【Fuki Commune】
『Fuki Commune Oneman LIVE「Fuki
Fes. Vol.3」』
2017年7月30日 at 新宿ReNY

 3回目となる『Fuki Fes.』。今回も盟友のMao(Key)をはじめ、ISAO(Gu)、長谷川淳(Ba)、下田武男(Dr)といったHR/HM界屈指の最強の布陣が脇を固め、1曲目からFuki(Vo)のシャウトが炸裂! そして、そのまま一気にハイテンションなナンバーを4曲ぶっ飛ばす。プレイヤー陣のテクもさることながら、Fukiのパワフルなヴォーカルであり、パフォーマンスはさすがだ。

 のっけからライヴのイニシアティブを握ると、“今日はアンコールはありません! 本編だけでがっつり走り抜けたいと思います!”と宣言し、ドライブするギターが攻め立てる「僕が生きる世界」でさらにアクセルを踏み込む。これに観客は拳を突き上げ、コールで応戦し、場内の熱気が加速度的に高まっていく。その後も“今日はみんなを抜け殻にするのが私の役目”と1stアルバム『Welcome!』の曲を中心に新曲やカバーを次々と投下。途中、Gacharic SpinのギタリストTOMO-ZOをゲストに迎え入れると、TOMO-ZOが普段弾かないメロディックメタルということでHelloweenの「Eagle Fly Free」とふたりが所属するDOLL$BOXXの「KARAKURI TOWN」を披露。ISAOとTOMO-ZOのスリリングなツインギターは本公演の観せ場のひとつとなった。

 また、“ハイライト”ということでは初披露の新曲「SUMMER HOLICS(仮)」もだろう。硬派なメタラーたちに《あの娘が欲しい 海に行きたい》と大合唱させ、さわやかでピースフルな空間を作り上げたのだから。そんな2時間を走り抜けたライヴも“本気、見せてくれー!”という煽りからオーラスの「Sail on my love」へ。キャッチーなスピードナンバーにステージもフロアーも完全燃焼し、『Fuki Fes. Vol.3』は大盛況のうちに幕を下ろした。

撮影:當摩果奈絵/取材:土内 昇


セットリスト

  1. 1.Strength
  2. 2.Liberator
  3. 3.輝く夜へようこそ!
  4. 4.I'll never let you down!
  5. 5.僕が生きる世界
  6. 6.Sword of Doom II
  7. 7.月が満ちる前に
  8. 8.Butter-Fly
  9. 9.あなただけ見つめてる
  10. 10.Eagle Fly Free
  11. 11.KARAKURI TOWN
  12. 12.SUMMER HOLICS(仮)(新曲)
  13. 13.Start Dash
  14. 14.ログアウトしないで!
  15. 15.狂い咲け雪月華
  16. 16.朝な朝な
  17. 17.青い季節に
  18. 18.Liar(仮)
  19. 19.未来
  20. 20.Sail on my love
Fuki Commune プロフィール

フキ・コミューン:2014年12月に無期限活動休止となったLIGHT BRINGERの紅一点ヴォーカリスト、Fukiのソロプロジェクト。“Fukiとその仲間たちがひとつの共同体を形成するイメージ”がプロジェクト名の由来。日本の若手ヘヴィメタル界でも群を抜いた声量と、突き抜けるハイトーンヴォイスには定評がある。また、天外冬黄(テンゲフユキ)名義でUnlucky Morpheusにも所属し、コミックマーケット等でのファンとの交流を08年より続けている。Fuki Commune オフィシャルHP

OKMusic編集部

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