【Mizca】前へ踏み出そうとする人へ

もう一歩踏み出せるように

巷を賑わすエアーバンド、ゴールデンボンバーの鬼流院 翔(Vo-karu)がプロデュースを務めた「らふぃおら(女子キーバージョン)」は、Mizcaからみんなに贈る愛情たっぷりの応援歌!
取材:ジャガー

ゴールデンボンバーの鬼流院 翔(Vo-karu)さんのプロデュース…と、また面白いことを考えましたね(笑)。

ゴールデンボンバーのDVDがすごい面白かったんですよ。曲も『元カレ殺ス』とか、今までにない感じじゃないですか。でも、すごく良い曲なんです。耳に残るし、歌詞も心にグッと来るもので。『らふぃおら』も聴いただけで元気をもらえるところに惹かれて、“女子キーバージョン”として今回カバーさせてもらったんです。あと、Mizcaとしてエレクトロを主体にやってきて、こういうシンプルに突き刺さる曲が新鮮だったのもあります。

確かに、前向きな言葉と自然と入って来るメロディーのおかげで明るい気持ちになりました。

口ずさめるメロディーが素敵ですよね。歌っていて前向きになれる曲…男性だけに向けて、女性だけに向けてっていうのではなく、性別年齢問わず、気分が落ち込んだ時に必要なメッセージが詰まってるなと。特に震災があって…怖い思いも、悲しい思いもしたけど、今は立ち上がろうとみんなが必死になってるじゃないですか。そういう前へ踏み出そうとする人へ、もう一歩踏み出せるように歌いたかったですね。

では、鬼流院さんとはどういうやりとりをされたのですか?

実は…お互い人見知り同士であんまり喋ってないんですよね。挨拶以外は、近くにいるけど、なかなかふれあうこともなく…だから、会話も弾まなくて(笑)。ゴールデンボンバーの原曲では《泣くなよ》だった歌詞を女性らしく《泣かないで》って微調整をしたんですけど、その修正をしている時も横にいてくれるんですけど、特に話さなかったですね(笑)。鬼流院さんには“自由に感じたままに歌ってください”って言われたので、歌入れの時も私が感じたままを歌いましたし。

(笑)。鬼流院さんが歌う「らふぃおら」は力強く包容力がありましたが、Mizcaさんが歌うと優しい印象になりましたね。

いつもみたいにエフェクトをかけることなく、完全に生声で通しているので、自然体に近いですよね。Mizcaよりも光岡昌美に近い感じが、優しさにつながったのかもしれません。

恋愛を題材にしていないっていうのも珍しいですよね。

そうですね。今まで歌ってきた曲は恋愛がテーマで、あまり直接的な表現をしてこなかったので、歌詞の内容を理解するのに苦労する部分もあったと思うんですよ。そういう言葉遊び的な部分を楽しんでもらう曲だったので。でも、今回は本当にシンプルな歌詞で、すーっと歌に入っていけるんじゃないかな。ここまでストレートに誰かを元気付けるための曲ってなかったので、私自身新しい感覚で歌うことができました。

続く、2曲目の「Delightfully」も前向きな楽曲ですが、これは「らふぃおら」があったから生まれた曲ですか?

いえ、もともと前からあった曲でレコーディングもしていた曲なんです。でも、なかなか発表する良いタイミングがなくて。そうしたら、『らふぃおら』を出すことになったんで、さわやかで明るい『Delightfully』しかない!と。

歌詞のクレジットが“光岡昌美”名義ですが、当時から考えてもここまで光を見た歌詞ってなかったですよね?

これは、曲からインスピレーションを受けて、さわやかで、キラキラした歌詞を書きたくて。エレクトロのMizcaとして曲を聴いてきてくれた人の中には、心の暗い部分を歌っていた光岡昌美を知らない人もいるだろうし、私の昔と今を感じてもらう良い機会になったと思います。
Mizca プロフィール

1986年08月14日生まれ、愛知県豊田市出身。ポップ、そしてキュートな楽曲の世界観を体現する女性シンガー、Mizca。プロデューサーに天才クリエイターpal@popを迎え、エレクトロ・シーンに突如現れたニュー・アイコンである。

09年10月、<レコ直>限定のデジタル・シングル「Robotics」でその中毒性の高いサウンドを発表。10年1月に、<日本クラウン>より1stシングル「キラキラ☆」でCDデビュー。また、デコレーション専門誌『Deco&Deco』から“デコクイーン”の称号を授かり、デコ・シンガーとしても話題に。マイク/マイク・スタンド/イヤーモニターと自らデコを施すなど、タレント性の評価も高い注目のシンガー。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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