【インタビュー】再活動から1年 いつ
もライバルと家族が支えてくれた SA
AYAレコ発への思いを語る。

19歳にして150人キャパのライブハウスを全席SOLD OUTさせた シンガーソングライターSAAYA 初めてのレコーディング、レコ発への経緯を聞いた。

インタビュー・編集 / 新城慎
書き起こし / 大関勇気


ーーー今回のアルバムの出来栄えはどうですか?

出来栄えはとってもいい。初めてレコーディングしたんだけど、これって自分の声なんだって思った。すっごいきれいにしてくれて。なんか何て言うのかな、難しいけど、レコーディングってこういうのなんだみたいな。

何もかもが初めてだったから、勉強になったんだよね。結構勉強になって、こういうふうにきれいに録ってくれるんだとか、何回も何回も録った中から、所々でピックアップして綺麗にくっつけられるんだとか。もう、すごいなって思って、とっても自分の中では大満足です。

ーーー初のレコーディング体験で大変だったことは?

まず、一日目は手が震えてピアノが弾けなかったです。やっぱりヘッドホンをして、自分の音だけしか聞こえないから、それにプラスでメトロノームに合わせるのも自分には初めてだったので、その間違えてはあかんっていうプレッシャーに負けてしまい、3回、4回ぐらい撮り直しして。一曲目はそれぐらいかかったけど、あとから乗り越えられましたね。最初が大変だったね。
ーーーレコーディングとても楽しかったということを言っていますたが、特に何が楽しかったですか?

なんだろう、普段自分の声を聞きながら歌わないじゃないですか。しかもやっぱり、マイクで録っている分、すごい良く聞こえるから、それに合わせて自分が歌っているけど、自分の歌を聞いているっていう両方が楽しかった。さやはね。うけるなあみたいな。(笑)

それに、やっぱスタジオのスタッフがよかったな。みんな面白い人で。まさか猫もいると思わなくて。猫嫌いだったわけ。

ーーーそうなんですね!

だけど、ジョータローを触った日から、猫は怖くなくなったし。かわいいなあって思った。あはは。(笑)

「再スタートから1年。いつもそばには
同年代のライバルがいた。」

ーーーレコ発ライブについて。全席SOLD OUTしたということで。

ありがとうございます。

ーーー初めてのレコ発での今の心境っていかがですか?

時間が過ぎていてくのがすごく早く感じて。正直、どんどん日が近づいてくるたびに、少し焦りがあって、だけど、その分やってやるぜっていうワクワク感もあるから、成功させたいなっていう気持ちが大きいかな。

ーーーレコ発ライブすることは、結構早めに決めていましたが。

たぶんあれかもね。自分の中では、歌を歌っているっていうことをずっと長くしているつもりだったから。

高2のときにステージで歌い初めて、だけどその時はピアノ弾き語りではなくて。オケでステージに立って歌ってた。今回はピアノ弾き語りアーティストを始めて一年っていう区切りはあるけど、私の中では今まで歌ってきてるから早く感じない。何て言うのかな、早いって感じがしなかったかな。ピアノ弾き語りが再スタート地点じゃん。

ーーーレコ発ライブをする想いとか、すると決めたきっかけは?

きっかけはなくて、したいと思った。

ーーーそれは前々からあったんですか?

前々からあった。だけど、一回止められた。実は、今回のれこの日に自分はやりたいっていう日があって、でも期間がなかったからやめて。まあ、したいと思ったのは、その時からかな。だけど、この時期にやってよかったなって思ってる。

ーーー今回ゲストとして同年代の二人を呼んでますが、その理由ってあるんですか?
正直Aliceとは歌を始めた時期が同じ、ステージに立った時期が同じ、そこからたくさんたくさん励まし合うというのとはちょっとあれだけど、ライバルというか、こいつがんばっているから、自分もがんばろうっていう存在だった。今まで、ずっとこうやって一緒に側で、遠いけど近いみたいな存在だったから、出て欲しいなって思った。
SHiNは何て言うか。私、SHiNの声がすごい好きだったんだよね。初めて聞いたのがストリートだったんだけど。その時、SHiNっていう人は知らなかったの。あっ、ちょこっと話には聞いてたぐらい。SHiNは同級生なんたらかんたらって。

ーーーこんなやつがいるんだなっていう?

そうそう。なんか北谷を歩いていたときにストリートやっているなって通り過ぎようと思ったときに、めっちゃ良い声している子がいるから、あれって思って、振り返ってちょっと見てたら、「SHiNでーす」って言ってたから、こいつがSHiNなんだ!って。その日は話掛けられなかったけど、たまたま歩いてたときに出会って、今は仲良くなれて最後すごくうれしかった。

それで、話している感じで、すごい自分にないもを持っているなって思ったわけ。

うらやましい、今はすごく尊敬している。それで、同級生でもあるけど、尊敬する仲間でもあって、だからこそ、出て欲しいなって思って声を掛けた。なんか良いこと言った(笑)

ーーー言った。格好良く編集します。(笑)

あははは。(笑)

ーーー今回のライブのテーマは?

テーマは2つある。まず感謝もそうだけど、こうやってレコ発、CDも出してこうやってやるってことは、そこからスタート地点でもあるのかなって思ったから、ここからが自分のスタートラインで、「人生旅」だと思って。っていう2つのテーマが私の中であるけど、やっぱり、今まで支えてきてくれた人たちに向けて今回は歌いたいので、感謝かな、テーマは。

「ありがとうの感謝が言えなくて。私に
は歌うことが一番だなって思った」

ーーー今回のアルバムで「お父ちゃんとお母ちゃん」とにした理由は?

そうですね。私、今でも反抗期なんですけど、すごくすごく反抗期な時期がありまして、本当になんか大変だったんですよ。良い子のときは良い子でいたけどね。だけど、すごい口悪いから、何回でも悲しませているんだよね。

で、思ったら、”恩返し”っていうのをしたことなかったから、こんな年になって、親孝行してないとかやばいよなって思っていた時期があって。お父さんとお母さんに歌詞を書きたいなと思っても、書けなかった。ずっと書きたいなと思って挑戦したけど、ほんと全然書けなくなくて、5回ぐらい書いて捨てて、書いて捨ててっていうのの繰り返しだった。
だけど、高校卒業してから、私音楽を休んでいた時期があって、その時に、「なんだろう、本当にこうやって、支えてくれてるのって二人なんだよな」って思って、家族なんだよなって思って、その時に書けるって思ったのね。書いたら意外と良くて、それをやっぱ伝えたいなと思って。結構、反抗期って言ったじゃん。

ーーーはい。

みんなあると思うけどね。私、恥ずかしがり屋の分もあるので。だからやっぱり、自分は歌で伝えたいから、こうやってやってやりたかった。

ーーー最後にレコ発ライブで注目して欲しいところ

このライブ、スクリーン結構使うんですけど、絵本のような物語性のあるライブを構成したんですよ。それで、その中でゲストで参加している私の同級生たちも、なりきってやっている部分、そしてスクリーンでの動画とかね、そういった部分も楽しんでもらえるかなって思うし、やっぱり最後は、私はこう感謝で幕を閉じたいので、最後は、ハンカチ5枚持ってきてくださいって言いたいぐらい泣かせるつもりなので、本当に全てが見どころだと思います。頑張ります。

ーーーありがとうございました。

SAAYA 1stアルバム 「お父ちゃんとお母
ちゃん」

¥1,000(税込)

《収録曲》
1.君がいるから
2.黄色い笑顔
3.会いたくて
4.お父ちゃんとお母ちゃん

※8/5 CD発売と同時にiTunes配信も始まります。


<書き起こし協力>

大関勇気
musician’s Agent Club代表。
音楽活動戦略コンサルタント。
ミュージシャンのための勉強&交流会「リーダーミーティング」も主催する。

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