青木美保が新曲『花海棠』発表会で「
全国を満開にしたい」と意欲

五木ひろしにスカウトされ1984年3月21日に『人生三昧』でデビューし、今年で34年目を迎えた青木美保が、ニューシングル『花海棠(はなかいどう)』を9月27日に発売したことを記念して10月10日、東京・シュビア赤坂で新曲発表会を開いた。

大勢のマスコミ関係者が詰めかける中、「9月27日に発売した新曲『花海棠』を、今日は皆さんにじっくりと聴いていただきたいと思います。こういう形で新曲のお披露目をさせていただくのは今回が初めてです。復帰させていただいて(「痙攣性発声障害」で約10年間、歌手活動を休止)7年目になりますが、私の体調も含めて所属事務所とキングレコードが一体となって『チーム青木』がすごくいい形で始動し始めているなと、そんな気がいたします」と笑顔であいさつ。その新曲「花海棠」と同カップリング曲「おんな一輪 演歌節」の2曲を披露し、「『花海棠』はしっとりとした曲で、むくわれない恋というか、自分から身を引いていく女性の悲しい思いを花海棠の花が散っていく様にたとえて麻こよみ先生が書いてくださった詞に、岡千秋先生がオーソドックスな演歌というよりは、ちょっと歌謡曲タッチの曲を作ってくださいました。また、カップリングの『おんな一輪 演歌節』は、岡千秋先生しか作れないような作品になっています」と紹介。

「『この曲をいただくまで、私は『花海棠』という花を知りませんでしたし、『花海棠』の『棠』という字はふだん使いません。前作の『秋燕』のときも『燕』という字が難しくて書けなかったので、私の歌で皆さんに漢字の勉強もしていただけたらいいですね。本の題名と同じように曲のタイトルはすごく大事ですし、とてもインパクトのあるタイトルととてもすてきな曲を作っていただけて幸せです」会場に顔を見せた作詞家・麻こよみ氏は「昨年、『秋燕』を初めて青木美保さんに書かせていただき、担当プロデューサーの金原節夫さんから『せつない歌をお願いします』と言われましたが、今回は『もっとせつない歌を・・・』とお願いされましたので、本当は別れたくないのに泣きませんという、けなげさとか、かわいそうさとか、諸々、青木さんのお顔に合うようなフレーズをたくさん盛り込みました」と、創作秘話を明かした。
左から、青木美保、麻こよみ


その後、同店のシェフが新曲をイメージして作った特製2段重ね弁当「花海棠弁当」を出席者全員で食し、青木は「とてもおいしかったです。こんなお弁当が駅弁にあったらいいなと思いました」と笑顔を見せた。最後に「これまでは、お休みしていた10年を何とか埋めなければと焦る気持ちがありましたが、今回は肩から力が抜け、落ち着いた形で歌がお届けできているのかなと思っています。花海棠は、ソメイヨシノが散ったぐらいに咲く花だそうですので、来年の春には全国を私の『花海棠』で満開になるようこの曲を大ヒットさせたい」と意欲を燃やしていた。また、2018年2月17日に同曲を課題曲にしたカラオケ大会を開催する。
(提供:サンニュース)

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