『UKFC on the Road 2017』
2017年8月16日 at 新木場STUDIO COA
ST
『UKFC on the Road 2017』 2017年8月16日 at 新木場STUDIO COAST
<出演者>
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aint(GATE STAGE)
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Helsinki Lambda Club(FUTURE STAGE)
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BIGMAMA(FRONTIER STAGE)
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the equal lights(GATE STAGE)
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odol(FUTURE STAGE)
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04 Limited Sazabys(FRONTIER STAGE)
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teto(GATE STAGE)
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PELICAN FANCLUB(FUTURE STAGE)
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TOTALFAT(FRONTIER STAGE)
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polly(GATE STAGE)
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ウソツキ(FUTURE STAGE)
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NICO Touches the Walls(FRONTIER STAGE)
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SPiCYSOL(GATE STAGE)
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フレンズ(FUTURE STAGE)
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[Alexandros] (FRONTIER STAGE)
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lovefilm(FUTURE STAGE)
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POLYSICS(FRONTIER STAGE)
■aint(GATE STAGE)

撮影:古溪一道
UK.PROJECTのアーティストが揃い踏みする『UKFC on the Road 2017』。会場となる新木場STUDIO COAST 内にFRONTIER STAGE、FUTURE STAGE、GATE STAGEの3つのステージを配し、ゲストを含めた総勢18組が出演。片平 実のDJがメインのフロアーへ入場したオーディエンスを歓迎する中、UK.PROJECT主催オーディション『Evolution!Generation!Situation!Vol.2 supported by Eggs』を勝ち抜いた福岡県久留米出身のaintがGATE STAGEのトップバッターとして登場。ニシダ コウキ(Vo&Gu)が“始まりの音を鳴らしに来ました”と宣言して始まった1曲目「君のこと」から、叩き付けるように爆音を打ち鳴らし、3本のギターに負けないほどの清風(Vo&Shout&Ba)のシャウトでバンドの個性をアピール。メロディアスなギターが行き交う中、ストレートに刺さってくるニシダの歌声、それに奥行きを生み出すusako(Vo&Gu)のハーモニーが観る者にインパクトを残す。ラスト1曲、ここまでの空気とは一転し、観客に向け“立ち止まってくれてありがとう”と始まった「hello」。心が救われるような感覚にいつまでも浸っていたくなるようなライヴだった。
- 1.君のこと
- 2.アカシ
- 3.明日が来るまで
- 4.Alnitia
- 5.hello
■Helsinki Lambda Club(FUTURE STAG
E)

撮影:ヤマダマサヒロ
軽い足取りでリズムをとり、リラックスした雰囲気で1曲目の「Skin」からスタート。「ユアンと踊れ」で徐々にノってきたところでの「King Of The White Chip」は、リバーブを効かせたヴォーカルとスローテンポかつポップなサウンド、遊び心のあるリリックの絶妙なバランスが心地良く、フロアーは身を任せるように酔いしれていた。「Lost in the Supermarket」で稲葉航大(Ba)が自由に踊りまくる姿を、橋本 薫(Vo&Gu)が動じずにじっと見つめる様子からは彼らに対して自然と柔らかな印象を受ける。しかし、その後の「宵山ミラーボール」で両手をマイクにあてて歌ったり、自らギターソロまで弾いてしまう橋本の姿に荒々しくハングリーな一面も垣間見えたり、バンドのステップアップを感じ、胸が熱くなった。
- 1.Skin
- 2.ユアンと踊れ
- 3.King Of The White Chip
- 4.メサイアのビーチ
- 5.Lost in the Supermarket
- 6.This is a pen.
- 7.宵山ミラーボール
■BIGMAMA(FRONTIER STAGE)

撮影:高田 梓
FRONTIER STAGEのトップバッターは、今年結成10周年を迎えたBIGMAMA。3月にリリースした7thアルバム『Fabula Fibula』の曲を軸に紅一点バイオリン奏者を含むバンドの魅力を、30分強のセットに凝縮して見せ付けた。「ダイヤモンドリング」をはじめ、金井政人(Vo&Gu)の甘い歌声にさらに磨きがかかったことを実感させるポップナンバーをじっくり聴かせた序盤。そこから一転、ハードなリフを掻き鳴らして、観客の気持ちに火を点けた「ファビュラ・フィビュラ」とモッシュを誘った「荒狂曲“シンセカイ”」を畳み掛けた中盤。「神様も言う通りに」のシンガロングが全員の気持ちをひとつにした終盤。演奏ももちろん、そんなドラマチックな流れも見事だった。そしてラストのダンスアンセム「MUTOPIA」では会場中が笑顔でいっぱいに! 10月15日(日)に予定されている初の日本武道館公演への期待も高まるライヴだった。
- 1.ダイヤモンドリング
- 2.ヒーローインタビュー
- 3.春は風のように
- 4.ファビュラ・フィビュラ
- 5.荒狂曲“シンセカイ”
- 6.BLINKSTONEの真実を
- 7.神様も言う通りに
- 8.MUTOPIA
■the equal lights(GATE STAGE)

撮影:古溪一道
2016年にUK.PROJECTからミニアルバムをリリースし、今回が『UKFC on the Road』初出演。ステージに上がるとミシマテツオ(Vo&Gu)が目を閉じ、拳を上げて幕を開けた。「ファンファーレ」の《どこへ行っても 果てなど無いよ》と歌う伸びやかな歌声と演奏の中にはバンドを貫く太い芯を感じる。“二度と戻らない、終わってしまった青春の歌です”と告げた3曲目の「STORYWRITER」は爽快なメロディーが響き渡り、MCでは“『UKFC』は憧れで、ずっと出たかったからやっと仲間になれて嬉しいです”と語り、“大阪から来ました”と繰り返す姿はひとつの出発点を突破したようだった。「Alche(mist)」ではフロアーの手が挙がり、サビで重なるハーモニーが壮大な空間を作り出す。憧れの舞台で堂々と自分たちの音楽を鳴らしたエネルギッシュな彼らの姿が目に焼き付いて離れない。
- 1.Dear friend
- 2.ファンファーレ
- 3.STORYWRITER
- 4.Yellow
- 5.Alche(mist)