【NICO Touches the Walls】『1125(
イイニコ)の日ライブ』2013年11月2
5日 at Zepp DiverCity Tokyo
さらに注目はこの日の中盤に披露した、日本の女性アーティストの楽曲を彼ら流にカバーした3曲。山口百恵の「イミテーションゴールド」を披露する際は、“山口百恵さんをご存じですか?”と最初は不安げな様子の彼らだったが、激ヘヴィな演奏が始まると観客のことはおかまいなしでアグレッシブに演奏。変態的なアレンジで、彼らに宿るロック魂を見せつけた。次に演奏したDREAMS COME TRUEの「決戦は金曜日」は、なんとダブレゲエのアレンジ。さすがに知っているファンも多く場内から歓声と拍手が沸いたが、ひと筋縄ではいかない展開で最後の最後まで驚かせた。
そして、カバーのラストは松田聖子の「SWEET MEMORIES」。チャック・ベリーを彷彿させるロックンロールのアレンジに乗せて、ユーモアを交えながらさわやかなハモりも聴かせてくれた。また、本編ラストの「THE BUNGY」では、いきなり裏拍の手拍子講座を開講。完璧なリズムに思わず“気持ちいい〜!”と、光村龍哉(Vo&Gu)は感嘆の声。MCでは“年間何十本とライブをやっているけど、たまにはこういうセットリストもいいよね!”と光村。いつもとはひと味違ったムードながら、メンバーもファンもニコニコの大満足のロックンロールな一夜になった。