容も紹介されており、白川の「凶」「大凶」は、直筆で「区」「大区」になってしまっているとのこと。
公開収録の後はミニライブが行われ、「愛でしばりたい」「愛が裁かれるとき」を披露し、勉強のためにとプライベートで公開収録を観に来ていた真田ナオキが壇上に上げられるサプライズもあり、公開収録は無事に終了した。
「全日本歌謡情報センター」ではこの日の第2部<小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰上げようか!?」>のレポートも後日公開予定。

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