【AK-69】『NON FICTION 一夜限りの
プレミアム・ライブ』2016年2月27日
at 豊洲PIT

取材:土屋恵介

 自身の事務所『Flying B Entertainment』を立ち上げ、新たなスタートを切ったAK-69がワンマンライヴ『NON FICTION 一夜限りのプレミアム・ライブ』を開催した。本公演はバックバンドを従え、自身の歴史を綴っていくという、まさにプレミアムな内容だ。

 「The Cartel From Streets」「The Throne」などを歌い終えたあと、“名古屋で荒んでいた時にヒップホップと出会い、俺は俺のやり方で、底辺から這い上がってきた”と語り「雨音」を披露し、彼の原点的なB-NINJAHとの「Move on」など次々と投下。そして、MCでは紆余曲折あったこれまでを赤裸々に語る。その出来事がリアルに楽曲に反映されているだけに、ドキュメントムービーを生で観ているような感覚だ。さらに、単に彼のストーリーを追うだけでなく、トークボクサーのLIL'Jやダンサーが入ったりとエンターテインメントされたステージングに、観客の熱量もグングン上昇していく。「THE RED MAGIC」やアメリカのラッパー、ファボラスとの「Oh Lord Featuring Fabolous」など、彼のターニングポイントとなったナンバーを歌唱し、「THE INDEPENDENT KING」をパワフルにラップ。そして、“俺みたいなB級でも、ひとつのことを思い続けて、研ぎ澄ませていけば何かが生まれる。“諦めなかったら夢叶う”とか、そんな綺麗事を言うつもりは一切ありません。だけど、踏み出す一歩がなかったら夢や目標は叶わない。それだけは断言しといてやる”と声を上げた。新たなスタートを歌う新曲「Flying B」を歌い上げ、ライヴ本編をフィニッシュ。アンコールを含め約3時間。AK-69のこれまでとこれからを感じさせる濃密なライヴだった。

セットリスト

  1. The Cartel From Streets
  2. Prologue -The Man They Call Rain Man-
  3. The Throne
  4. 雨音
  5. Underground Kingz
  6. NGY
  7. Click da trigger
  8. CROWZ
  9. From the street
  10. Move on
  11. WHO ARE U ?
  12. You don’t care
  13. Ding Ding Dong ~心の鐘~
  14. IRON HORSE -No Mark-
  15. THE RED MAGIC
  16. SWAG WALK
  17. Oh Lord feat.Fabolous -REMIX-
  18. ICU
  19. START IT AGAIN
  20. Warriors
  21. Lookin’ In My Eyez
  22. ロッカールーム -Go Hard or Go Home-
  23. Rolls-Royce,Diamonds,Bixxhes -Remix-
  24. Buzzin’
  25. #BOSSLIFE
  26. THE INDEPENDENT KING
  27. Flying B
  28. <ENCORE>
  29. PUBLIC ENEMY
  30. Only God Can Judge Me
  31. Give Me Just One Night
  32. And I love You So
  33. YELLOW GOLD
  34. A Hundred Bottles
  35. We Don’t Stop feat.Fat Joe
  36. ONE
  37. IT’S OK
AK-69 プロフィール

エーケーシックスティーナイン:唯一無二のラップと歌の二刀流の先駆者としてアーティスト活動をスタート。マスメディアに一切見向きもされない名古屋時代に全国のクラブで年間180本のライブをこなし、ライブを見たファンの評価のみでインディーズながらアルバム2作でゴールドディスク、オリコンDVDチャート1位を獲得。その後、渡米しニューヨークのNo.1 HIP HOPラジオ局と名高い“HOT97”に日本人として初のインタビューを受け、同局主催イベントへのライブにも出演。そして、アメリカの伝説的なHIP HOPレーベル「Def Jam Recordings」との契約を果たすまでに至った。己の生き様から生まれる“言霊”が男女問わず競争社会で戦っているトップアスリートや経営者にも共感を生み、高級自動車メーカー、高級時計ブランド、スポーツチームなどさまざまな企業のアンバサダーも務めている。AK-69 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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