【フレンズ】
『シチュエーション・コメディ
season2』
2017年9月29日 at 恵比寿LIQUIDROOM
バンド名は“フレンズ”なのに、出囃子はコメディードラマ『フラーハウス』のオープニングテーマだなんて洒落が効いている。この日、どれだけいたか分からないが、アメリカのシチュエーションコメディー好きならきっとその洒落にニヤリとしたはず。紅一点シンガー、おかもとえみを含む男女5人組フレンズが、1stアルバム『ベビー誕生!』を引っ提げ、全国6カ所を回った初のワンマンツアー。
そのファイナル公演は、活動開始以来ぐんぐんと上がってきた人気を物語るように見事にソールドアウト。その感激を隠し切れない5人は、終始ハイテンションの熱演を披露しながら、フレンズ結成以前からそれぞれにライヴハウスシーンで活躍してきたメンバーたちがパーティーチューンからバラードまで、真正面から取り組むJ-POPの魅力を余すところなく見せ付けた。初披露のアコースティックアレンジが、曲が持つ切なさを際立たせた『ベビー誕生!』収録のバラード「DON’T STOP」、11月22日にリリースする新作『プチタウン』からフライング(?)で披露した、どこか往年の渋谷系を連想させる新曲「原宿午後6時」も含む全18曲を演奏した2時間。途中、お笑いコンビによるコントも飛び出した。
“みんなと一緒に東京ドームに行きたい”と夢を語ってからの終盤はパーティーチューンを畳み掛け、最後の「Love,ya!」では歓喜のシンガロングが会場全体を包み込んだ。誰もが名残惜しかったらしい、フレンズ初のダブルアンコールも実現したライヴは、ファンにとってもバンドにとってもいつまでも記憶に残るものになったはずだ。
そのファイナル公演は、活動開始以来ぐんぐんと上がってきた人気を物語るように見事にソールドアウト。その感激を隠し切れない5人は、終始ハイテンションの熱演を披露しながら、フレンズ結成以前からそれぞれにライヴハウスシーンで活躍してきたメンバーたちがパーティーチューンからバラードまで、真正面から取り組むJ-POPの魅力を余すところなく見せ付けた。初披露のアコースティックアレンジが、曲が持つ切なさを際立たせた『ベビー誕生!』収録のバラード「DON’T STOP」、11月22日にリリースする新作『プチタウン』からフライング(?)で披露した、どこか往年の渋谷系を連想させる新曲「原宿午後6時」も含む全18曲を演奏した2時間。途中、お笑いコンビによるコントも飛び出した。
“みんなと一緒に東京ドームに行きたい”と夢を語ってからの終盤はパーティーチューンを畳み掛け、最後の「Love,ya!」では歓喜のシンガロングが会場全体を包み込んだ。誰もが名残惜しかったらしい、フレンズ初のダブルアンコールも実現したライヴは、ファンにとってもバンドにとってもいつまでも記憶に残るものになったはずだ。
撮影:MIDORI KONDOH/取材:山口智男