L→R 河井純一a.k.a NAUGHTY BO-Z(Produce&Composer)、片桐舞子(Vo)

L→R 河井純一a.k.a NAUGHTY BO-Z(Produce&Composer)、片桐舞子(Vo)

【MAY'S】私たちからの“愛”が今回
のアルバムには凝縮されている

ヒットシングルはもちろん、タイアップ曲や豪華コラボ曲など全16曲を収録する2ndアルバム『Amazing』。さまざまな“愛”をテーマにした楽曲が詰まった作品には、“聴き終わった後に大きな愛に包まれているような感覚になってほしい”という想いも込められている。
取材:石田博嗣

2009年は1stアルバム『Dreaming』を発表し、3枚のシングルのリリースやワンマンライヴなど精力的に活動されていましたが、振り返ってみてどんな1年でしたか?

舞子
今までの人生で一番、あっと言う間の1年でした(笑)。制作に、リリースに、ライブに、と全国各地を走り回りつつスタジオに直行っていう。忙しい毎日でしたが、毎日が充実していて、日々濃厚で。その分、応援してくれているファンのみなさんにたくさん会えて、その度に元気をもらっていました。ハードスケジュールの中で、大きく体調を崩すことなく過ごせたのは、みんなの前で元気な姿を見せていたいっていう気持ちが強かったからだと思います。本当にファンのみんなに支えてもらった1年です。

そんな中で制作された2ndアルバム『Amazing』が発表されたわけですが、やはり「I WISH」「I LOVE YOU が言えなくて」「ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~」というシングルを軸に構想を練っていった感じですか?

舞子
シングルを3曲リリースしてのアルバムということで、この3曲の流れから自然に制作していきましたね。今回のアルバムの一番の特徴は、今のMAY'Sの音や感情がそのままに表現されているところだと思います。あれもこれも追いかけるのではなく、今表現したいことやサウンドを素直にかたちにしていきました。やはり、2009年の1年を通して、MAY'Sの音楽を受け止めてくれるみんなの存在が、私たちにとってどれだけ大きなものかっていうのを感じていて…そういう意味で、私たちからの“愛”が今回のアルバムには凝縮されていると思います。
河井
前作の『Dreaming』はそれまでに2年近くMAY'S単体でのアルバムリリースが空いていたので、ストックなども結構あったんです。でも、今回は前作からの1年間で作った曲たちばかりなので、本当に“今”のMAY'Sの音をしてる作品だと思います。

本作での注目は、May J.さんとのコラボ曲「恋をしてた ~Say Goodbye~」ですが、曲作りでこだわったところは?

河井
こういうジャンルの女性ヴォーカルがデュエットするって、意外と前例があまりないんですよね。だから、楽曲のクオリティーはもちろんですが、ビジュアルワークも含めて、スタイリッシュにオシャレに見えるように意識しました。
舞子
may×2(メイメイ)プロジェクトの第1弾で「Sing for you」を一緒に歌って、改めてMay J.の良さを知ることができたんです。だからこそ、MAY'Sプロデュースの第2弾では、彼女の良い部分をもっと引き出したいなっていう気持ちで制作しました。メロディーも歌詞も、カッコ良さも内容も、全部がひとつになっているMAY'Sらしさが特に出せた曲になっています。女の子同士で歌うからこそ、女の子たちに向けて背中を押してあげられるメッセージを歌いたかったので、失恋の中から立ち上がり、前を向いて歩いていく女の子の気持ちを書きました。それにしても、本当にMay J.とは歌っていて息が合うので、ふたりのハーモニーにも注目して聴いてもらいたいです。

興味深いのが、ゴスペルの「Amazing」、歌声でシーンを描く「Come back to me.」、アカペラの「♯1 My Song」。これらはインタールード的に入れたものになるのですか?

河井
舞子プロデュースというかたちで作った初めての曲ですね。全ての曲が完成して、曲順も決まってから作ったので、前後の曲にビンゴでハマってると思います。インタールード的な役割なんですが、あえてインタールードとは表記しなかったのも、歌詞がブックレットに載っていないのも、MAY'Sからのちょっとした意地悪だったりします(笑)。
舞子
全曲出来上がって、曲順を決めてからインタールードを作ろうっていうのは決めていて…実際にそのようにして制作したんですが、“インタールード=インスト”っていうわけではないんですよね。『Amazing』では私たちが思う“愛”をテーマにしているのだから、それを伝える上で“歌”が必要不可欠だったんです。だから、3曲とも歌が中心になっていて、結果的にアルバムを支える大きな役割になってくれました。私自身、初めてプロデュースをしたんですが、歌だけで一曲を表現する部分のスキルだったり、私が歌うことへの意味を盛り込んでいるところが、他の曲とは違ったところだと思います。

あと、アルバムタイトルの“Amazing”に込めた想いについてうかがいたいのですが。

舞子
“Amazing”というタイトルにはふたつの意味があって、ひとつは驚きや感動がたくさんあるアルバムだよということ。そしてもうひとつは、このアルバムを聴いてくれた人みんな自身が、身の回りにある小さな幸せに気付いて、毎日を喜びと驚きに変えていってほしいという願いなんです。みんなが経験する毎日の中に、たくさんの愛が潜んでいると私は思うので、聴き終わった後に何か大きな愛に包まれているような感覚になってもらえたらうれしいですね。

最後に、2月28日からスタートするワンマンツアー『MAY'S Live Tour 2010 “Amazing” with Aya na ture』への意気込みをお願いします!

河井
MAY'Sは結成してから2010年で8年になります。そして、メジャーデビューしてから1年半ぐらい。曲数もかなり増えました(笑)。とりあえずこの膨大な曲数から何を演奏するかをチョイスするのが大変ですね。きっと、ファンのみなさんにも“これを聴きたい!!”っていうのがあると思うので、そういうリクエストにも応えていきたいです。
舞子
とにかく、全国7カ所でのワンマンツアーなので、ここでしか伝えられないことをいっぱい伝えたいと思います。ワンマンならではなステージやパフォーマンス、MAY'Sの曲を生で聴く良さをみんなに知ってほしいです。絶対に、“Amazing”なツアーになることは、間違いないと思います!! ぜひ来てください!!
『Amazing』 2010年01月13日発売Venus-B/KING RECORDS
    • 初回盤(DVD付)
    • KICS-91512 3800円
    • 通常盤
    • KICS-1512 3000円
MAY'S プロフィール

メイズ:ヴォーカルの片桐舞子とトラックメイカーの河井純一によるユニット。2005年、インディーズでミニアルバム『Drawing』をリリース。キャッチーな楽曲が支持を受け、08年にメジャーデビュー。数々のアーティストとのコラボをはじめ、それぞれのソロ活動など幅広く活動を行なっている。MAY'S オフィシャルHP
MAY'S オフィシャルFacebook
MAY'S オフィシャルTwitter
MAY'S オフィシャブログ

OKMusic編集部

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