【PENGIN】
取材:土屋恵介
ストレートな気持ちを歌う僕らの原点の
曲
「世界に一人のシンデレラ」は、インディーズ時代から歌い続けてるバラードなんですね。
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もともとは19歳の頃に、XICOのお姉ちゃんの結婚式で歌おうというのがきっかけで作ったラブソングなんです。それに、この曲がなければ、今のPENGINがなかったかもしれない曲でもあって。初めて書いた真っすぐなラブソングだったし、自分の気持ちをストレートに歌うっていうのがここから始まったんです。
DJ カットー
僕がヘルプでDJをやってた頃から歌ってた曲で、お客さんの反応もすごかったですね。今も沖縄で当時聴いてくれていた人たちが、PENGINって名前を知らなくても“シンデレラ”を歌ってた人たちって覚えてくれたりするんです。
XICO
ずっとストリートで歌い続けて、東京まで持ってきたんです。1度インディーズで出したけど、メジャーでより多くの人に聴いてもらいたくて、リリースしようって。
PENGINと歩んできた、すごく重要な曲だったんですね。アレンジや歌詞は変えたのですか?
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少しキーを変えただけで、アレンジはほとんど変わってないです。歌詞は、あえてそのままにしました。今見るとストレートすぎて、まだまだなところもあるけど、当時の気持ちを大切に、そのまま出したかったので。当時好きだった子に対してのリアルな気持ちを書いたものなので、今回のレコーディングでは、その頃の彼女を好きだった気持ちや思いを込めて歌いましたね。
XICO
僕は、まだ見ぬ“世界に一人のシンデレラ”を想像しながら歌いました(笑)。
歌詞の中で特に思いが込められてるフレーズは?
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“この先五十年愛します いや生命の終わりまで一緒です”ってとこ。ほんとストレートすぎて、今こんなこと書けないですね(笑)。あと“世界に一人のシンデレラ”って耳に残るワードも、今思えばよく出てきたな。
XICO
“今君へ向けた全ての誓いをこのリングの輝きに変えるよ”ってとこに、僕の思いが込められてますね。僕はアネキの結婚式の絵を浮かべつつ、当時好きだった子に向けて、男としてひとりの女性をずっと大切にできるかって気持ちを書いたんです。
この曲は、まさに普遍的なラブソングですね。
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そうですね。5年後10年後と、ずっと歌い続けられるラブソングだなって思ってますね。この曲には、恋愛をしていく中で誰もが思う気持ちが描かれてます。大切な人や好きな人を思いながらでもいいし、今から始まる恋を想像したり、終わった恋を思い返しながらでもいいので、この曲を聴いて愛にあふれた気持ちになってくれたらうれしいですね。
XICO
幸せな時に聴いてほしいです。恋人と幸せを確かめ合って聴くのもいいかな。ちなみに発売日は、シンデレラにちなんで“9月2日=靴の日”なんですよ(笑)。
DJ カットー
19歳当時の純粋な気持ちが詰まっていて、メロディアスという今の僕らの原点の曲なので、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいですね。あと、片思いの人、長く付き合ってる人が、自分の気持ちを再確認するのにいい曲かも(笑)。
アーティスト